昨日はDhrupad声楽家すずき なおさんとグラミー賞にもノミネートされたことのある方TyさんとSteve Odaさんのライブに行って参りました
Nada YogaであるDhrupadは その全ての要素がニャーナヨーガにもバクティヨーガにも通じる修行そのもので音を得るものはVedaの知識を得ることが出来ると言われています
昨夜なおさんが歌われたのは そんな意味を持つRagaで純粋に知識を求める喜びに溢れたエネルギーと なおさん自身のエネルギーが見事にマッチしたものでした
この日 初対面なのに久しぶりってクリアなブルーアイズで真剣に仰ったTyさん
私も初めてお逢いした感覚がなく
もしかしたら前世で出逢っていたのかもねって不思議なご縁を感じました
瞳同様クリアで どこまでも走り抜けていくTyさん独特のTablaの音色にドギマギ
こんなに走り抜けて行くような そして温かかいエネルギーに満ちたTablaの音色は初めて
なおさんとのセッションは喜びに溢れて何かが弾けるように興奮しました
そして ずっと聴きたかったSteve OdaさんのSarode
気さくで温和な人柄が馴染みでるような優しい でも魂を震わせるような深い音色に震えました
Steveさんはギターをされていた子供時代に指を大怪我してSarodeの弦を押さえ爪が人より硬くなったそうです
だから あの独特で硬質で澄んだ音色になるんだそう
Steveさんはアクシデントも時には素晴らしいギフトになるって
写真を撮るのも惜しいくらい美しい時間
なおさんの歌う姿は見る度に神々しくなって行くし
3人とも余りにも果てしないインド古典音楽の世界に対して謙虚で愛に満ち溢れていて 言葉では形容できません
インド古典音楽の醍醐味 その日演奏する曲は奏者すら分からない
その場のエネルギーと共鳴して決まるもの
Steveさんが最後に選んだkirwani
愛という名のRaga
この場に集まった温かい優しいみんなの波動が引き寄せたかのように共鳴し調和していました
人からも音からも広がる美しい波動に震えながら 人の本質は純粋で喜びに溢れた魂だったと想い出した素晴らし過ぎる夜でした
帰り道のもう直ぐ満月となる お月様の明るい光の中にこだまするような静寂な音の余韻が夢の中まで続いてました