四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

年末のムラサキツバメ

2014-01-07 10:33:00 | 相模原・県央
ムラサキツバメが昨年12月に我が家の庭に初めてやってきました。遅ればせながら書き留めておこうと思います。


ムラサキツバメ♀ 12月5日 8:57

妻がベランダで洗濯物を干している時に、ヤツデ付近で見つけました。駆けつけた時には、椿の葉上にいました。



庭のヤツデの花で吸蜜しています。この強い独特の臭いに惹きつけられてやって来たのでしょうか。



ヤツデの葉上で翅を開き、日光浴。


9:08

今度は日光浴しながら、すぐ下の花に口吻を伸ばして吸蜜しています。食事と日光浴を同時にするのを見たのは初めてでした。


10:15

枯れかけたハクモクレンの葉上で休止しています。ムラサキツバメがよく越冬場所に選ぶような環境です。もっとも、ハクモクレンは真冬に枯れて葉を落としてしまいますから、居続けたとしても引っ越しする運命ではあります。

その後見失いましたが近くをトラックが通過した時にもう一度飛ぶのを見ました。翌日には見られなくなったので、別の場所に移動したようです。同じ日にグリーンカーテンのフジマメにウラナミシジミも飛来。これが庭での蝶の見納めとなりました。

ムラサキツバメ
食草はマテバシイ。200m程の距離の緑道にマテバシイがありますが、どこから飛来したのかは分かりません。暖冬化により近年関東地方に進出してきた蝶の一つですが、ここ相模原の寒さでは越冬できるかどうかかなり厳しそうです。太平洋岸など温暖な地方で成虫越冬し、世代を繰り返して内陸にも分布拡大し、秋になって相模原でも見られるようになるというのが実情かもしれません。


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