bikepit saito

自転車屋の日々

サイクルトレイン

2012-12-28 11:21:00 | 自転車
今回わざわざ桐生まで足を延ばして走りに行ったのは、もうひとつこんな楽しみもあったからです。

上毛電鉄の“サイクルトレイン”。

祝日とか観光シーズン関係なく、土日はもちろん平日も自転車がそのまま持ち込めるって、、、ちょっと楽しくないですか。



特別な自転車用の入口はありませんでした。自分が乗り込む時も普通にママチャリ転がしたおばちゃんが改札を通って出てきました。



興奮して写真をいっぱい撮っちゃいました。
この妙な違和感とわくわく感は、MTBのダウンヒルでスキー場のゴンドラに自転車ごと乗り込んだ時以来じゃないかなぁ。



ワンマン運転なので無人駅から乗り込んだ時はバスのように整理券を取ります。
降りるときも無人駅の場合は、やはりバスと同じように車内の料金表示板を確認して料金箱にお金を入れます。



この時におもしろいなと思ったのは、やはりと言いますかバスのように最前部の左右どちらかのドアしか開かないことです。
料金箱もそこにしか無くて、運転士さんがいちいち席を立って「ありがとうございます、ありがとうございます。」って確認しているんですね。



2両しかない車両の後ろに乗り込んだ場合(と言いますかそのように指示されています)降りる駅が近づいたらコロコロコロ…って揺れる車内を自転車を転がして移動する訳です。他のお客様の座る前を。時には右手に自転車、左手につり革で。

なんだか楽しくないですか?



西桐生駅から中央前橋駅まで、走っても約25km。間に山や坂がある訳でもないので、サイクリストならパパッと自走しちゃう距離ですよね。
群馬を走る時に、サイクルトレインを利用してショートカット! なんてコース設定も全く無意味でしょう。

でも、単純に楽しいですよ。
お子さんをサイクリングに誘い出したり、仲間でサイクリングを企画した時なんかに、突然駅のホームに先導したらびっくりしてもらえるかもしれませんね。







西桐生駅

2012-12-25 21:21:00 | 自転車
上毛電気鉄道、西桐生駅。

個人的にここはとても思い出深い場所です。
昔、白い自転車でここに来ました。寝られる場所を探して。



昭和3年建築の西桐生駅。この屋根は《マンサード屋根》と呼ばれるものだそうですが、かわいらしいですね。
駅舎は国の「登録有形文化財」に指定されているそうです。







今回この上毛電鉄には別のお楽しみがあってやって来ました。

つづく


桐生サイクリング

2012-12-25 14:37:00 | 自転車
群馬県から、栃木県にも足を延ばしてみました。

白葉峠。県境にある小さな峠です。その名前のかわいい響きに誘われました。

しろっぱ!



登って降りて4キロくらいの峠です。勾配は宿谷の滝からグリーンラインに上がる林道くらいかな? もっと緩いかな。
今はあまり使われていないのか、そんな道にありがちな不法投棄とその看板の多い峠道でした。
でも、桐生の町が見下ろせて、夜景なんかもきれいなんじゃないですかねー。浮「けどね、夜道。





自分的には東北に近づいた感のあふれる看板。


何気ない道端の水路とその分水ャCントにも萌えるわけです。


こちらは市内に戻って、《水道山記念館 旧配水事務所》って山の上です。


町の人に「あそこに登るのにね、一の坂と二の坂ってのがあるんだけどね、二の坂がここ桐生で一番キツい登り坂って言われてんだよー。その自転車で挑戦してみたら!?」って言われましてね、、、挑戦しましたとも。

…口ほどにも無いですね。なめんなよ、オレを。
ってか、一般の方々が感じる急な坂道と、我々自転車乗りが感じる急な坂道はその感覚に相当の開きがありますからね。

自分的にはその二の坂よりも、西桐生駅側から直登している坂道の方がキツそうに感じましたよ。(下っただけなの)

つづく

桐生ャ^ャ^

2012-12-25 13:51:00 | 自転車
《近代化遺産と文化の香りがあふれる街》等とうたわれる桐生。
かつては“西の西陣、東の桐生”と言われるほど織物で栄えた桐生の町には、その近代化と発展をささえた多くの歴史的な建物や町並みが残っています。

それの象徴的存在がノコギリ屋根の建物群でしょうか。

ノコギリ屋根。






ノコギリ影。






自転車の機動性を生かして路地と言う路地を徘徊しましたが、本当にたくさんのノコギリ屋根に出会えます。
素材や大きさも色々で、これがなかなか飽きないものです。

そのノコギリ屋根の工場も今はそのほとんどが繊維業の衰退とともに本来の使われ方はされなくなり、代わりに倉庫やおしゃれなレストラン、和菓子屋さん等に変身して今もなを生き残っているんですね。

そんな和菓子屋のひとつ、《青柳》さん。


ノコギリ屋根サブレをお土産に。


つづく