夢!進行形。港が見える丘ガーデン

ミントさんの庭に憧れて、少しでもブルーガーデンに近づけるように日々奮闘する田舎のおばちゃんの日記です。

本阿弥光悦の大宇宙

2024年02月26日 18時06分26秒 | 美術鑑賞





本館では中尊寺金色堂展をしていましたが
中尊寺には行って、確か観た?
記憶が定かではありませんが、中尊寺には行きました。



東京国立博物館本館

本館から平成館に行く途中にあった大鯨。
どなたの作品か確かめる余裕もありません。


入り口にあった巨大ポスター
キャッチコピーがいいですね!
始めようか、天才観測

さあ観測に行ってきましょう。

「本阿弥光悦の大宇宙」

例によって写真撮影禁止ですので、
画像は多くありませんが、光悦の宇宙を
探って行きましょう。



最初に本阿弥光悦、その人物像に迫ってみます。

光悦は刀剣鑑定の名門家系の生まれ(1558~1637年)で
光悦自身も優れた目利きの力量を持ち、
徳川将軍家や大名たちに一目置かれる存在でした。

国宝の刀、正宗や
同じ国宝の短刀、備州長船などが展示されていましたが
これらを鑑定したのが、光悦だったのでしょうか?

そしてこの展示の最大のお宝



この硯箱


国宝 舟橋蒔絵硯箱
(江戸時代・17世紀)

縦24.2㎝、横22.9㎝、高さ11.8㎝ で
金色の蒔絵に、黒い帯は鉛、その上を立体化された銀板文字が
踊るように散りばめられています。

どのような文字が散りばめられていたのか

源 等 が詠んだ和歌

「東路の佐野の舟橋かけてのみ 思ひわたるを知る人ぞなき」



黒い鉛の部分に上の句の文字を入れていますが
中央部に文字が無く、空白になっています。
意図して舟橋を入れなかったようです。

この黒い鉛を張った部分を橋とみなし
舟橋の文字を入れずに、絵で表現しています。


次は光悦の書について・・

(これはクリアファイルです)

重要文化財
鶴下絵三十六歌仙和歌巻

俵屋宗達の絵の上に、光悦の筆がはいった一巻です。
この長い巻が二竿、展示室の天井で揺らいでいました。


飛び渡る鶴の群れを、金銀泥で描いた料紙に
平安時代までの三十六歌仙の和歌を
散らし書きした一巻です。
鶴の上昇と下降、群れの密度に合わせて
字形と字配りを巧みに変化させています。

光悦の書の凄さは、上の線のように見える「」の文字の
書き始めと書き終わりの細い「命毛」といわれる
筆運びにあります。

また光悦の書は
ひとつの中に、楷書、行書、草書が混ざっている
ものもあります。
このように物事に捕らわれない
表現力は、光悦が信仰していた日蓮の教え
法華経に基づいています。

因習や伝統を壊していくことは
芸術家に必要なことです。



次は
光悦茶碗ー土の刀剣について・・

口づくりや腰、高台の形はさまざまで、
定型のない個性的な光悦の茶碗。
大胆に箆(へら)削りを残していたり、
ざらざらとした素地の土そのままであったり
一椀一椀、実に表情豊かです。







重要文化財

黒楽茶碗 時雨


走り走りの
本阿弥光悦の大宇宙」でしたが
光悦の芸術は宗教と結びついており
物事に捉われない表現力は
現在の芸術にも通じるものであり、
光悦のマルチな才能に触れて
天才観測は大成功裏に終わりました。



歩き疲れ果てて、それでも渋谷まで移動して




台湾料理の麗郷

ここは大昔の40年も昔に行ったことのあるお店。
あの頃とお味が変わっていなければいいのですが・・・・


先ずはこのお店のポピュラーな



腸詰とシジミ

お味は40年前と少しも変わっていません。感激!


豚肉の角煮


ビーフン炒め(これだけイマイチ)

空芯菜炒めと、アワビの煮物は品切れで残念!


エビチャーハン


ちまき


大変美味しく頂きました~
次回に行った時は、人気のバーワンを
オーダーしよう!


次回は、いよいよ箱根です。


今日も来てくださってありがとうございます






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