四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

2012年の蝶

2012-12-31 16:52:00 | 
2012年も多くの蝶との出会いがありました。長野県・山梨県にもでかけましたが、今回は普段出掛けている町田市・相模原市・小田原市で出会った蝶たちを振り返って1年を締め括りたいと思います。




雪の翌朝のウラギンシジミ(1月24日)

新年早々、町田の谷戸を訪れたら、ウラギンシジミが同じ木の葉裏に何頭も静止していました。この越冬態勢が春まで続くのかと期待して通った日々。
雪がやんだ1月24日の朝、元気で生きているか見に行った時の写真です。雪解けのしずくが葉を伝い、ウラギンシジミも無事吸水できただろうとホッとした瞬間です。




ギフチョウ(4月9日、相模原市緑区)

この日は汗ばむような陽気で蝶愛好家も多く、庭先に咲くカタクリにギフチョウが吸蜜しに訪れた時は、大勢が押しかけての撮影になりました。翌日の朝日新聞には、これとほぼ同じアングルでの写真を載せた「春の女神が舞う」との紹介記事が掲載され、世の中は狭いものだと改めて思いました。


ミヤマカラスアゲハ♀とオナガアゲハ♂(5月17日、町田市)

渓流沿いのオオムラサキツツジが咲きそろい、ミヤマカラスアゲハとオナガアゲハが仲良く吸蜜しに来ていました。

初夏


ヒオドシチョウ(6月13日、町田市)

多摩丘陵の草地斜面に新鮮なヒオドシチョウが舞い降りました。近付くと、丸太の柵に移動し、長いこと撮影に付き合ってくれました。まだ初々しく人を恐れないようでした。この付近で羽化したばかりではないかと思います。

盛夏


足柄平野からの富士山(8月2日、小田原市)

暑いさなかでしたが、長く勤めていた小田原の酒匂川流域を歩きました。田んぼの向こうに酒匂川の堤防、その奥に箱根の尾根と矢倉岳、富士山が見渡せます。


アサマイチモンジ

この付近にはアサマイチモンジが見られました。普段みるのはイチモンジチョウばかりなので新鮮な出会いでした。




キアゲハ(9月12日、相模原市南区)

相模原公園の蝶を調査することになり、朝花壇に行くと、ブルーサルビアにキアゲハが来て長時間吸蜜を楽しんでいました。


ボリジ(11月7日)

ボリジという1年草の種がこぼれ、2株密かに咲いていました。丹念に歩いているとこういう思わぬ発見も。

晩秋


ムラサキシジミ♀(11月18日、町田市)

初冬から気温の低い日が続きましたが、そうなる前に見つけた、ムラサキシジミの日向ぼっこ姿です。

この1年、ご訪問いただどうもきありがとうございました。

それでは皆さん、どうぞ良い年をお迎えください。

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12月の相模原公園

2012-12-23 15:58:00 | 相模原公園・北公園
12月の中頃、相模原公園を散歩しました。






メタセコイア並木 (12月14日撮影)

メタセコイア並木の黄葉は、10日ほど前には写真のような状態でしたが、その後の急激な冷え込みでもう葉を落としたのではないかと思います。


スジグロフユエダシャク

メタセコイア並木から階段を上った辺りの「こもれびの径」では、ベージュ色の蛾「スジグロフユエダシャク」がたくさん舞っていました。見渡せば20頭ぐらいは見える感じです。毎度のことながらなかなか止まらないので、1頭に狙いを定めて追うと、やっと枯れ草に止まったので撮影。
通りすがりのご夫婦に「チョウチョですか?」と質問されたので、これは、スジグロフユエダシャクという蛾なんですよ。雌には翅がないのでどこかに止まって待っているんですが、その雌を探してこうして止まることもなく飛び続けているんです」とご説明。「あ、そうなんですか、今年は去年より多いような気がします」と。注目する人もいることを嬉しく思いました。


パンジー

本当は、相模原公園でムラサキシジミやムラサキツバメの日向ぼっこ姿を見たくて来たのですが、とうとう蝶には1頭も出会えませんでした。越冬中のウラギンシジミもまったく見当たりませんでした。



12月16日、相模原市グリーンホールで、モーツァルトのレクイエムの演奏会に出演。最後の方の練習では団員200人の声が揃うようになり、本番ではオーケストラと共にホールの大勢のお客様に良い演奏を聴いていただけたのではないかと思います。やはり気持の集中が肝心だと再認識した次第です。永遠の平和を祈りつつ、今年一年を締めくくる素晴らしいステージとなりました。

その後、いくつかの原稿を仕上げて投稿を済ませました。

12月22日、自由が丘の会場でバッハのカンタータの合唱練習がありました。これが今年の歌い納め。気持よく歌ってきました。来年の2月に本番を迎えます。

10月頃から何かと多忙になり、腰痛を何度も招いてしまいました。来年は少しセーブしながら、里山歩きと蝶の探索、そして合唱活動に臨んでいきたいと思っています。
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我が家の万両

2012-12-10 16:14:00 | ノンジャンル
我が家の万両です。
上の方と下の方の葉は青々としていますが、赤い実のなる辺りの葉だけ赤く色づいています。実を赤く染める色が葉にも行き渡ってでもいるかのようです。


万両(12月5日)

都合によりしばらくの間、お休みさせていただきます。
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初冬の谷戸の風景

2012-12-06 15:48:00 | 南多摩
午前中は晴れの予想なので、初冬の谷戸を歩いてみました。





今頃が紅葉の見頃でしょうか。農家の方が焚き火をしていたので、撮らせていただきました。



谷戸から尾根への山道を歩く親子とすれ違いました。「すごいね。2歳ぐらいですか?」と声をかけると「1歳8ヶ月です」のこと。お母さんに持ちあげてもらって軽くジャンプしているようです。


クロスじフユエダシャク♂(12月5日)

丘陵の笹藪には、たくさんのスジグロフユエダシャクの雄が退化して翅のない雌を探して笹の少し上をチラチラ飛んでいました。活発な時間帯は、止まらないので撮影は困難。一遍に7頭位が目に入る密度でした。日が傾きかけると、枯れ草や草の葉の上で休息する個体が見られました。


ベニシジミ

笹の葉の先端に止まっているベニシジミも見られました。
その他の蝶:モンキチョウ、ヤマトシジミ、キタテハ。ウラギンシジミも越冬を続けていました。


チャノキの花

谷戸で2つに割った竹に湧き水を流す作業をしていた男性と草や木の剪定の話をしていると、お茶の木が話題に出ました。もう実も落ちていましたが、花も咲き残っていました。
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