創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

多忙への対応力が勝負

2012-08-21 07:59:39 | Weblog

 おはようございます。今日は「はじめに」の2つ目のまとまった説明、「本書の基本的な考え方」になりました。出だしの1節を以下に転載しています。

『本書の基本コンセプトを大胆に要約すれば以下の通りです。

「高品質のドキュメントを効率的に生産して、初めてオフィスの生産性は向上する」

「ドキュメント情報の共有化は、部門内の各担当者が所有するノウハウの共有化につながる」』

 はじめにがまだまだ続きそうな、読むのが面倒な本のようです。でも、私は20年前、嫌と言うほど読んだため、改めて読むと他人の言葉のように感じられますが、すんなりと頭に入ってきます。当然でしょう。良き理解者と仮想的な会話をしているようなもの、と今朝気が付きました。

 当たり前のことをもっともらしく言っているようにも感じました。基本コンセプトと基本的な考え方は同じ意味か、違うか分かりません。他の手段がないのか、何で初めてと言い切れるのか。この提案は良い解決策のように思えます。でも、仕事の種類や狙う大会によっては軍隊組織のように、指示は命令、命令違反は首、と言う軍隊の管理手法に近い方策も成り立つかも。もちろん、押し付けは大嫌いです。

 昭和30年代のラジオ製造、40年代のテレビ製造、50年代のコンピュータ製造は人海戦術、多くは若い女性の流れ作業でした。自動車は最近まで、多くが期間工の人海戦術でした。人海戦術は、止むを得ず、軍隊的な組織が効率的かも。でも、今は時代が違います。自動化と情報システムの時代です。

 本や論文や報告書など、全て出だしが大事です。普通、内容を良く分からない人がそれらを読みます。読むのも疲れる、もったいぶった出だしはいけません。悪い事例が今日の材料文でしょう。人は、興味がなければ、長い説明に耐えられません。出だしが長いだけで落第です。出だしはまず現場の大写しから。現場の大写しでなければ、映画もテレビも人気になりません。

 知名度のない著者なら即現場、即実践例です。この点が、売る書籍やビジネスの提案書と、博士論文の違いです。博士の論文は引用や過去の事例が大事です。本文が良くても、アインシュタインの論文のように、なかなか評価されません。真に画期的な論文はなかなか世の中から認められません。売れる条件を知らない研究者はなかなかベストセラーを書けません。

 理由を考察してみます。誰もが多忙なのでしょう。人は、精一杯生きているのが普通です。高校生も、交友、ゲーム、じゃれ遊び、だべり、趣味、芸術、スポーツ、何でも教科の勉強と競合します。一般の先生や会社員はなおさらです。仕事だけではすみません。自習、家族への責任、社会貢献、息抜きの趣味が、持ち時間を仕事時間を減らしています。それは人間として必須です。

 人の自由な持ち時間は高々14時間。超難関校なら、できれば、このうち10時間、最低でも4時間、少なくとも1年間、時々の課題に集中し、自習する必要があるでしょう。一番気楽な職業と思われがちのサラリーマンはどうでしょう。拘束時間はまず8時間。短いため、さらに集中力を高めることが必要です。休憩や余暇のだべり、昼食時間、ノミニュケーションでも頭は仕事です。従って、彼らの話している内容で、そのチームの成果はうかがい知れます。

 成長している会社の、各自の問題意識への集中は凄いと私は思っています。特に、アメリカのベンチャー企業の凄さを感じたのは昼休みでした。

 今日はここまでにします。

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