四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

水元公園へ

2015-08-18 20:46:00 | 神谷町・東京
8月5日

葛飾区の水元公園の自然観察会メンバーKさんとIさんに案内していただいて、園内の涼しいコースを歩きました。水元公園には水路があちこちに流れているのが大きな特徴です。





この水路には、チョウトンボが何頭もいました。


チョウトンボ


ウチワヤンマ

沼には、ウチワトンボが。園内のあちこちで見られました。


リスアカネ?

このトンボも沼にいました。


アオスジアゲハ

林内の樹木の間の高いところを何頭もアオスジアゲハが横切っていました。低い位置に現れた個体が葉上にしばらく休憩してくれました。


ゴマダラチョウ

クヌギの樹液酒場でゴマダラチョウ3頭がアカボシゴマダラと一緒に吸汁している場面に遭遇しました。ここではゴマダラチョウが健在なのか勢力を回復したのか。3頭もまとまって見るのは初めてのことで驚きました。
※東京南多摩や神奈川の僕のフィールドでは、近年アカボシゴマダラが優勢でゴマダラチョウはあまり見かけません。


アカボシゴマダラとコムラサキ

水元公園に来たからにはコムラサキに会えないと!と張り切ってきたのですが、最後の最後になってやっとコナラの樹液酒場で見付けました。
アカボシ3頭が樹液の出る場所を専有し、コムラサキ2頭が近くで待機していました。




コムラサキ


コムラサキ♂

幸運にも目の前でそこそこ新鮮な個体を撮影出来ました。開翅シーンも見られましたが、光の加減で輝くような紫色の輝きが見られずちょっと残念。

暑いさなかご案内いただいたKさん、Iさん、楽しい観察会でした。どうも有難うございました。
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初冬の北の丸公園

2014-11-20 15:12:00 | 神谷町・東京
都心に用事があり、北の丸公園に立ち寄りました。


芝生と池

芝生には紅葉が目的なのか大勢集まっていました。


オカリナを吹く

四角い石に二人座っていましたが、相席で座らせてもらい弁当を広げていると、目の前の女性がオカリナで「もみじ」(♪秋の夕日に照るやまもみじ)を吹き始めました。終わると周囲から温かい拍手が自然に起こりました。3曲目は夕焼け小焼け。2曲目はどうしても題名が思い出せません。悔しい、歳ですね。
・・・思い出しました。「七つの子」でした(11月21日追記)。


絵を描く

グループで来ているのか、何人もが池の方を向いて思い思いに写生をしていました。隣の男性は良い絵ですね、などと言葉を交わしていました。都心でもこういうふれあいが自然に出て来るのが公園の良さですね。


千鳥ヶ淵を見おろす

池の反対側の尾根道を進むと、花見で有名な千鳥ヶ淵が眼下に見えました。


ヒヨドリの集まる森

暗い森ではヒヨドリが集って騒いでいました。北の丸公園HPには、野鳥が好む「実のなる木」も多く植えられているとあるので、実をついばみに集まっていたようです。中央にヒヨドリらしい影が写っているのですが・・・


日本武道館入り口

柔道着を来た女子大生のグループが入館していきました。武道館らしい光景です。日本武道館といえば、The Beatlesが初来日した1966年に初公演した場所という記憶が鮮明です。

※カメラ : NIKON D7000
レンズ : NIKON AF-S DX VR Nikkor 18-55mm f3.5-5.6G


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駒沢オリンピック公園

2014-06-21 17:30:00 | 神谷町・東京
先日(6月14日)の午前、合唱練習が東急田園都市線駒沢大学駅近辺であったので、午後近くの駒沢オリンピック公園を一周しました。


自由広場

ベンチで座っていると、2,3頭の蝶が写真中央のケヤキの大木の中で飛ぶのが見えました。証拠写真で確認すると、雑木林に見られるサトキマダラヒカゲでした。大都会にも生息しているのだと再認識しました。


サイクリング・ロード

左のブルーの内側がサイクリングコース、中央の黄色の内側がジョギングコース、その右がウォーキングコースとして利用されているようです。老人や子供も横断するので、サイクリングは危険だと感じました。国営昭和記念公園のように独立したサイクリングコースを設けるべきです。


