月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

ルーシー&ラッシー

2008年05月09日 22時15分37秒 | 世界名作劇場(名劇)
昨日BS-2で放送された「南の虹のルーシー」の録画に失敗…
月曜には最終回が放送されるというのに、まさに痛恨のミスでありました

……と、ヘコんでいても仕方がないので、今日の仕事帰りにツタヤへ行って「ルーシー」の最終巻を借りまして、すぐに最終回までの2本を一気に観ました。

この作品、かれこれ3~4回は通して観ていますが、数ある名劇の中でも本当に大好きな作品なんです。ルーシーの無邪気な可愛らしさもさることながら、個人的なポイントは……アーサー・ポップル氏の悲哀 自分の農場を手に入れることを夢見て、希望に胸を膨らませてやって来たオーストラリア…。それなのに土地を手に入れるどころか、不本意な仕事でどうにか糊口をしのぎ、夜は酒びたりの毎日…。そりゃアルコールに溺れたくもなるってもんです もう、他人事に思えなくて、後半のポップルさんの姿を見ると、なんだか目頭が熱くなってしまうのです。

私の「アーサー・ポップル氏への愛情」を語り出したら、とどまるところを知らないので、ここら辺で止めておきますが(笑)、数ある名劇シリーズの中でも、私にとって「赤毛のアン」の次に大好きな作品なのであります。

さて、「ルーシー」を1本だけ借りて帰るのもアレだったので(笑)、ついでに「名犬ラッシー」の第1巻を借りました。この作品は、実は今まで一度も観たことがありません。だけどCDだけは持っているので、主題歌「終わらない物語」「少年の丘」だけは大好きだったりします(笑)。聞く話では、途中で作画崩壊まで起こしているそうで(苦笑)、当時の名劇末期の状況に複雑な思いを寄せつつも、作品そのものを楽しみたいと思っています。

さらについでに、うっかり観るのを忘れていた(笑)、「ゲド戦記」も借りてきました。もうすぐ「ポニョ」も公開されることだし、そろそろ一度は観ておこうかと思いまして(^^);

2年目の孤独と、その向こう

2008年05月09日 01時22分01秒 | 平原綾香
本日5月9日、あーやこと平原綾香さんは24歳のバースデーを迎えられました(≧∀≦)

おめでとうございま~す♪♪♪

思えば私があーやファンになったとき、彼女は22歳になったばかりでした。もともと邦楽に疎かった私は、初めて意識して「Jupiter」を聴いたとき、その歌い手について全く知識がなく、その大人っぽい歌声に、漠然と自分と同じくらい(30歳前後)だと勘違いしたものでした(笑)。その「Jupiter」をレコーディングしたとき、彼女はまだ19歳だったんですよね…。今から思えば失礼な話ですが、それだけ包み込むような、壮大な歌唱力を持っている音楽家だと思って、色々な曲を聴くたびにファンになっていったのでした。もちろん、何度もステージで彼女とお会いした今となっては、24歳のチャーミングなお嬢さんだということを、よ~く理解しております(^。^);

さて、私のあーやファン歴は2年弱になりますが、それは離婚してからの年数にも当てはまります。

私の離婚には、ここには書けない(書きたくない)少々特殊な事情があったもので、正直なかなか立ち直ることが出来ませんでした。今でも完全に立ち直ったとは言い難い面もあって、自分で思った以上に、根深い傷が心に刻まれてしまったことを痛感することが度々あります。私自身、至らない面が多々あったことは認めますが、元嫁の方だって……いくらなんでもヒドイよなぁと(笑)。今さら彼女やその関係者を責められた義理ではありませんが、ずっと「彼女は何も悪くない、悪いのは自分なんだ」と思い続けて、かろうじて封印してきた気持ちが、少しずつながら表に出るようになってきました。

結局のところ、私が十数年抱き続けてきた「愛」なんてものは、所詮は一方通行でしかなかったんだろうなと…。2年を経て、そんな結論じみた実感が頭をよぎり、胸が締め付けられるような虚無感に苛まれそうになったこともありました。新しい職場は楽しいし、友達もたくさん出来たし、ほのかな恋心を抱きそうになった女性もいるし(笑)、決して「孤独」ではないんですよ。だけど家に一人でいる瞬間など…。何かふっと寂寞が襲いかかってくることがあるのです。

そんな時にリリースされた、あーや待望の新曲が「孤独の向こう」だったのです。残念ながらJASRACが認めてくれないもんで(笑)、ここで歌詞を書くことは出来ませんが、ちょうど今の私にとっては、最初のワンフレーズから心にグッと来るものがありました。そして、C/W曲の「一番星」も…。あーや自身が作詞、作曲、そして編曲に打ち込みまでやっているのですが、これが男性視点から書かれている歌詞なんですけど、見事なまでに今の私の心境を反映しているかのような内容で、何度か聴くうちに涙が滲んできました。

それにしても、なんというタイミング(^^); もちろん全くの偶然ではあるんですけど、私と「Jupiter」の出会いも、まさしく偶然だったわけです。音楽の持つチカラって本当に素晴らしいなぁと実感いたしました。まぁ、私というのは弱っちぃ生きものでございますから(笑)、これからも色々と悩まされたり、過去を悔やんだり、寂しくなったり、イジけてみたり(笑)、様々な感情と闘いつつ生きていくことになるのでしょうけど、あーやの曲を聴いていると、不思議に気持ちが落ち着いてくることがあります。まさに癒しの力なんだろうなぁと思います。

しかし音楽というのは、癒しの力と同時に、忘れていたもの、できれば思い出したくないことまでをも、思い出させてしまう効果もありまして…。

この前のNHKの番組で、あーやが「ハート・オブ・ユア・ワールド」という曲を歌いました。ディズニー映画「リトル・マーメイド」の中の1曲です。あーやの歌声は、それは素晴らしいものでしたが、これを聴いて私は別の意味で泣けてきました。……元嫁が大好きな曲だったんですよね、これ(^^);

やっぱり、十ン年も一緒に過ごしてきた人との思い出なんか、そう簡単に忘れられるわけがないんですよね…(T_T) 実に困ったもんですが、まだまだ当面、こんなことを繰り返していくんだろうなぁと思います。あっちはあっちで、私のことなんかキレイサッパリ忘れてしまって、第二の人生を歩んでるんでしょうけど…。ある意味………うらやましいかもしれません(笑)。

くどくど書いてきましたが、これは別に元嫁への「未練」ではないんですよ(^^); 言葉での説明は難しいんですが…。今の私は、元嫁に自分の元に戻ってきて欲しいなんてことは、ひとカケラも思っちゃいません。むしろ今さら戻って来られても困るし(笑)。ただ、十ン年というのはあまりにも長かったし、ほとんど成り行きで離婚してしまったようなものですから(笑)、なんか感覚的に不思議なんですよ。こういう気持ちを断ち切らないことには、新しい彼女なんてできっこない!なんてよく言われますが、今は別に新しい彼女なんて欲しいとも思わないし(^^); いつかはどうにか総括できる日が来るんでしょうかね…。それは私にも分かりません。

ところで、あーやは、よく「がんばる」という言葉を、「頑張る」ではなく「顔晴る」と表記することがあります。これって本当に良い言葉だなぁと思います。「頑なに張る」のではなく「顔が晴れる」のです。言い得て妙だし、本来「がんばる」って姿は我を張るのではなく、顔が晴れることでなければならない気がします。

今日もあーやの曲を聴いて、私なりに顔晴ることにします

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