ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

背戸口公園

2013-12-03 05:00:00 | 大阪にて

とうとう今年も後1ヶ月、時が経つのは早いものですが、歳を取るのも早いものです。大阪に居るとあちらこちらに出向いておれば、ネタも尽きることも無さそうですが、家に籠って早朝にモモの散歩に出るくらいではネタもそうはありません。ここ暫らくは、南海平野線跡の記事を書こうと今月初旬に病院の帰りに立ち寄ったことをネタにしたいと思います。病院は天王寺区なのですが、すぐ横は生野区、生野区を南北に抜けると平野区に到達することが出来るのです。

             

南海平野駅のあったプロムナードから西へ行くと内環状線があり、その道路を越えると南海平野線跡が残っていると言う情報を得たのでした。未だ秘密保護法案が国会で通ったのではありませんが、法案が法になってしまえば、このような情報を得るということが、ひょっとしたら罪になるのかと思えば、うかうかあちこちに取材に行ってる場合ではありません。どうかこのまま暫らくは、安心してあちらこちらに取材に行けるよう、秘密保護法案は廃案にしてもらいたいものです。

      

探していた南海平野線の跡地は案外すぐに見つかりました。そらそうですわな、南海平野駅のあった辺りからまっすぐ西へ見当をつけて走ればいいのですから。この線路跡を記した公園を背戸口公園と言います。公園内に曲がりながら敷かれた線路は砂場を越えてモニュメントに達します。

             

このモニュメントには南海平野線の駅名が書かれていて、左から(西から)恵美須町・霞町・今池・飛田・阿倍野・苗代田・文の里・桃ヶ池・田辺・駒川町・中野・西平野・平野とひらがなで残されていました。ここはひょっとすると西平野駅のあった場所なのかも知れません。

       

背戸口公園を越えると南海平野線の跡は阪神高速松原線の下に走るようになりますが、真実は逆で南海平野線の上に阪神高速を造ったというのが正しいのです。その側道を走っていると、中野という駅を彷彿させる信号がありました。今川改修の碑もありましたが、平野区の地勢には疎い私は今川とは町名だとばかり思っていました。現に今川と言う川があるのですね。まぁ川と言うより用水路と言う体を為しているのですが・・・。

             

この碑の傍に汚されてよく読めない案内板が埋め込まれていました。この季節ですから何処にサクラが植えられているのか、ピンときませんがこの界隈にはサクラが植えられていて、それを愛でるように花見が催され、日本古来から和歌や俳句で親しまれていたのだから、これからもそういう風土を大切にしていってほしいという趣旨の言葉が書かれていました。

               

阪神高速松原線の下の平地は南海平野線跡、その下には地下鉄谷町線が走っています。平野線の名残が谷町線の駅名にも表れており、ここにも田辺駅があります。そのまま進むと地下鉄の駅こそありませんが、桃ヶ池が見えてくるのです。

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