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文武両道、企業人への道

2009-04-23 08:16:44 | 学習
おはようございます。

 文武両道と言えば、開成学園のペンと剣のマークを思い出します。軍国主義の昔はさておき、今の時代、一般に、学生が知識だけでなく、スポーツを通じて人間性すなわち心と身体を磨くべきという、意味を一言で表現するため、先生は文武両道が大切とアドバイスしているのでしょう。健康な身体に健全な精神が宿るのは理想です。でも、なかなかの難問です。一方、私は教育者ではありません。先生の真似事をしている、根っからの企業人です。プラグマティズム、システムおたくです。私の意味は少し違います。文武両道は、一流の企業人になるための、安直な経済的な、高い効率の最適解、であると捉えています。私の話は、泥臭い、生臭い話です。

 サラリーマン、会社員、管理職者、経営者、自営業の人など、私は企業人とまとめています。光陰矢のごとし、邯鄲の夢。フレッシュマンもあっという間に大学を卒業。公務員と教師とフリータと失業者以外の、ほとんどの人がところてん式に企業人になるのかも。しかし、サラリーマンは気楽な稼業ではありません。植木等の歌のように、タイムレコーダがちゃんと押せばどうにかなる、ものではありません。第一、今日、タイムレコーダなる代物は大学にも大企業にもまずありません。少なくとも私が勤めた2社のどの事業所にもありませんでした。今は、裁量労働制の大学や大企業が普通かもしれません。

 裁量労働制とは、労働時間は労働者が自分で決める、目標と成果は労働者と管理者が打ち合わせて決める、ということ。社員が会社に居る時間は1分でも構いません。ただし、上司と相談して決めた目標は100%達成しなければいけません。出来なければ、家で徹夜してでも完成させなければいけません。大変な責任があり、大変な仕組みです。私は好きではありませんでした。

 パソコンで出勤時間と退勤時間を社員各自が自分のワークステーションやパソコン端末から入力する会社もあります。裁量労働制や労働時間を自分で入力するなら、いくらでも不正できると思えるかもしれません。でも怖いことに、コンピュータが管理しています。人間はあてにできる部分と、できない部分があることを経営者や管理者は良く知っているからしっかり管理しています。出社時間や作業時間がコンピュータ記録に残っているかもしれません。不正が見つかれば、言い訳は許されず、減俸か首。自分だけではありません。課長、部長、また大問題が起きれば、重役や社長にまで責任が及びます。

今日はここまでにします。

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1 コメント

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裁量労働制について (Sabu Q. D.Kaneda)
2022-05-26 11:09:15
私は、日本企業のアメリカ法人に6年間駐在しました。
 アメリカで、人を雇った経験があります:
 ーこれまでの経験(Experiences &Contribution)
 ー我々の要件提示(Job Description, Expected Results, Salary)
ー採用のネゴ(当方の資料は、Silicon ValeyのAvarege Salary)
  ー健康保険は、当人負担
    ー評価をどうするか(一年ごとの評価、2年ごとの評価、、)、、

 日本の本社も、形だけの「裁量労働制」を採用しましたが、目標設定の標準が規定されていなかったので、改悪となりました。
 目標の立て方が、人により異なります(真面目な人は、厳しい目標。いい加減な輩は、甘い目標でした。)
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