梅雨の合い間を狙って、ネタ作りの為にも走らねば! と言う義務感にもかられのスタートは朝の7時。
ロード乗りなのに朝が遅い。
一度スタートしたものの大雨にやられ、山伏峠からスゴスゴと戻ってきた前回のランのリベンジです。
お通しのような山王峠を越え山伏峠もがんばらずにユルユル登り、正丸トンネルから秩父市内までのクルマの浮「国道299を走り、お腹が冷えて調子が悪くなったのでここ “秩父神社” でおトイレ休憩。
おトイレをお借りした後は旅の安全を祈願し本殿で手を合わせ。お賽銭も忘れずに。
ここ秩父で今日も7-11の “ミニあんドーナツ” その他を補給食として買い込みます。
小鹿野までは吉田経由の方が1kmくらい短くまた交通量も少ないので、小さな丘を越えつつそちらへ進みす。
龍勢の打ち上げのヤグラを横目に見つつ小鹿野市内と土坂峠方面の分岐へ。
土坂峠、始めしばらくは民家の前を走る普通の田舎道です。その民家の途絶えた辺りから峠の始まりなんですが、いきなりほぼ直線気味に斜度がきつくなり、昨日の炎天下の元ではたいへんダメージが大きかったです…。
でも、そこさえクリアすれば比較的緩いワインディング区間へ突入し、木陰と少し緩くなった斜度のおかげもあって、峠のトンネルまでちょっと楽に進めます。(トンネルの数百メートル手前でフラットな区間があり “あぁこれで終わりだな” と油断した先にもう少し登ります。)
土坂峠を万場へ下りました。
この辺りとりあえずひと通りのお店も揃い、群馬方面へ進む前の休憩や補給はなんとかなります。
ハンドルバーの上の青い物体は “ガリガリ君” です。(ソーダ味です。)
ひと休みしたら写真にある神社の角を右折して群馬方面へ進みますよ。
本日のメイン、塩沢峠に向かっています。
途中にある塩沢ダムまでは直線基調のほどほどの斜度の道。スイスイと言うか、グリグリと言うか、まぁロー側のギヤを使えばボチボチ登って行かれる道なんですが、やはりここでも強い日差しにやられ久しぶりに心臓バクバク状態に陥り、この心拍と体温が落ち着くまでダムサイトでの休憩を強いられました…。
唐黷スらシャレになりませんし、聞くところによるとこの先の斜度はもっとシャレにならないらしいですから。
ダムから峠まで6kmくらいだったかな?
山王峠をお通しと言いました。山伏峠も前菜ですね。土坂峠もここに比べたら…。
塩沢峠。検索すればその斜度の話は少しは出てきます。でも分かりづらいですよね。
ここでBPSローカルな道にたとえて簡単な解説を。
ダムを回り込んだ先のゲートから林道が始まります。
そこから、倉鞄サの斜度のきつい部分よりもう少しきつく長い斜面が波状攻撃のように2~3度続きます。
でもこれはまだ下っ端。ボスはその先に待ち構えていました。
東都坂のきつい側のきつい部分よりももっと斜度があり、倍以上の距離のある超激坂がラスボスです。
(東都?いや、風張林道?とにかくその2本より間違いなく急で長いです。)
今まで登った斜面で一番急だったかもしれません。20%はゆうに越えているらしいです。
けして距離は長くはないので、もしかしたら軽量級な方なら立ち漕ぎでイッキに登ってしまう…かもしれませんが、私は腰も背中も腕も限界一歩手前まで追い込まれました。
なんとか止まらず登りきりましたが、止まったら絶対走り出せませんよ、ここは。下るのも浮「と思う。
もちろん登りきって斜度の緩くなった所の日影で休憩したのは言うまでもありません。
で、この直登超激坂を越えワインディング区間に入ると…まあ山伏峠を登っているようなちょっと楽な感じになるのですが、ここも時々10%くらいの斜度はあるようです。
入間からここまで95km。頂上でめまいを感じました。
塩沢峠から富岡までは長い長いダウンヒルです。
しかしここ、まあ良く言えばグリーンラインのよう、ところどころもっと狭く、路面の痛みも激しく、砂が浮き場所によっては貯まっている…まあ楽しくない道ですね。
道の駅甘楽「甘楽町物産センター」まで降りてきました。目的の “富岡製糸場” までもう少しですが、ここで大休止。
まずソフトクリーム、そしてコロッケとコカコーラ。欲望のままにほお張りました。
ここで地元安中の大先輩ロード乗りの方との出会いが。
ハープのクロモリフレームにカンパニョーロのディレイラー、ハブもカンパヌーボの丸穴ラージハブで組まれており、その趣味性の高さに唸らせられます。
長いこと話し込み、流れで富岡製糸場まで裏道を駆使しつつ案内して頂きました。知らない町の知らない裏道、出会ったばかりの方に親切にして頂いて、今回の旅の(あえて旅と言わせてください)ハイライトでした。
記念撮影。ありがとうございました。
製糸場見学? いえ、別にここが目的だった訳ではないし(折り返しの目標にはしていました)、今日水曜日はお休みでした。
世界遺産にもあるんですね、定休日。
さあ、ここ富岡から入間まで残すところ80km。平坦での移動。明るいうちに帰るぞ。でも押してるぞ、と。
…そして向かい風の洗礼が。
越生まで戻ってきました。
富岡から藤岡、寄居、小川…、ずーーーーーっと向かい風。ずーーーーーっとヒルクライム状態。
もうね、ちょっと無理していたら脚がツルところでしたよ。シッティングで使う筋肉の売り切れも間近な状態になり、越生からはなんでもない場所でも立ち漕ぎで走ったり。
なんとか明るいうちに帰宅。AVも向かい風に負けることなく21kmまで持ち直しました。
万が一のことを考えライトを装備していきましたが、今回もお世話にならず済みました。
今回思ったんですけど、富岡からの帰路80kmはもう消化試合ですよね? 実績から言って絶対走り切れますよ。(←思いあがり…)
もし走り切れないとしたら、それは交通事故に遭うとか。
楽しくない消化試合を事故に怯えながらするくらいなら、輪行で帰ってきてもいわゆるバツゲームって言うんですか? 勝ったことにしてくれませんかねぇ。(←勝ち負けってなんだ!?)
そんな事を考えながらの205kmランでした。