小川町は下里に向かった今回のツーリングですが、最大の目的はここ板碑の材料 “緑泥片岩”
の採取地です。
もうですね、板碑好きも行くとこまで行ってしまったって言うんですか? なんたってもう今回の日記には板碑自体出てこないってんですから。
以下、石しか出で来ません。
場所は名水 “下里の水” のちょっと奥になります。
こんな山道をちょっと登ります。数分です。
足元が悪いです。“緑泥片岩” って平らに薄くてつるつるしていて、それが折り重なっているもんですからそりゃもう滑る滑る。
地面のいたるところにマークのようなものが打ち付けてあります。発見発掘からまだ数年しか経っていないそうで調査も現在進行形のようです。
石。石。石。緑色の石。
板碑というのはまず岩にクサビを打ち込んで石を切り出し(たとえば大きな長方形に)、それを二枚に割り割った面は表面として使う為にお互いをすり合わせてすり合わせて…すべすべになるまですり合わせて仕上げていたらしいです。
裏になる面はノミ等で薄くなるように削ったみたいです。(ノミの跡が残る板碑も多いですね)
鎌倉時代の昔にここから板碑の原材料が供給されていたかと思うと感慨深いものがありますね。
ここから板碑の完成品が出てくることはないでしょうが、新しい発見があるといいですね。
滑る斜面を登った平場ではまさに今発掘調査らしき作業をしていました。