この前、情けない、と書いたが、それをはるかに超える醜態を晒しとるな、大阪は。世界陸上の閉会式で盆踊りはねえだろ。2の句が継げんとはこのことですな。
仕切ってたのは、世界のD社なんですが、社内プレゼンでこんな企画が選ばれてしまうシステム的欠陥を今すぐなおさんとどうしようもないで。催眠術師的なプレゼンテイターがいるか、・・・・なんだろうな。
しかし、こんな事になってしまうのも、「"大阪"ってなんやねん」と自問したときに、大阪の人間がまともに答えられない、精神的歴史的認識のなさが根底にあるのはまちがいない。
東京のコアは「江戸」というのは東京都民の自覚もし自負もするところであろうが、大阪のコアに対してぼんやりと「大阪やろ?」くらいにしか考えていないから、河内音頭が大阪や、ということに何の疑問も感じないのだ。河内は「大阪」じゃないで。河内は河内、大阪のコアは? というと、個人的には、人工都市・難波(なにわ)という理解を今のところしている。それゆえに商業の場としての発展の可能性があったのでは、と。
戦後の不幸は、工業都市として、大量のブルーカラーの流入が、商業的ホワイトカラーを駆逐したことにあったのではないか。資本主義のつくってなんぼ、数の世界の勝利に酔って、自分を見失ったのではなかろうか。
氏神のまつりと盆踊りの区別がつかんようでは、明日は暗い。