Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

君が代の真実

2008-09-08 23:44:41 | Weblog
ナチスチックな中国五輪が終わったね。テロが起こるかと思ったら、テロを起こしてるんだからまいりましたってとこだよ。

日本もいくつかは金メダルを取ることができ、世界中に君が代が流れたんだが、
君が代に関する新見解を発見したので報告したい。

忘れられた神の文化「銅鐸と歌垣」山口五郎 近代文芸社に書かれているんだが、
「君が代」の元歌は、古今集に収録された歌である。
わが君は・・・で始まるのだが、これを「私の君」と解釈したところに大きな間違いの始まりがあるとする。
「わが」=「我」で「わがきみは」を漢字にすると「我君者」になり、「私とあなたは」と言っているんだそうな!
「私(女性)とあなたは(男性)」という意味になる。
「千代に八千代に」は「世代を継続すること」。
「さざれいし」は礫、特に水中の小石。「巌」は「翡翠」。となり、第3句は「水中の小石がまるで翠玉が光り輝くように」となる。
で、全訳は「わたしとあなたは、世を継ぎ何十年たっても若々しく人様から貴ばれる人でありたい。あたかも川の上流の翠(いわほ)玉が年たけて苔が生えようと、いつも光きらめくように(そんな人生を送りたい)。」という人生の門出を祝う女性の歌だったんだと。
ごっつい基本的なことだけど、古今集の時代は主流は漢文なわけで、こういう読み方の正しい可能性は大いにある。
明治の最初のころにはやっていた歌を適当に選んだのがこの歌だったというのが実情らしいから、当時は結婚式なんかで歌われていたんじゃなかろうか。
それを考えると、これが天皇制を肯定することを強いるものだとかいうものいいは、とんでもない勘違いになる。おそらくそうだな。

で、いまさらすごいと思うのが、メロディライン。「八千代にさーざーれえ~」というところでどう聞いても切れるのだが、実際は「さざれ石」なんだな。
まるでサザンみたいなつなぎ方。
「君が代」は「君のよ」ではなく「あなたと私の世」である。
覚えとくように。

マンガサミットに行きました

2008-09-08 12:10:51 | Weblog
京都マンガミュージアムで国際マンガサミットが行われています。ただ券をもらった義理もありはるばる行ったのだ。ちびっこで会場は満員。当日はコスプレイベントもあったので異様な雰囲気でした。外国のマンガを概観できたのは参考になった。あっしとしてはデビルマンの第1巻に釘付けに。アニメでしか見てなかったからね。ストーリーテラーへの情熱がほとんど灰になってしまっているが、小さな種火はまだくすぶっているような