四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

オシドリとトモエガモ

2021-01-28 15:31:00 | 
1月14日

トモエガモ♂とオシドリ♂が来ていると聞いたので出かけました。

最初は、岸辺の草むらに隠れていたのか見られませんでした。別の場所を見てから戻ると、カルガモの集団と一緒に泳ぎ始め、池面の木陰に屯していました。
やがて、明るい場所に移動。

オシドリ♂





マイフィールドで出会うのは初めて。鳥は♂が美しいものが多いですが、とりわけ美麗。

トモエガモ♂





トモエガモは、主に日本海側に飛来するが、太平洋側への飛来は稀で、2016年の環境省の調査では、東京都67地点の調査で観察されたトモエガモはわずか1羽、神奈川県187点の調査で4羽。2018年1月調査では、東京都(39地点)、神奈川県(104地点)ともに0羽になっています(文末に調査結果を引用しました)。

コロナ禍の中、オシドリとトモエガモが揃って見られる幸運に巡り合えて心が温まります。


ツーショット

オシドリもトモエガモも相棒となる♀とは散り散りになってしまったのか、どちらも♂単独でした。そんな不運なトモエガモがカルガモに追い払われる場面も一度ありました。お互いに孤独な境遇なためなのか、オシドリ♂とトモエガモ♂が近い距離を泳いだり留まったりしている時間が多いようでした。






1月22日

トモエガモ♂とカルガモ集団は休憩中のものが多く不活発、オシドリは不在でした。

1月27日

池に着くと、カメラマンが数人いてカワセミ♀を撮影中。池の淵を次々に訪れて葉の枯れた樹木の枝先に止まるのを繰り返していました。


カワセミ♀

餌探し

この日はオシドリが戻っていて、カルガモ集団やトモエガモと一緒に池面に群れていました。そのうち、オシドリを先頭に丘に上がろうとしましたが、ギャラリーが多く、池に戻る。しかし、丘に上がりたい衝動にかられたのか、オシドリが飛び立ち、雑木林林床の斜面に舞い降りるのを見て、カルガモたちやトモエガモも飛んで斜面に群れ、落ち葉をつついての餌探しになりました。

オシドリはドングリを見つけていました。







斜面にいたのはほんの数分だったろうか、またもやオシドリが先頭を切って飛び立ち池面にスライドして着水すると、他のカモたちも雪崩を打つように?池面に戻りました。

この日もオシドリ♂とトモエガモ♂が近い場所で過ごしていました。

参考

各都道府県におけるカモ類の確認数(抜粋)
2018年1月 環境省による調査


2016年1月 環境省による調査


コメント