白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

日本かアメリカか

2009-09-08 14:29:39 | その他
日本行きの話で一番ネックになっているのが私の仕事。
日本に行ったからといって、今の仕事をあきらめたくはない。
せっかく土台ができたのだから、私のキャリアにブランクをつくりたくはない。

そこでリクルーターに履歴書を送ってコンタクトを取ってみた。
コンタクトを取ったのは全部で3つ。
どれも外資系又は英語ができる人を扱う専門のリクルーター。
私はもちろんUSCPAとしての仕事をリクエストした。

三者三様いろんなことを言ってたけど、結局たどり着いたところは、
「残業が多くて当たり前。7時前に退社できるところなんてほとんどない。」
っということ。
しかも子供がいるから保育園に迎えに行かなきゃいけないなんて言うとまず雇ってもらえないらしい。


日本に行けば子供が日本語を学べる。
日本の生活を体験できる。
それが一番の利点。
日本に行きたい理由の90%がこれ。

それにもう一つ、アメリカにいれば英語ができなくて苦労している私でも、日本に行けばとたんに英語が強みになる。
毎日毎日英語のせいで肩身の狭い思いをし、涙をこらえて仕事をしてるから、一度でいいから「できる」気持ちを味わってみたいと言う、ばかげた発想も無きにしも非ず。

でもね、小さい子供がいながら、親が二人ともフルタイムで働いて、残業だらけで、しかも東京で通勤もあるし、そんなことを考えると単純に「無理」という答えにたどり着いた。
少なくとも、もっと調査が必要。
どんな保育園があって、どんな仕事が可能で、どんなところに住んで、などなど。

今の段階ではそれが何もわからない。
ただわかっているのは、キャリアを追求しながら5時半に退社なんてほとんどありえないこと。
日本で既婚子持ち女性がキャリアを持ち続けるのが難しい意味が良くわかった。

それで、少なくとも一年転勤の話は見送らせてもらうことにした。
今動くのはリスクが高すぎる。
せっかくうまくいっている今の暮らしを犠牲にする必要はない。
そう判断した。