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【日本医師会】文部科学省「 暫定的な考え方」に対する見解

2011年05月17日 21時31分12秒 | 健康・医療

平成23年5月12日


文部科学省「福島県内の学校・校庭等の利用判断における 暫定的な考え方」に対する日本医師会の見解


社団法人 日本医師会


文部科学省は、4 月 19 日付けで、福島県内の学校の校庭利用等に 係る限界放射線量を示す通知を福島県知事、福島県教育委員会等に 対して発出した。
この通知では、幼児、児童、生徒が受ける放射線量の限界を年間 20 ミリシーベルトと暫定的に規定している。そこから 16 時間が屋 内(木造)、8 時間が屋外という生活パターンを想定して、1 時間当 たりの限界空間線量率を屋外 3.8 マイクロシーベルト、屋内 1.52 マ イクロシーベルトとし、これを下回る学校では年間 20 ミリシーベ ルトを超えることはないとしている。
しかし、そもそもこの数値の根拠としている国際放射線防護委員 会(ICRP)が 3 月 21 日に発表した声明では「今回のような非常事 態が収束した後の一般公衆における参考レベルとして、1~20 ミリ シーベルト/年の範囲で考えることも可能」としているにすぎない。
この 1~20 ミリシーベルトを最大値の 20 ミリシーベルトとして 扱った科学的根拠が不明確である。また成人と比較し、成長期にあ る子どもたちの放射線感受性の高さを考慮すると、国の対応はより 慎重であるべきと考える。
成人についてももちろんであるが、とくに小児については、可能 な限り放射線被曝量を減らすことに最大限の努力をすることが国の 責務であり、これにより子どもたちの生命と健康を守ることこそが 求められている。
国は幼稚園・保育園の園庭、学校の校庭、公園等の表面の土を入 れ替えるなど環境の改善方法について、福島県下の学校等の設置者 に対して検討を進めるよう通知を出したが、国として責任をもって 対応することが必要である。
国ができうる最速・最大の方法で、子どもたちの放射線被曝量の 減少に努めることを強く求めるものである。


【東京都/宿泊施設】東日本大震災に伴う東京都の支援について(避難者受入施設等について)

2011年05月17日 01時26分14秒 | 避難所情報

【東京都/宿泊施設】東日本大震災に伴う東京都の支援について

          (避難者受入施設等について)

 

平成23年5月16日

総務局

スポーツ振興局

都市整備局

福祉保健局

産業労働局

 東京都では、東日本大震災等の被災者の方々の避難に対応できるよう、緊急避難者受入施設(味の素スタジアム)を開設・運営してまいりましたが、避難の長期化に伴い、避難者の方々の精神的・肉体的負担は増大しております。
 このことから都では、少しでも居住・生活環境の整った施設をご利用いただけるよう、都営住宅等や旧グランドプリンスホテル赤坂を提供し、既に多くの方々にご入居いただいております。
 このたび、都内旅館等での受入れを本格的に開始することを機会に、受入れについて下記のとおり取り扱うことといたしましたので、お知らせします。

1 都内旅館等での避難者受入れの実施について

  平成23年5月16日(月曜)より、都内への避難者の方を対象に都内旅館等での受入れを実施いたします。

  都内旅館等での受入れ概要

対象者
東北地方太平洋沖地震により災害救助法が適用されることとなった市町村のうち、

     岩手県、宮城県及び福島県からの避難者 等

旅館等所在地
都内(区部・多摩)各地 延べ76施設

受入規模
約2,100人規模(人数については、施設及び受入れ状況により前後します)

受入期間
当面6月30日(木曜)までとしますが、延長を予定

費用
宿泊費・食費(3食)は無償

  ※申込方法等、詳細については別紙1をご覧ください。

 

2 緊急避難者受入施設(味の素スタジアム)の受入期間等について

 上記都内旅館等での受入れ開始や味の素スタジアムでの最近の受入れ状況等を踏まえ、緊急避難施設として開設してまいりました味の素スタジアムの受入期間については、平成23年5月22日(日曜)までといたします。
 当施設をご利用されている皆様(本日現在1名※)には、上記都内旅館等に加え旧グランドプリンスホテル赤坂への入居をご案内するほか、ご家族の教育環境など個々のご事情を踏まえ必要な対応をいたします。

※注:都営住宅・旧グランドプリンスホテル赤坂等への移転が内定している方を除く実質的な人数

 【参考】最近の味の素スタジアムでの新規受入数は一日平均1.4人(4月25日~5月15日)

 

3 被災された方々からの今後の相談体制について

 5月22日(日曜)までは、東京都総務局総合防災部(電話相談(平日))及び味の素スタジアムにおいて相談に対応してまいります。
 5月23日(月曜)以降は、東京都総務局総合防災部において電話相談に対応するとともに、都庁(第一本庁舎3階南側避難者受入相談窓口)及び旧グランドプリンスホテル赤坂(1階)に窓口を設置し相談に対応してまいります(平日9時から17時)。

 

4 今後の避難者の受入れについて

 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射能の影響により、4月22日に計画的避難区域が設定され、5月下旬を目途に避難が行われることが見込まれるなど、被災者の方々を取り巻く環境は厳しい状況が続いています。
 都は、今後とも、都内に避難される方々の状況を踏まえ、被災県とも連携しながら、適切に受入れ体制の整備を図ってまいります。

問い合わせ先

(避難者の受入れに関する問い合わせ)

総務局総合防災部

 電話 03-5320-4007(平日8時30分~20時)

(味の素スタジアム(調布庁舎)に関する問い合わせ)【5月22日まで】

スポーツ振興局総務部総務課

 電話 03-5388-2219(平日8時30分~17時45分)

※上記以外の平日17時45分~翌8時30分及び土日祝日は現地:080-2404-8392

(都内旅館等での受入れに関する問い合わせ)

産業労働局観光部振興課

 電話 03-5320-4768(平日9時~18時)

(避難者受入相談窓口に関する問い合わせ)

都庁窓口:総務局総合防災部

 電話 03-5320-4007(平日8時30分~20時)

旧グランドプリンスホテル赤坂窓口:都市整備局住宅政策推進部

 電話 03-5320-4943(平日9時~18時)

 


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