四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ジュウニヒトエと蝶たち

2016-04-24 15:31:00 | 埼玉
4月20日 埼玉にて

山道の左右にジュウニヒトエが咲いており、そこに複数のミヤマセセリとスジグロシロチョウが来て忙しそうに吸蜜していました。


ミヤマセセリ


スジグロシロチョウ

ジュウニヒトエのところで蝶の訪花を見たのは初めてのような気がします。よほど環境や花の姿が良かったんでしょうね。近くに紫色の花もある、とすれ違ったご婦人たちが教えてくれましたが、通り過ぎたようで残念。


4月22日 南多摩にて

谷戸のベンチで休憩していると、タンポポに交尾中のベニシジミが舞い降りました。


ベニシジミ

大きい方(♀)は、口吻を動かし蜜を求め歩いて前進しようとしますが、後ろの♂が引っ張るので、後退りするシーンもありました。交尾中にも栄養補給・・・そういう場面も初めてだったかもしれません。

追記(5月4日)


道端の花壇にはジュウニヒトエに似た園芸種がありました。セイヨウジュウニヒトエです。アジュカとも呼ばれています。


セイヨウジュウニヒトエ 紫花(4月20日撮影)


ピンク花

uke-enさんのコメントに出てきたので、追加しました。

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コツバメ・ミヤマセセリ初見

2016-04-02 13:17:00 | 南多摩
3月22日 コツバメを初見。

3月31日

草地に行き少し待つとコツバメが登場し、テリ張りを始めました。


コツバメ 11:03


同一個体 


同一個体

さらに小さいコツバメが来て並ぶシーンもありましたが、撮りそこなう。


コツバメの幻光

低い位置の杉枝先に止まるコツバメを3枚撮影。そのうちの1枚の前翅の縁毛に、青色の幻光が少し見られました。

今まで食草のアセビ近くでコツバメ撮影が果せないでいましたが、アセビ周辺で待機していると、1頭現れ、葉の上で止まりました。


コツバメ 12:07撮影

行動がゆっくり、前翅先端に丸みがあることから、♀ではないかと思います。しばらくして、近くで♂同士によると思われる小競り合いが見られました。

テングチョウもやってきました。


テングチョウ

そのテングチョウですが、ちょうど産卵の時期を迎えたようで、エノキの高所で枝先にまとわるように舞っていました。隣のエノキでは、枝が3m位の低い位置に張り出し、1頭の好みの高さだったようで、産卵行動を繰り返していました。
以下、すべて同一個体です。


テングチョウ♀ 産卵行動



この個体は、枝の伸びる方向と逆向きに新芽の上付近に止まっています。


テングチョウ♀

途中、下の地面に降りて小休止。さらに観察を続ける。





いったん飛び立ち、別の枝に止まると、少し歩いて枝の先端の新芽を確認、
そこで向きを逆転し、頭を枝先と反対の向きになり、新芽に腹端を接触させていました。別の個体でも同じようにして産卵行動するのか、確認したいところです。

ようやくミヤマセセリを初見。いきなり♀を目撃したところを見ると、♂は1週間以上前に出現していたのでは。


ミヤマセセリ♀


ミヤマセセリ♂

しばらくして♂も撮影できました。



タチツボスミレ

林内の小径の脇に、一際大きいタチツボスミレが咲いていました。適度な日照と林床の栄養のなせる業でしょうか。
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