月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

ドラクエ7に思ひを馳せる

2012年11月01日 20時18分12秒 | ゲーム関連
まだか、まだかと待ち続けること数年…

ようやく3DSでのリメイク版の発売が発表されました。

思えば、これが大人になって初めて買ったドラクエ…

いや、厳密には6の時点でハタチ過ぎていたのですがw

まともな仕事をして、所帯を持って、ドラクエをプレイしたいがために、PS2初期型を4万円も出して購入し、そして買った思い出のドラクエなのでした。

期待しながら始めてみると数時間にわたって敵が出てこず唖然。

ひたすらひたすら石版探し。

鬱ストーリーの連続。

頭が痛くなった立体迷宮。

そして社会人にはキツい100時間もの総プレイ時間。

確かに色々キツかったけど、なんだかんだでストーリーや音楽は結構好きだったのでした。今にして思えば、最後の「ドラクエらしいドラクエ」だった気がします。

火炎斬りが頼もしい種泥棒キーファ。

ツンデレの元祖みたいなマリベル。

オッス!オラ○○!とか言い出しそうなガボ。

再会が楽しみです!!

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
スクウェア・エニックス

あーやPVにハマリ中

2012年08月13日 00時50分27秒 | 平原綾香
最近、あーやのPVを楽しませて頂いております。
ファンになったばかりの頃、「Voyagers」と「」のPVを観まくっていた日々が懐かしい(。・ω・。)

今はドリーさんがYouTube公式で何曲か掲載してくれているので、こうやってブログでストレートに紹介できるのはありがたい限りです。

ということで、近頃お気に入りの3曲をご紹介してみます。

まずはNHK連続テレビ小説「おひさま」の主題歌でもある「おひさま~大切なあなたへ」から。


なんといっても、ワンカメで撮り切ってるところがスゴイです。

かつて「CHRISTMAS LIST」という名曲があり、そのPVも真正面からのワンカメ撮りで、曲に込められたメッセージとともに印象的だったのですが、今回の草原をぐるぐる回る「静かな躍動感」と、あーやのピュアな歌声がマッチしていて、とても惹かれました。

撮影方法について興味をもってググってみたら、あーやとは特に関係のない、この掲示板で話題になっていたようです。

この「おひさま~大切なあなたへ」がリリースされた頃、実に残念なことに私は少々あーや離れを起こしておりましたので、つい最近になってからこの曲の素晴らしさを知った次第です。実にお恥ずかしい限りです。。。

作詞は、そのドラマ「おひさま」の脚本家でもある岡田惠和さん。岡田さんが脚本を書かれた、深津絵里さん主演のドラマ「彼女たちの時代」が大好きな私としては、このコラボは嬉しい限り。そして作曲は、渡辺俊幸さん。同じくドラマ「おひさま」の音楽を担当されたほか、あーやの母校・洗足学園音楽大学の教授も務められています。

実に残念なことに、前述のあーや離れもあって、ドラマ「おひさま」…全く観ておりません(T_T) そもそも現在テレビがない環境なので、観るに観られないという事情もありますが…。


さて次に、カッコイイあーやが観られる「NOT A LOVE SONG


「ラブソングじゃない」と言いつつも、これは「究極のラブソング」なのではないでしょうか。ちょうど「泣かないで」と言われても、涙なしにはいられない音楽座ミュージカル「泣かないで」のように…。

作詞・作曲は、あーやの実姉aikaさんと、Nicolas Farmakalidisさんのコンビ。このお二人はかつて「Path of Independence」という名曲を手がけられていますが、あーやのシングル曲を手がけられたのはこれが最初…のはず。aikaさんご自身も素晴らしい歌声を持つ音楽家であり、あーやに与えてきた影響は計り知れない存在です。あーやとこのお二人、そして父上・平原まことさんが共演した豪華な「平原さん家のコンサート」を大阪で拝見したことがありますが、あれは実に贅沢すぎる空間でした(。・ω・。)

このPV映像のあーやがまた、相変わらず可愛らしいのに、とてもカッコイイんです。「Who said that~」の部分なんて実に鳥肌ものです。ちなみに公式サイトで、このPVの撮影風景が観られます。映像マジックを垣間見た気分です。


そして最後に「My Road


ヨコハマタイヤ アイスガード トリプルプラスのCM曲ですので、耳にされたことのある方もいるかと思います。

あーやは音域がとても広いので、低音と高音のようなイメージで「2人のあーや」が登場するタイプのPVが結構あるのですが(上の「NOT A LOVE SONG」もそうだし、ほかに印象的なものでは「Eternally」など)、この作品もそうです。大地をゆっくり歩くあーやと、歌姫のようなあーや。この対比がすごく印象的で素晴らしいPVです。

作詞はおなじみ松井五郎さん。作曲はおそらくあーや作品には初参加?の堀向彦輝さん。そして「Jupiter」の名アレンジャーでもある坂本昌之さんが編曲を担当されています。あーやの高音部分がまたキレイで、とても聴き心地の良い作品だと思います。


