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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

にんさんばけしち

2010年04月18日 | Weblog
外国語のような表題はれっきとした日本語で広辞苑にも載っていた。
「人三化七」と書く。

 (人間が三分で化け物が七分の意)容貌がきわめてみにくい人。
 多く、女性について侮蔑して言う語。

と書いてある。
とんでもない言葉だ。

今日のテレビで、一応は教養もそなえた禿のじいさんが日常会話のごとく極く自然にサラッと言ってのけた。
「えっ、なになに?」
と思っていたら画面にその語の解説がテロップで流れる。

そんなひどい言葉をテレビで流していいのかい、なんて思ったりした。

しかし、ネットで見ると芝居の世界では結構使うらしい。
役者は人を三分残し七分化けなければならない、それ以上になると狂気となってしまう。
三分七分が理想と言うことらしい。

その禿げじいさんは、ヨーロッパの女性と日本の女性を比較して日本女性を「人三化七みたいなのが」と明らかに日本女性の容姿をけなして使っていた。

この言葉、知らんかったなあ。
この年まで。