新聞で「岐阜弁まるけ」という本が出たのを知りました。
この手の郷土本は大好きですので欲しいなあと思っていました。
日産の定休日にリーフの充電に行くと30分の充電時間の間、時間つぶしに本屋さんに行きました。入口のところに山積みにしてありましたのですぐわかりました。
本の帯封からすでにそそられます。標準語にすると・・・
「玄関の鍵かっといてね」=『鍵をかけてね』
「岐阜のじん」=『岐阜の人』
「でーれーのっちょる」=『たくさんのっている』
「がばり」=『画鋲』、「えか」=念押しの言葉『良い?大丈夫?』。「だだくさ」=『粗末に扱う』
てな具合です。
筆者は大阪市阿倍野区出身。元岐阜放送アナウンサー。岐阜で仕事をしたとき岐阜弁に翻弄された経験から本を作ることになったそうです。しかし、66歳の私でも本の途中にあったクイズ60問のうち12問しかわかりません。そのくらい微に入り細に入り調べられています。
私がわからなかった原因は岐阜県の広大さにあります。本の分類によると西美濃、東美濃、奥美濃、南飛騨、北飛騨それぞれ違った方言があるそうです。それもそのはず、岐阜市から高山市の方が京都市より遠いんですから。
またこの本によると日本の方言で語彙による東日本と西日本言葉の境界は上図のように長野から岐阜県にあるそうです。それぞれのラインは西では買うた、東では買ったのように同じ言葉を東西で違う言葉を使う境界線です。
またアクセントの違いの境界線は下図のように揖斐川のラインになっているそうです。これが北に延びると岐阜では垂井だけ西のアクセントになるそうです。
岐阜弁では忘れられない経験があります。
私が京都で学生時代を過ごしたとき、先輩から
「押しピン取ってくれ」
と言われました。私は初めて聞く言葉だったので
「押しピンてなんですか?」
と尋ねました。
「これや、これや」
先輩は画鋲を指し示しました。疑問が解消した私は叫びました。
「なんだ!『がばり』ですか」
それを聞いた先輩諸氏、口を揃えて
「『がばり?』田舎もーん」
大合唱です。
たわけ(バカ、岐阜・愛知弁)にされた私は名古屋出身の先輩に尋ねました。
「『がばり』って言いますよねえ」
「そんなこと言うかぁ」
即答されました。
(先輩がバカにされないためにウソをつかれたのではないかと今でも疑っています)。
そこで瑞浪市出身の同期に確認してみました。やはり、
『がばり』と言いました。私と同様「田舎もの」呼ばわりされました(>_<)
どうも岐阜県だけの用語みたいです。
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岐阜県ランキング
この手の郷土本は大好きですので欲しいなあと思っていました。
日産の定休日にリーフの充電に行くと30分の充電時間の間、時間つぶしに本屋さんに行きました。入口のところに山積みにしてありましたのですぐわかりました。
本の帯封からすでにそそられます。標準語にすると・・・
「玄関の鍵かっといてね」=『鍵をかけてね』
「岐阜のじん」=『岐阜の人』
「でーれーのっちょる」=『たくさんのっている』
「がばり」=『画鋲』、「えか」=念押しの言葉『良い?大丈夫?』。「だだくさ」=『粗末に扱う』
てな具合です。
筆者は大阪市阿倍野区出身。元岐阜放送アナウンサー。岐阜で仕事をしたとき岐阜弁に翻弄された経験から本を作ることになったそうです。しかし、66歳の私でも本の途中にあったクイズ60問のうち12問しかわかりません。そのくらい微に入り細に入り調べられています。
私がわからなかった原因は岐阜県の広大さにあります。本の分類によると西美濃、東美濃、奥美濃、南飛騨、北飛騨それぞれ違った方言があるそうです。それもそのはず、岐阜市から高山市の方が京都市より遠いんですから。
またこの本によると日本の方言で語彙による東日本と西日本言葉の境界は上図のように長野から岐阜県にあるそうです。それぞれのラインは西では買うた、東では買ったのように同じ言葉を東西で違う言葉を使う境界線です。
またアクセントの違いの境界線は下図のように揖斐川のラインになっているそうです。これが北に延びると岐阜では垂井だけ西のアクセントになるそうです。
岐阜弁では忘れられない経験があります。
私が京都で学生時代を過ごしたとき、先輩から
「押しピン取ってくれ」
と言われました。私は初めて聞く言葉だったので
「押しピンてなんですか?」
と尋ねました。
「これや、これや」
先輩は画鋲を指し示しました。疑問が解消した私は叫びました。
「なんだ!『がばり』ですか」
それを聞いた先輩諸氏、口を揃えて
「『がばり?』田舎もーん」
大合唱です。
たわけ(バカ、岐阜・愛知弁)にされた私は名古屋出身の先輩に尋ねました。
「『がばり』って言いますよねえ」
「そんなこと言うかぁ」
即答されました。
(先輩がバカにされないためにウソをつかれたのではないかと今でも疑っています)。
そこで瑞浪市出身の同期に確認してみました。やはり、
『がばり』と言いました。私と同様「田舎もの」呼ばわりされました(>_<)
どうも岐阜県だけの用語みたいです。
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言えます。
岐阜の言葉の詳しい本は岐阜大学の山田先生が
出されていますので、これを読むと納得します。
岐阜出身のアナウンサーはアクセントに悩む
ようです。
イチ、二、サンは微妙に違います。
それから
ハル、ナツ、アキ、フユもアクセントが
標準と違うのです。
私は京都とに4年間いただけなのでハル、ナツ、アキ、フユの
アクセントの違いはわかります。そういえばイチ、二、サンも
思い出してみたら違いますねえ。
ほかにはまつお出版の松尾一さんが岐阜弁の本を出しておられます。
https://bookmeter.com/books/644849
街道とか地図に造詣が深く、何度かお会いしてます。
調べてみましたら山田先生の「みんなで使おっけ岐阜のことば」も
https://yuzumochi.com/entry/kadokedo/
まつお出版さんから出てますねえ。
幼少の頃より、「あほ・ばか」は使いも聞きもしなかったのに・・。
岐阜市はトーゼン『ドダワケ、クソダワケ』の世界です。