峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

C56 ポニー

2015年09月11日 | 鉄道
松原湖を出発し、JRで一番標高の高い駅、野辺山に行きました。
今回は・・・たぶん3度目です。



その野辺山駅前にSLのC56が静態保存されていました。




小型の蒸気機関車で愛称ポニー。高原を行く小海線にベストマッチのSLでした。

c56in koumisen
過去の鉄道写真雑誌などから拝借 m(_._)m

定番の撮影ポイント・JR最高地点に行くと、ドンビシャのタイミングで列車が来ました。
昔だったらC56だったでしょう(^^;)



次に行った清里駅にも、もう少しおめかしをしたC56が静態保存してありました。



梅小路機関区や大井川鉄道には動態保存のC56がありますね。

このC56、しごろくとかポニーとか言われます。
小さくても馬力があって長距離運行ができるからだそうです。



しかし小さいといえばC11やC12の方が小さいです。なにしろタンク機関車ですから。
それに較べてテンダー型機関車のC56は全長も長いです。
しかし屋根にあるふたこぶラクダのようなフォルムなどこの3車はよく似ています。

誕生の頃がどれも1930年代。昭和初期の大恐慌時代に地方ローカル線で小回りが利くように開発された車両だそうです。車体に石炭庫と水タンクを搭載したタンク式の機関車、これがC11とC12。

ほとんど同じ形ですが、C11はC12により1m以上長く、運転室とタンクの下に従輪が2つあって燃料なども倍積める代わりに重量が重かったそうです。外見上ではC11には除煙板(デフ)があり、C12にはないことが大きな特徴です。


某サイトから拝借 m(_._)m

上がC11、下がC12。

規格比較     C11形            C12形
全長         12,650mm            11,350mm
車輪配置      1C2               1C1
動輪直径      1520mm            1400mm
運転重量      66.05t              50.00t
動輪軸重      最大12.40t           最大10.90t
燃料積載量     3.00t               1.50t

C56はその軽いC12のタンクと従輪を取り外し、テンダーと除煙板を取り付けて作られたものだそうです。
郷愁を誘うSLの話でしたので長々と解説を垂れました m(_._)m

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コメント (2)
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