坪内正人Blog

「見る・聞く・言うそして熱き心で動く」
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色感異常

2006-10-12 23:39:53 | 日々感じること・つれづれなるままに
 たいそうなタイトルですが、「ふと」気がついたことがあって、こんなタイトルにいたしました。

 それにしても、今「キンモクセイ」が、とても良い香りを放っていますよね、下手な芳香剤より、ずっといいかもと思いつつその香りに酔い知れてしまいます。

 さて、タイトルに戻りますが、今日あるスーパーに行きましたら、・・・「赤いトマト」と「赤いにんじん」(写真)って書いてあるのを見つけました。


 えーーー?赤?・・・・どう見ても私には「ニンジン」は赤には見えません。


 そこで思ったことが、この色感異常ってことを思ったんです。日本人は、色に広い意味を持たせていますが、本来の色については感覚があまり発達してなく、鈍感であったり、「異常感覚」だったりするんではないかと。

 たとえば、「あか」い色にしましても中国から赤、紅、朱など幾種類もの文字が伝来したのに、どれも「あか」という訓読みで済ませていませんか。つまり、日本人は、それほど細かにあかい色を分類していなかったんですね、褐色や銅色でさえ赤といいます。

 また、「赤」について奇妙なもんがありますね。奇妙なもんというか言い方が。

 「真っ赤な嘘」というかと思えば「赤い誠」とも言う。嘘と誠が同じ色というのはおかしな話です。「赤恥」というのは恥の色が赤いわけでなく、恥をかくと顔が赤くなるからであろうが、「赤の他人」とか「赤っ下手」というのはどういうわけだろう。

 赤いから「赤ん坊」というのはいいが、「みどり子」ともいうからおかしいですよね。「みどりの黒髪」に至ってはメチャメチャでありますよね。


      「赤」・・・一つとってもこんな感じですよね。

    トマトとニンジンを見て「色感異常」を感じた一日でした。