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自転車屋の日々

歴史と民俗

2012-02-17 14:37:00 | 板碑いろいろ
水曜日のお休みの日、車に自転車を積んで大宮に行って来ました。

最初の目的はここ、“埼玉県立 歴史と民俗の博物館” です。
過去に一度子供と一緒に訪れたことがあるのですが、今回はひとりで板碑メインでやって来ました。

ここには常設で板碑の展示室があります。さすが板碑の宝庫埼玉県、マニア心をくすぐります。




ご覧の通り、有名な板碑のレプリカがずらりと並びます。



4~5基ほど実際に本物を見たことのある物もありますが、有名が故にお寺の宝物館のような所にしまわれてしまいなかなか見られない物のレプリカもあります。

↓これは飯能の智観寺の板碑ですね。宝物館内にあり年に一度しか公開してないらしいです。
実際にお寺に伺った時は“板碑が建っていた跡”しか見られませんでした…。



↓これは元加治駅そばの円照寺の有名な板碑です。やはり普段は公開していません。
鎌倉幕府が滅亡した日である元弘三年(1333)5月22日の紀年銘が彫ってあるたいへん貴重な物で、国の重要文化財に指定されているそうです。



↓この表を見ると板碑がいつ頃たくさん作られていたのかが判りますね。




その他にも県内でも特に大きな物や最小の物などがレプリカですが一度に見ることが出来ます。
画像右端の県内最大の長瀞にある板碑の前に小さい板碑が並んでるの分かりますか?この最小の板碑だけは館内で唯一の本物だそうです。



ほんもの。



この日は15時からボランティア解説員さんによる板碑についての展示解説や来館者からの質疑応答タイムがありました。

いやー、楽しかったですねー!
普段板碑について語り合う人なんてなかなかいないですし、ちょっと専門的なお話も聞けて、今日はこの為に来た! と言っても過言ではありません。

解説時間の前から他のスタッフさんも交えての板碑談義に花が咲き、実際の解説タイムも私以外にお客様はお一人だけでしたので質問もし放題。終わってからもロビーでまたまた他のスタッフさんを交えての板碑トーク。

「どこの板碑が好きですか?」
「やっぱり…延慶の板碑ですかねー」 
「あー、私もあれ好きですよ」 
「あの建っている場の雰囲気も含めて素晴らしいですよね」 
「大きさも色もいいですよね」
「あと森戸神社の裏の個人宅の…」
「えっ、それどこですか? 教えてください」

濃い。