今回取り上げた3曲は、あーや10枚目のオリジナルアルバム「ドキッ!」で聴くことが出来ます。ライブ盤「LOVE STORY TOUR Live Selection」との2枚組なので、ぜひあーやの名曲を堪能してください(・∀・)
ドキッ!
平原綾香
Dreamusic

濱田めぐみさんのドナ

2012年08月11日 01時41分23秒 | ミュージカル/演劇
YouTubeで劇団四季関係の映像を観ていたら、懐かしいものを発見しました。

懐かしいといっても、たかだか2年前なのですが(^_^);



そう、「マンマ・ミーア!」でドナ役を演じる濱田めぐみさんです。ドナ役と決まったときも、若くない?と驚いたものですが(ドナは20歳の娘ソフィのお母さん役)、実際に広島公演でドナ役を観ることが出来たのは結果的に幸運でした。

なぜならその翌年、めぐみさんは四季を退団してしまったのです(T_T)

予想だにしなかった退団により、めぐみさんのドナを観るのは最初で最後になってしまったわけですが、歌唱力はもちろん、やっぱり感情豊かな芝居が本当に上手でした。

ずいぶん前にこのブログでも書いたことがあるのですが、めぐみさんのベル役(美女と野獣)を初めて大阪で観たとき、それまでの四季とはひと味違うセンスを持った女優さんだと思ったのです。まだ当時ハタチそこそこの若造が、何を偉そうに言ってるんだという話ですが(笑)、その後の四季での華々しい活躍の数々、演じたヒロイン数知れず、ディズニー側からの厚い信頼も得て、その後「ライオンキング」「アイーダ」と2作続けて日本初演キャストとしてヒロインを演じた実力の持ち主です。若造の見る目は間違っていなかったのが、今となっては誇りです(^_^);

あと5~6年くらいすると、めぐみさんの実年齢もドナに近づいて、よりいっそう深みのあるドナを演じてくれる気がします。客演でもいいから、ぜひまたその頃にドナ役を演じて欲しいなぁと思っています。かつて音楽座に在籍していたこともある方なので、フリーになられた今、音楽座作品への客演とかもあったら、ぜひ観てみたいですね(。・ω・。)

ということで、この映像は結構貴重です。かつてのシンバとナラ、阿久津陽一郎さんとの共演も二度と観られないかもしれません。今はまだ四季の公式チャンネルに掲載されていますが、メインの俳優が退団している以上、いつ削除されるかも分かりませんので、お好きな方はぜひ今のうちにご覧頂きたいと思います。

ちなみに、この映像でソフィを演じているのは江畑晶慧さん。広島で「マンマ・ミーア!」を観た当時は、そこまで惹かれなかったのですが(失礼)、その後の福岡「ウィキッド」で圧倒的歌唱力を目の当たりにして、思わずファンになってしまったのでした。

ついでに稽古映像もいくつか貼っておきます(すべて公式チャンネルより)。




シンエイ版オバQ設定画

2012年07月29日 11時49分57秒 | 藤子不二雄
藤子・F全集「新オバケのQ太郎」第4巻の巻末「特別資料室」に、1985年よりテレビ朝日系で放送された、シンエイ動画制作のアニメ「オバケのQ太郎」の設定画が掲載されました。設定画といっても、アニメ用のキャラクターデザイン自体というより、制作に先立ち藤子先生ご自身が描き起こされた、デザインの叩き台ともいうべきものです。藤子作品がアニメ化される際には、アニメーターの方が描くキャラクターの設定画の他に、その土台とするための設定画を、原作者ご自身が描かれることがよくありました。そのポーズが、番宣用イラストやキャラクターグッズ等に流用されたりしています。

5年ほど前に「ゆっかりしゃ~ん♪」というタイトルの記事を書いたことがあります。P子が居候する家の女の子・ゆかりさんは、元々の原作「オバケのQ太郎」や「オバケのP子日記」ではA先生が描いておられましたが、その後の「新オバケのQ太郎」ではF先生が描いておられて、しかもアニメ版のデザインはFタッチ風のデザインだったので、ゆかりさんをF先生とA先生のどちらが描かれていたか混同してしまった…という話でした(^_^);

1985年のアニメ化にあたって、原作「新オバケのQ太郎」に登場した、伸ちゃん憧れのマドンナ・河伊伊奈子さんと、以前からP子の居候先として登場していたゆかりさんの設定が統合され、新たに「河井ゆかり」というキャラが作られたのでした。P子の居候先兼・伸ちゃんのマドンナという設定が作られたわけです。

で、そのキャラクターの設定画は、やはりというかF先生が描かれていました。

基本的に正ちゃんたちから見たらお姉さんの位置づけではありますが、年齢的にはおそらく魔美くらいではないかと思います。

原作「新オバケのQ太郎」は、F先生がストーリー構成や作画の大部分を担当され、現在では藤子プロ単独のコピーライトとなっているように、このシンエイ版アニメ「オバケのQ太郎」も、基本的にはF先生側が主導して作られたことが分かります。それではA先生が全くタッチしていないのかというと、原作「新オバケのQ太郎」でも一部キャラクターの作画を担当されていたように…

