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【要望書28号】東北地方の高速道路の無料開放に関する要望書

2012年03月27日 16時14分02秒 | とすねっとの要望書

本日(3月27日)、避難されている皆さんとともに国土交通省を訪問し、広域避難の実情を訴え、警戒区域等に限定せずに高速道路の無料開放を継続するよう、要望書を提出しました。

 

東北地方の高速道路の無料開放に関する要望書

 

とすねっと要望書第28号

平成24年3月27日

国土交通大臣 前田武志 殿

 

東京災害支援ネット(とすねっと)

代表 弁護士 森 川  清

(事務局) 〒170-0003東京都豊島区駒込1-43-14

SK90ビル302森川清法律事務所

TEL080-4322-2018  FAX03-6913-4651

 

要 望 の 趣 旨

 

東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故により避難している方々の支援として行っている東北地方の高速道路の無料開放について、警戒区域等内からの避難者に限らない期間の延長及び走行範囲の拡大を要望いたします。

 

要 望 の 理 由

 

1 わたしたちは、主に都内において東日本大震災の被災者を支援する活動に携わっている弁護士・司法書士・市民等のボランティア・グループです(代表・森川清弁護士)。インターネット(ブログ)やニュースレター「とすねっと通信」を通じて被災者に必要な情報を提供するとともに、中央共同募金会その他の民間諸団体の協力を得て、無料の電話相談や、避難所や被災者に提供された公営住宅や旅館・ホテルでの訪問相談、避難者等に対する物資支援・子育て支援等の活動を行っております。

 

2 さて、先日わたしたちは広域避難者集会を開催し、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故により東京に避難している家族に多く参加していただきました。その集会では、避難者から、高速道路の無料化として、平成24年3月31日までとなっていた東北地方の高速道路の無料開放期間の延長を要望する声が上がりました。また、普段から交流のある避難者の皆さんも同様に高速道路無償化を強く要望しております。

 

3 御省は、原発事故避難者の支援についてのみ高速道路の無料措置の期間を延長することを発表しましたが、その発表された内容は、平成24年3月22日付け報道発表資料によりますと、対象者が、被災当時警戒区域等(警戒区域及び計画的避難区域に指定されている地域並びに緊急時避難準備区域に指定されていた地域)で生活をしていた方に限られ、区域外からの避難者は対象とされておりません。また、対象走行の範囲も平成24年4月1日以降せばめられてしまいます。

 

4 原発事故により広域避難する家族の多くが、放射線に対する感受性が高いとされる年少者や妊婦を県外にやむを得ず避難させながら、生計を維持する者が被災地や被害地にとどまり就労するという避難形態を取っています。このため、本来一緒に暮らすべき家族は、離ればなれにさせられ、被災地・被害地と避難地との二重生活を送らざるを得なくなっています。こうした避難形態は、警戒区域等以外の地域から避難している家族(区域外避難者)に多くみられます。二重生活の家族の多くは、週末に高速道路を使って車で行き来することにより、離ればなれになっている家族が束の間の再会を果たしています。高速道路は、広域避難者の家族の絆を結ぶものであり、これまでの無料措置によって辛うじて家族の絆が支えられてきたのです。しかし、無料措置が終了すれば、高額の高速道路料金(たとえば、従前の常磐自動車道・いわき中央IC-三郷IC間の普通車の片道料金は4350円、いわき・東京間を月4回往復すると、3万4800円になる。)が避難世帯の家計を圧迫することは必至です。避難世帯は、二重生活に伴い、ただでさえ、食費・光熱費・日用品費・通信費などの出費がかさんでいます。これに高速道路料金の負担がのしかかることは大打撃となります。高速道路料金を節約するために週末の再会を控える家族も出てくることでしょう。そうなれば、家族の絆は揺らいでしまいます。こうした影響は、家族そろって避難している場合が多い警戒区域等内からの避難家族よりも、むしろ区域外避難者の家族のほうが深刻です。無料措置を警戒区域等からの避難者に限ることは、このような原発事故避難の実情を無視し、区域外避難者とその家族に経済的にも精神的にも辛い仕打ちを与えるものとなります。高速道路の無料措置は、国土交通大臣が告示を出すことによって継続できます。国土交通大臣が無料措置を打切ることにより、区域外避難者とその家族を上記のような苦境に追い込むことは許されません。

 

5 よって、少しでも避難している家族の負担を減らし、離ればなれの家族が少しでもいっしょにいられる時間を増やすため、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故により避難している方々の支援として行っている東北地方の高速道路の無料開放期間の、対象者の範囲、対象走行の範囲を警戒区域等内からの避難者に限らない形での延長を要望いたします。なお、特に福島第一原子力発電所事故による区域内外の避難者の高速料金については、各高速道路会社から東京電力に請求することとしていただきたく存じます。

 

以上


【国土交通省】東北地方の高速道路の無料開放 4月以降の扱いについて

2012年03月23日 02時24分29秒 | 国や行政からのお知らせ

 今回の国土交通省の発表では、区域外避難者は高速道路無料開放の対象から外されています。

 

東北地方の高速道路の無料開放 4月以降の扱いについて

平成24年3月22日

 東北地方の高速道路の無料開放の4月以降の扱いについては、以下のとおりとする。

1.原発事故による避難者の支援
 ・原発事故による避難者の支援については、見直しを行った上で継続する。【別紙参照】
      実施期間  : 4月1日(日)0:00 ~ 9月30日(日)24:00

2.その他
 ・被災地支援、観光振興及び原発事故以外の避難者の支援は、3月31日(土)迄で終了する。

添付資料
原発事故による避難者の支援(PDF ファイル)
対象インターチェンジ(PDF ファイル)
東北地方の高速道路の無料開放 利用上の注意(PDF ファイル)

