四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

真冬の谷戸散歩

2015-01-22 14:45:00 | 南多摩
1月19日
最高気温が11度との予報だったので、谷戸巡りをしました。


谷戸風景 (※FUJIFILM X-S1)

結果からいうと、16日に発見の越冬キタテハも越冬キタキチョウもその場所を離れて行方不明に。法面で越冬中のキタキチョウ・キタテハ・テングチョウを探しても見つかるのはオオカマキリ(ハラビロカマキリかも)の卵嚢ばかりでした。越冬蝶の日光浴も期待したのですが、この日の最高気温(八王子アメダス)は10℃と低く、暖かい谷戸奥でも飛び出す蝶はいませんでした。


オオカマキリの卵嚢

次にルリタテハ越冬中の谷戸へ。
16日に太い竹がリヤカーに積まれて谷戸の上流に運ばれていったその後を見届けてきました。炭焼き小屋の裏手に、煙突用の予備として置かれていました。煙突は垂直ではなく斜めに設置して用いるようです。


炭焼き小屋 (※FUJIFILM X-S1)

その後、谷戸の林縁を歩くと、ウスタビガの空繭がありました。鮮やかな黄緑色で上辺が財布のように閉じられ、底に穴が開いていました。造形的に面白いですね。11月に上辺から羽化しているはずです。




ウスタビガの空繭

蝶は見られませんでしたが、菜の花で3種類のアブ類が吸蜜していました。種名が違っていたら教えて下さい。


ナミアブ


ナミホシヒラタアブ

谷戸の南斜面では、オオイヌノフグリが咲いていました。大寒ですが、光は明るくなり、もう春が近づいているのを感じます。


オオイヌノフグリ


ルリタテハ (※FUJIFILM X-S1)

何も蝶がないと寂しいので、先日とは別のカメラで橋の下のルリタテハを撮影。


ジョウビタキ

帰り際にジョウビタキに出会えました。

撮影(※印以外)
カメラ : NIKON D7000
レンズ : AF-S Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED


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越冬ルリタテハ・キタテハ

2015-01-17 10:13:00 | 南多摩
1月16日
昨晩の雨が上がり、朝から暖かな日差しに恵まれました。
里山歩きに絶好の日和。
越冬する蝶を探しに出かけました。

丘陵地散歩とウラギンシジミ


冨士山(10時23分) 105mm

冬の多摩丘陵に来たら、先ずは冨士山を拝みに尾根頂上へ。丹沢も薄く雪化粧していました。


紅梅 105mm

畑の紅梅が咲きはじめ良い香りが漂っていました。


畑 105mm

雨の翌日の畑に日が降り注ぎ、湯気が立っていました。


ウラギンシジミ(11時30分) 105mm

谷戸北端の南斜面のヒサカキを見上げると、地上約2.5mの葉裏で越冬中のウラギンシジミを新たに見付けました。


ヒサカキ 18-55mm

ウラギンシジミがいた環境です。昨年冬にこの場所の笹の隙間で越冬キタキチョウを発見したことがあったので、今回も探しましたが成果なしでした。


稲荷 18-55mm

この斜面の裏手の笹を縫うように歩道があり、頂上付近にお稲荷さんが祀られていました。地元の人しか分からにようなひっそりとした場所です。

キタテハ


田圃上の農道 18-55mm

別の谷戸へ。この農道を歩いていると、キタテハが足元から舞い上がりました。


キタテハの飛び込んだ場所 105mm

行く先を目で追うと、農道の反対側の畑の縁にある、枯れ草の隙間に迷うことなく飛び込みました。


キタテハの宿(12時33分) 18-55mm

枯れ草の下に静止。約20分後にも静止していたので、その日の宿になったのかもしれません。

ルリタテハ


丸太の橋 18-55mm

昨シーズンに越冬ルリタテハがいた丸太を組み合わせた橋の裏側を覗くと、今シーズンも1頭いました。1月5日に確認していたのですが、橋の上に腹ばいになる苦しい形で頭が湿地に届くなど苦戦して撮影を断念しました。
今回は長靴を履いて水路に下りて何とか撮影にこぎつけました。


ルリタテハ(13時35分) 18-55mm

丸太の下に体を斜めにしてへばりついていました。左の方の丸太の隙間から見える緑色の部分は、橋の向こう側の外界です。丸太の裏側は一部朽ちかけ、ジメジメしており決して良い環境ではないですが、気温が低いのでカビが生えたり生き物が這いまわったりしないのでしょう。ルリタテハにとっては気温変動の少ない安全で好ましい環境なのだろうと想像しています。

