白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

聴覚検査

2006-06-20 05:09:00 | その他
今日久しぶりにマー君の聴覚検査があった。
今はCEIDの中に聴覚検査室があって、専門の先生が週2回、オークランドのChildren's hospitalから来てくれている。
昔の(私が嫌っていた)先生とはちがって、子供相手が専門の先生だし、CEIDの先生が一緒だというので、親達がわざわざ行くこともなく、全部お任せの聴覚検査だった。

夫がマー君のお迎えから帰ってくる時間を狙って家に電話をする。(私はまだ職場)
「ねぇー、どうだった?」
気になって仕方がない。
夫は、マー君がすっごくいい子に検査を受けることができたと、先生に誉められたことを喜んで伝えた。
そんなことより、聞こえのほうはどうなのよーーー。
イラつく私。
「うん、変わってないって。よかったよかった。」っと夫。

そう、変わってないということは、悪くなってないということ、いいこと、なんだけど、全然嬉しくない。

・・・何を期待してるんだろう、私は。
聴覚検査をするたびに、本当はマー君はもっと聞こえているじゃないかと期待してしまう。
前の検査では、マー君はまだ幼かったから、小さい音に興味を持たなかっただけで、本当は聞こえていたんだけど、反応を見せなかっただけなんじゃないか・・・っとか。。
今度の検査ではきっと、全部の音に反応して、「マー君、本当は難聴じゃなかったのねぇ」って先生達が驚くんじゃないかとか。。
検査が終わるたびに、「実は普通に聞こえてました、今まで誤診でした」っと言われることを心のどこかで期待している自分がいる。

それから聴覚検査だけではなく、言葉の発達進度の検査もあったらしい。
絵や写真を見て、「○○は何所にある」などと聞いて、語彙の大きさを調べたり、話かけて会話の理解度を測ったりするものならしい。

その結果は、目標値をはるかに上回るいい結果だったようだ。
でも、その目標値というのがよくわからん。
夫よ、ちゃんと聞いて来い!
マー君の難聴レベルからしての目標値なんだろうか、それとも一般の2歳児の目標値なんだろうか。
たぶん、前者だろうなぁ。
一般の2歳児と比べたら、親の贔屓目でもマー君の言葉の成長が平均を上回ってるとは思えん。

先生達は、親を喜ばせようとしてくれる。
でも、何を言われてもなぁーんか満足しないのよねぇ。

ただ普通であって欲しいのだけれど、その「普通」を追いかけるのもマー君には酷なことなのかしら。
現状で満足しなきゃいけないのかしら。