お問い合わせ先
国土交通省 道路局 高速道路課 
TEL:(03)5253-8500 (内線-)


【日本年金機構】被災に伴う国民年金保険料の特例免除の申請(3月末日まで)

2012年03月10日 08時58分16秒 | 国や行政からのお知らせ

被災に伴う特例免除の申請期間が、現段階では、平成24年3月末日までとなっていますので、該当される可能性のある方は、年金事務所へお問い合わせください。

【日本年金機構】被災された被保険者のみなさまへ、
国民年金保険料の免除についてのお知らせ

 東日本大震災により被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

1.被災に伴い、住宅、家財、その他の財産について、おおむね2分の1以上の損害を受けられた被保険者のみなさまへ

(1) ご本人からの申請に基づき、最大で平成23年2月分から平成24年6月分までの国民年金保険料が全額免除になります。

(2) 免除となる対象者の範囲の詳細や申請手続きについては、市区町村またはお近くの年金事務所へお問い合わせください。
(3) 免除の申請手続きは、平成24年3月末日までに行ってください。


2.東京電力福島第一原子力発電所の事故により、「避難指示」や「屋内退避」の指示を受けた地域に住所があった被保険者のみなさまへ

(1) 東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、避難指示・屋内退避指示を受けた市町村に、平成23年3月11日時点で住所を有していた方は、ご本人からの申請に基づき、国民年金保険料が全額免除になります。(平成23年2月分以降の保険料が該当)
(2)
福島県内の次の市町村が対象となります。(平成23年7月分以降)

田村市、南相馬市、伊達郡川俣町、双葉郡広野町、双葉郡楢葉町、双葉郡富岡町、双葉郡川内村、 双葉郡大熊町、双葉郡双葉町、双葉郡浪江町、双葉郡葛尾村、相馬郡飯舘村(以上12市町村)
※ 平成23年6月分までは、上記の他に「いわき市」も対象となります。
(3)
免除申請の手続きは、平成24年3月末日までに行ってください。

 

被災された被保険者の方が免除申請されるとき


東日本大震災に伴う免除申請・学生納付特例申請(平成23年2月分からの審査)は、申請期間が平成24年3月末日まで延長とされました。免除申請の手続きは、次のとおりです。
(1) 国民年金保険料免除申請書(PDF)の提出が必要です。
2分の1以上の財産損害に該当する方は、 被災状況届(国民年金保険料免除申請用(PDF))も必要になります。
(2) 書類は、市町村役場またはお近くの 年金事務所へご提出ください。

(3) ご本人が提出できない場合は 委任状が必要となりますので、ご注意ください。

 

※保険料の免除や追納について、詳しくは こちら

お問い合わせは 「ねんきんダイヤル(0570-05-1165)」へ!

※050(一部)の電話、070の電話からおかけになる場合は 03-6700-1165
 受付時間:月~金曜日 8:30~17:15
        月曜日(休日明けの初日)は19:00まで
        第2土曜日 9:30~16:00


「声を上げよう!3・20広域避難者集会」 in 上智 へのご参加のお願い

2012年03月09日 01時30分51秒 | 研修会/学習会/集会

 東京災害支援ネット(とすねっと)では、震災から1年を迎え、広域避難に対する支援の強化と完全賠償を求め、首都圏や全国に避難している方々の参加する集会を開きます。
 つきましては、多くの避難者、被災者、原発被害者、法律家、ボランティア、学生、市民の皆様に参加していただきたく、お願い申し上げます。


「声を上げよう!3・20広域避難者集会」in 上智


開場    午後0時30分
開始時刻  午後1時
終了時刻  午後4時30分

場所    上智大学11号館411教室
JR中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線/四ッ谷駅 麹町口・赤坂口から徒歩5分
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya 

入場無料(ただし、資料が多い場合、避難世帯以外は実費徴収を検討しますのでご了承ください。) 
※乳幼児も含め、お子様の御来場も可能ですので、ご家族連れでお気軽にお越しください。


<第1部> パネルディスカッション
「広域避難者支援をいかにすすめるべきか」

<第2部> 広域避難者集会
「聞かせて!ホンネのとこ。伝えよう!ホントのこと。」

 あまり語られることのない避難世帯の皆さんのナマの訴えを聞いてください!
 そして、いま、社会に何が求められているのかを皆で考えたいと思います。



震災なんでも総合相談会in米沢 3月18日(日)午後1~6時

2012年03月08日 20時10分55秒 | 無料相談会

とすねっとでは、山形県米沢市で、以下のとおり避難されている方のための相談会を開催します。

予約不要、相談無料です。

 

震災なんでも総合相談会 in 米沢

 

日時 2012年3月18日(日)午後1時~6時

場所 八幡原宿舎集会室

   米沢市万世町牛森4178−4

 

相談内容 くらしと法律問題全般

    ◯今後の生活が不安

    ◯借金はどうなるの

    ◯原発事故の賠償のこと

    ◯色々な心配事を整理したい など

 

 


書籍のお申し込み

とすねっと編著『3.11 福島から東京へ』を、郵送にて販売しています。 ご希望の方は、以下のFAX番号もしくはメールアドレスにご注文ください。 FAX:03-3598-0445 mail:tossnet311@gmail.com 記入事項:ご氏名、郵送先のご住所、ご注文刷数 【料金】 一冊1,945円(書籍1,785円+郵送料160円) 【お振込先】 ○三井住友銀行赤羽支店 普通3980338  名義:東京災害支援ネット 会計 小林美咲 ○郵便振替口座 00160-7-672260  名義:東京災害支援ネット(とすねっと)