気温(八王子アメダス)
11時:10℃、12時:11℃、13時・14時:12℃

撮影
※カメラ : NIKON D7000
レンズ : AF-S Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
NIKON AF-S DX VR Nikkor 18-55mm f3.5-5.6G
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亀ヶ池八幡宮

2015-01-13 15:00:00 | 相模原・県央
1月8日
初詣は、相模原の由緒ある亀ヶ池八幡宮に出かけました。





正月明けの境内は人影も少なく、心静かにお参りできました。
手前に御神木の夫婦銀杏があります。



亀ヶ池八幡宮は、古くより上溝の地に御鎮座し八幡大菩薩と称せられ北相模の農耕開拓の守護神として往古より朝野の御信仰篤いことが知られています。
御祭神は「古事記」「日本書紀」に伝わる第14代仲哀天皇の皇子で後に第15代天皇となる応神天皇(誉田別命)を主祭神としています(亀ヶ池八幡宮HPより)。



鎌倉時代の創建と伝えられますが、昨年8月に「平成の御社殿・御神門」が竣工しました。
幾久しく平和でありますように。
個人的には、健康に生活できますように。昨年秋は関東南部の平地にミドリヒョウモンが多数飛来し驚かされました。今年の初夏には、神奈川近辺でヒョウモンチョウ類がどのような環境で生息しているのか少し探索してみたいと思います。


1月9日
近くの雑木林に出かけて秋にキタキチョウが集まっていた林縁の灌木の間を探しましたが、越冬する姿は見付かりませんでした。越冬明けの3月に出現するのか確認したいと思います。

林縁を枯れ葉をつつきながら移動していく数羽のコジュケイに遭遇しました。




コジュケイ

コジュケイは、中国中南部原産のキジ科の鳥で、大正時代に持ち込まれた外来種です。相模原台地の雑木林でも時々出会いますが、今までは藪の中へと足早に歩き去って撮影できていませんでした。

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越冬キタキチョウ

2015-01-07 17:16:00 | 南多摩
1月5日

今年初めての蝶の調査に出かけました。谷戸の法面の枯草に静止して越冬中のキタキチョウ♀が今年の初見の蝶になりました。

丸太を組み合わせた橋の裏側を覗いたところ、ルリタテハが体を斜めにして静止しているのも見付けました。昨シーズンと同じ橋です。頭を川面に近づけて覗く厳しい形になり、持参したFinderを覗かないとシャッターを切れないカメラ
(NIKON D60)では撮影できず、次回別のカメラで撮影の予定です。




越冬キタキチョウ♀(10時23分)

ウラギンシジミの越冬観察をしていた谷戸(最終チェック:11月28日)および相模原公園(同:12月11日)を訪れましたが、どちらでも越冬個体を見付けられませんでした。今シーズンのもっとも厳しい寒さは、1月2日、3日の最低気温(八王子アメダス)-5~-6℃です。そこで、その寒さで落下した可能性を考え、地面付近の枯れ葉をかき分けて探しましたが発見できませんでした。行方不明になったのはもう少し前のことのように思えます。昨年2月の大雪後に鳥に捕食されて全滅した形跡があったことを考えると、昨年学習した鳥の仕業という可能性も考えられますが、今シーズンの消滅の原因はよく分かりません。
また、過去に越冬ウラギンシジミを目撃した3箇所も探してみましたが見つからず、今シーズンの越冬ウラギンシジミ観察は早くも終了となってしまいました。


太い竹を運搬中

大勢の男性が太い竹をリヤカーに乗せて谷戸の上流の方へ運搬していました。10名で作業するのでしょうか。
「何に使うんですか?」と尋ねると、
「炭焼小屋の煙突に使うんですよ」と教えてくれました。
どのような形で完成するのか、次回見に行こうと思います。

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箱根駅伝 地元の青山学院大学が総合優勝!

2015-01-03 15:06:00 | ノンジャンル
明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

今年の正月は、初雪で迎えました。


初雪 元旦14:01

正月2日・3日は、箱根駅伝をテレビ観戦。
往路は、青山学院大学が2位を4分59秒も引き離してゴールに飛び込んできました。
復路でもその勢いは衰えず、合計タイム10時間49部27秒で総合優勝。
青学の陸上部は、地元相模原市南区にある相模原キャンパスを練習拠点にしています。相模原公園で蝶のフィールド調査をしている最中に、林内の遊歩道や階段を一列になって何回も駆け抜けていきました。蝶の観察が中断してしまいますが、礼儀正しく清々しいので声援を送ったこともありました。いわば地元の選手たち。優勝おめでとう!


青山学院大学が箱根駅伝総合優勝

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最近、眼を含めた体調維持のため、パソコン使用時間を制限せざるを得なくなりました。ゆっくりとしたペースでアップしていきますので、よろしくお付き合いのほどお願いいたします。
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