ユッカラン

ここは運動公園なので花はあまり見られません。このユッカランは大株で見応えがありました。


陸上競技場と塔

駒沢公園を代表する風景ですね。
ここに来たのは実に42年ぶり!若いころを思い出します。


補助競技場付近にて

昔は、芝生の場所があちこちにあり、ギターを持って来たこともありましたが、色々と改変された今となっては、その懐かしい場所がどこなのか分かりませんでした。

それはともかく、42年ぶりに歩いてなかなか感慨深いものがありました。
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秋のアサギマダラ

2013-11-12 12:58:00 | 神谷町・東京
アサギマダラは、神奈川・東京付近では5月~6月に北上東進するのが見られ、10月頃に南下西進する個体を観察することができます。10月31日、八王子市の丘陵地までアサギマダラ観察に出かけました。


No1. アサギマダラ♀(10:40)

幸先良く、丘の上り口で1頭目に出会いました。夏に高原で見てきたものよりも少し傷んで、冷涼な山からの長旅の苦労が忍ばれます。思わずご苦労様と呼びかけたい気持ちになります。


No.2 アサギマダラ♂(12:03)

しばらく日向を歩き、今度は谷を折り返す感じで山の北斜面の日陰の山道を歩いていると、足元からアサギマダラが飛びたちました。そして緩やかに木々の間をぐるぐると飛び、10m位先の高木の枝先に休止。しばらくすると、別個体だと思いますが、1頭が舞い降りて、コウヤボウキに訪花しました。


No.3 アサギマダラ♀(12:08)

その直後、今度は♀が同じコウヤボウキに訪花し、いつものように恍惚とした感じで翅をだらりと下に下ろしていました。近くにはノコンギクが咲いていますが、そちらには見向きもしません。気温は17度。アサギマダラは、22~26度の環境を好むとされていますが、気温の低い日陰の花に舞い降りてくるとは思いもしませんでした。


No.4 アサギマダラ♀(12:30)

東屋が満席だったので、近くのベンチで谷の方を見下ろしながら弁当を広げていると、1頭が谷を少し下りた辺りでヒラヒラ舞っており、コウヤボウキに止まりました。ここも日陰です。ベンチ付近は気温18.5度。

その後、谷のもう少し下でNo.5を目撃。日向を歩いている時に、頭上を通過する個体などN0.6,7に遭遇。どちらも谷の下方へ降りて行き、南方への旅の途上というよりもこの地にとどまっているような印象を受けました。


キジョラン(13:19)

日陰にキジョランが群生していました。冬になると、幼虫による丸い穴の食痕が見られるかもしれません。


No.8 アサギマダラ♀(14:08)


No.9 アサギマダラ♀(14:07)

丘を下った地点で、2頭の♀がやはりコウヤボウキで吸蜜していました。一旦林の中に入り込んでも未練があるのか再びやってきます。気温17.7度。


コウヤボウキ

キク科コウヤボウキ属の落葉低木。10月頃、枝先に13個程の筒状花を付けます。フジバカマにどことなく似ている筒状花の集合した姿がアサギマダラに好まれるのでしょうか。

※フジバカマの花には毒性成分、ピロリジジンアルカロイド(PA)が含まれ、アサギマダラはこれを摂取してPA成分を体内に蓄積することで、鳥などの捕食を敬遠させることが知られています。コウヤボウキがアサギマダラに好まれるとはいえ、PA成分が含まれるという記述は見当たりませんでした。

喜界島の不思議を見ると、10月下旬から次々に本州・四国・九州でマーキングされたアサギマダラが奄美諸島の喜界島に到着しています。今朝の神奈川・東京地方は真冬の寒さになり、そろそろアサギマダラは見られなくなりそうです。

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小石川植物園

2013-03-10 20:06:00 | 神谷町・東京
3月6日、文京区の小石川植物園を散策しました。


ハヤザキマンサク

北アメリカ原産です。


アテツマンサク


アテツマンサク

アテツマンサクは、中国地方と愛媛県に分布し、岡山県阿哲郡で牧野富太郎博士が新種として命名したものです。阿哲郡は、石灰岩質が発達しており、特異な植物群が見られます(説明板より抜粋)。


カンザクラ


トサミズキ


ユキワリイチゲ(キンポウゲ科)


キチョウ

帰り間際に、笹の広がる辺りから2頭のキチョウが姿を現し、ひとしきり飛翔した後、カントウタンポポでゆったりと吸蜜し続けました。他に、キタテハが菜の花やスイバが低く生える草地を巡回していました。

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