四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ムクドリのねぐら入り

2013-02-27 20:48:00 | 相模原・県央
家から12分ほどの場所にムクドリの塒(ネグラ)を発見。塒入りの様子を観察しました。

2月24日
夕方の時点で歩数が一万歩に遠く及ばなかったため、日暮れ前に今まで歩いていない南台の方へ足を伸ばしたところ、ムクドリの塒を発見。

2月25日
今度はカメラ持参でムクドリ観察に出かけました。



17:35 数百羽の大集団が旋回。17:40に塒入り開始、約1分で塒入り完了となりました。

2月26日
今度は、集合前から観察したいと思い、少し早く現地に向かう。



17:28 まだムクドリの声はどこにも聞こえず、塒は静かです。写真は、塒A。




17:29 どこからともなく三々五々やってきて電線に集まり始めました。





17:30 こちらは別働隊です。高木に50羽ほど集合し、電線グループよりも賑やかでした。



17:31 ほぼ全体が電線に集結しました。500~600羽でしょうか。




17:35 やがて、高木の方へグループごとに移動を開始。

犬の散歩をする女性が近くに来たので
「いつ頃からこんな風に集まっているんですか?」と聞くと、
「1月下旬頃からです」
犬の散歩はいつも同じ頃に同じコースのことが多いので、毎日同じような光景を見ていたのでしょう。明快な答えが帰ってきました。




17:38 電線から高木に移動を完了。薄暮状態となり、いよいよ塒入り近し。




17:41 塒入りが始まりました。やがて塒入りを一旦完了したのですが・・・




17:45 突然、ねぐらAから一斉に飛び立ちました。仲間同士の諍いが原因なのか、周囲の物音が原因なのか?昨日はそのような事は起こりませんでした。




17:49  飛び立った群れは、高木2箇所に別れて待機しています。




17:51 飛び立って5,6分後、小連隊に別れて再び次々に塒に飛び込んできました。



17:53 藪の中では大賑わいとなっています。



17:59 とっぷりと日が暮れて鳴き声が少なくなってきました。18:07分ごろには静まりかえる。急に寒さを感じ、家路を急ぎました。

塒Aから20m位離れた竹藪にも塒が形成されていました(塒B)。今回は、塒Aを中心に観察しましたが、ほぼ同じ時刻に塒入りが見られました。

2月26日の日没は、17:34分(横浜)です。快晴の時の塒入りは、日没の10~15分位後となりました。

※あるムクドリの塒調査報告によると、全国に178箇所の塒が報告された(報告されない塒も多いだろうとのこと)。そのうち7割が数100羽~数1,000羽の大きさのものであった。多く利用されるのは、竹藪、雑木林で、建物、ヨシ原、街路樹などの例もある。塒は、繁殖期以外の夏・冬に多く見られる。
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多摩川河川敷の光景

2013-02-26 10:56:00 | 南多摩
バッハ・カンタータの合唱練習が登戸の会場で行われたので、終了後、近くの多摩川河川敷を散策しました(2月23日)。


支流の合流地点

対岸は東京都狛江市です。



多摩川を上流に向かい歩くと、釣り人がいくつも釣竿を仕掛けており、10mほど下流の1本がピクピクと反応して釣り人が駆け寄っていました。
小田急線の電車が鉄橋を走行しています。


多摩水道橋

多摩水道橋には世田谷道路が通っています。橋の手前に、漁船が停泊中。


河川敷の荒地

河川敷は荒地になっており、新芽の出たヤナギと思われる木が並んでいました。


出会ったご老人

折りたたみの小さい椅子と双眼鏡を持ったご老人が、「この辺でオオハクチョウを見かけなかった?」と話しかけてきました。
「白いサギは見かけましたが」と答えると、
「昨日は一羽来ていたんだ。あっちの方にいるかもしれない」と言って、上流に向かって歩いて行きました。
オオハクチョウとは珍しい。今日も見つけることができたでしょうか。

NETで多摩川への飛来を調べると、2008年12月16日に世田谷区玉堤に2羽、2009年1月20日に稲城市に成鳥2羽幼鳥2羽、2011年1月28日に稲城市に1羽などの記録が見られます。それ以前はめったに見られていないようでした。
オオハクチョウは10月から4月にかけて冬鳥として日本全国に合計27,000羽ほど飛来し、その多くは東北地方の湖沼や河川で過ごす。近年増加傾向にある。


土手の風景

サイクリング・ジョギング中の人も時々見かけました。
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雛の吊るし飾り・ちりめん細工展

2013-02-24 10:19:00 | 相模原・県央
近くの若松商店街(相模原市南区)にある日本料理「も利田」(モリデン)に昼食を食べに行ったところ、ちょうど店内で「雛の吊るし飾り・ちりめん細工展」をやっていました。


2階の展示室(2月23日撮影)

2階は、畳の二部屋が展示室。ところ狭しと飾られていました。



中央には披露宴の場面がしつらえてあり、
「本日 月のうさぎの披露宴 幸せ!」
とありました。


つるし雛


フキノトウ、ツクシなどの野菜


階段の照明


1階の展示


AKB48のお地蔵様のワンコインストラップ

野菜たっぷりの昼食をいただきました。
展示は、5月6日まで行われているそうです。
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冬牡丹

2013-02-23 10:46:00 | 相模原公園・北公園
相模原公園の水無月園の南斜面で、冬牡丹が咲いていました。


冬牡丹

冬牡丹は寒牡丹とは違うもので、春咲きの牡丹を晩春に鉢上げし、9月頃から冷蔵庫に入れ、12月に温室に移動させるという手間をかけ、短い期間に秋~冬~春を感じさせて冬の時期に開花をさせたものです(相模原公園の看板)。



夕方になると、園芸担当の人が麦わら帽子の上からビニールの覆いを被せていました。

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冬を越すウラギンシジミ

2013-02-21 09:31:00 | 
今年も越冬ウラギンシジミの観察を続けています。2月17日は、この冬一番の厳しい寒さとなり、八王子の最低気温は-7.1℃を記録しました。そこで、この寒さに耐えられたか心配になり、3箇所の観察地をはしごして見て回りました。

1カ所目の川崎市麻生区の谷戸のシラカシでは、行方不明に。とても残念です。

次に町田市の谷戸を訪問。観察中の2頭の無事を確認し安堵しました。


ウラギンシジミ♀(ヒサカキ葉裏、町田市、2月20日)

この雌の傍にはヒサカキの蕾があり大きくなってきました。3月が開花時期なので、花と一緒に撮影できるか楽しみです。


ウラギンシジミ♂(同上)

この雄は、11月29日からずっと同じ場所に留まっている個体です。雌の越冬個体が多いなか、貴重な存在となっています。


ウラギンシジミ♀(相模原市南区)

3カ所目はシラカシ葉裏で越冬中の雌です。午後の時間帯に適度に陽が当たっています。

無事が確認された3頭の越冬ポイントの共通する特徴は、
・風の弱い谷に位置している
・林縁、一日中日が照りつけない
・近くに池がある
ということです。

3月中旬まで無事過ごし越冬完遂してね、と祈っています。

2月20日の天候:晴れ、最高気温7.2℃、最低気温-2.3℃(八王子)
町田の谷戸の気温:6.1℃(12:26)
八王子の気温:5.8℃(12:30)
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