このアニメ化でも、正ちゃんと伸ちゃんの兄弟だけは、しっかりA先生が設定画を担当されています。「特別資料室」では特に(A先生が描かれた等の)注釈はありませんが、ペンタッチを見れば他のキャラクターと明らかに違います。

時期的にはコンビ解消の数年前ですから、このアニメ化に際しての共同作業が、実質的に最後の合作だったといえるのかもしれません。
※ちなみに映画「忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵」の原作漫画が描かれたのはこの前年ですが、パーマン側のキャラクターを含めてすべてA先生が描いておられますから、それは事実上の合作ではありません。

今回のF全集「オバケのQ太郎」第4巻に収録された作品は幼年誌掲載作品です。幼年誌版では、正ちゃん&伸ちゃんを含めて、すべてF先生が作画されています。正ちゃんは(普段よりも幼い造形なので)あまり違和感がありませんが、伸ちゃんは……なんか違います(^^); 伸ちゃんって、原作での壊れっぷりも含めて、やっぱりAキャラなんだなぁと感じました。失恋に狂った描写とかハンパないですからね(笑)。

藤子・F・不二雄大全集 新オバケのQ太郎 4 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
小学館

「ある日……」「自分会議」etc

2012年07月27日 23時32分34秒 | 藤子不二雄
藤子・F全集の今月配本は「SF・異色短編」第4巻と「新オバケのQ太郎」第4巻でした。そのうち「SF・異色短編」に収録されている作品は、個人的に思い入れが強いものが多かったです。

思い入れというよりも、トラウマでしょうか(´д`);

高校受験を控えた頃、中央公論社から発売されていた「SF全短篇」全3巻を揃え、受験の合間に幾度となく読み返していたのですが、中でも特に怖かった作品は「ある日……」です。ラストページを開くたびに背筋が凍るような思いをしていました。ちょうど東西冷戦で、大量の核爆弾が一瞬にして地球を滅ぼしてしまうような事態が、いつ起きても不思議はないほどに切迫した時代に描かれた作品です。私が読んだ頃にはソ連崩壊も近く、既に実質的に冷戦は終結していたにもかかわらず、一瞬で世界が消え去る恐怖を中学生に植え付けるには十分な説得力を持った作品でした。

そして「自分会議」…これを最初に読んだのは、古書店で見つけたゴールデンコミックス版の「ミノタウロスの皿」で、タイムパラドックスものではあるんですが、見慣れた藤子タッチで、子どもの自殺シーンが描かれるというのは、当時の自分にはあまりに衝撃で…。また、今回の第4巻には掲載されていませんが、同じ「ミノタウロスの皿」に載っていた「間引き」(全集「SF・異色短編」第1巻所収)も、青酸カリ入りのおにぎりを食べさせて、なにくわぬ顔で夫を眺める奥さんにゾゾーッとしたものでした。

他にも名作と名高い「ヒョンヒョロ」、映画「ディープ・インパクト」を先取りしたような作品「箱舟はいっぱい」、「カイケツ小池さん」(全集「SF・異色短編」第1巻所収)の決定版「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」、何とも言えない余韻の残るショートショート「T・Mは絶対に」「大予言」、「流行」という現象に対する痛烈な風刺「オヤジ・ロック」、舞台劇にしたくなるほどに台詞の美しい「カンビュセスの籤」etc……。これだけ個人的思い入れの強い作品を一堂に集められると圧巻の一言です。

SF・異色短編の中では後期の「昨日のおれは今日の敵」「殺され屋」は、比較的コメディ色が強い作品ではありますが、当時から大好きでした。他にも老後の藤子両先生のような2人が登場する「光陰」、並平凡の親戚のような一家が主人公の(笑)「並平家の一日」、ここに挙げなかった作品も含めて、非常に何度も読み返したので、台詞の隅々まで頭に入っているような作品ばかりです。F先生のストーリーテラーとしての才能が輝く作品群を、まだ読んでいない方は、これから読めるのがうらやましいくらいです(´д`)

今回、巻末に貴重なインタビューと、私も初めて読んだコマ漫画「宇宙開拓史」が掲載されているのも有り難いです。「ドラえもん」等の子ども向け作品と比べて、かなり「つっぱなしたような描き方」をしていると語るF先生。今回の第4巻に収録された作品は、その「つっぱなした」感が特に強い作品が多い気がします。F先生は、よく「子どもに夢と希望を与えた…」みたいな語られ方をします。それも間違いではありませんが、決してそれだけに留まる器ではなく、現実の厳しさ、人間の愚かさ、醜さ、儚さ、そして弱さも、しっかりと描ける作家だということを、この巻に掲載された作品を読み返して改めて感じさせられました。

藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
小学館

Twitter