イギリスの『エコノミスト』誌は日本国の新しい内閣に対して“恐ろしいほどの右寄りの閣僚選びはアジア地域にとって悪い予兆だ”と題した論評記事を載せています。その中で「新政権の真の性質は保守ではなく、過激な国粋主義者たちによる内閣だ」と述べ、閣僚の多くが「戦争時の日本の残虐さをほとんど否定している」と強調、新しい総理大臣については「愛国心を軽視してきた教育法や憲法や戦後日本の平和主義を修正したいと望んできた」と紹介、「安倍氏自身の国粋主義者としての本能や自民党内の過去の亡霊を抑えることは難しい」と、参院選後の本性の剥き出しに警戒していますが、日本のジャーナリズムはどうしてこういう論調を書けないのか、そこが日本国民である私の不満なのです。
広い道とはすぐに分かれて(広い方も大辺路との表示はあった)、また山道に入ります。突然ブロック塀に窓らしきものがある、何に利用していたのか分からないような建物が現れましたが、結局何なのか分かりません。間違いないのは大辺路を歩く人に飲み物などを売るような施設でないことは確かです。
広い道から10分ほど歩いて1枚目の写真の海が見える場所に到着、天気が悪く海が灰色に写っているのが残念です。そこからすぐに紀勢線の線路に出くわしますが、線路を渡ってはいけないと書かれていました。丁度特急が通った後だったので、単線であるこの辺りではすぐには電車はやってきませんが、渡らずに指示通り危なっかしい土手に付いた斜面を降りました。
一応滑り止めのための階段状の物を作ってくれていますが、高さや広さが違うので歩き難いです。
降りると湿地帯、最初に着いた時と同じく小さなトンネルがありました。ただ中は真っ暗、両方水が流れていて、足を踏み外さないか心配です。ここはライトが要りますよ。
出てきたところ、奥は暗くて見えません。最初のトンネルと違って立ったまま歩けますが、距離が長いので暗いのです。栗の木谷橋梁と書かれています。
出てきた側も湿地帯です。その上に紀勢線が走っていることになり、少々危なさを感じます。遠くにサンワの看板が、こんな所に出てくるんですね。
シーサイドサンワの裏側、一度使われなくなったらもう後は荒れ放題、寂れる一方です、誰か買い取る人はいるのでしょうか。
左側に沢山置いてあったダイビング用のボンベ、時々ダイビングの人を見かけるので、ここは未だ使われているのでしょうが、何だか荒れた感じがして、このままでは誰も来なくなるのではないかと思ってしまうような放置状態です。
ここからは42号線を平見下まで歩いて帰ります。問題に思っているのは中辺路にしても大辺路にしても車で行くと(車で行くしか方法はないのですが)停めたところまで戻らなければならないこと、誰かとコンビで行くなら戻ることを考えなくていいので、探索する距離も増える筈なのですが・・・