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敏翁のシルバー談義

敏翁の興味のスパンは広いのですが、最近は健康談義から大型TVを含むITと「カラオケ」「珈琲」にシフトしています。

エスプレッソ  微粉問題など

2011-03-27 13:37:53 | お酒とコーヒー
 ここのところお話している微粉問題ですが、
 珈琲抽出液中の微粉を気にしだすと、エスプレツソも気になりだしました。
 私は、デロンギ社のエスプレツソ・マシンを使っていますが、
 このマシンは、①「カフエ・ポッド」といわれる挽いて計量されたコーヒー粉を
 濾紙でパックしたもの(市販品)、及び②粉を直接金属フィルターに
 チャージして使う事が出来ます。
 いずれも、フィルターホルダーにセツトしてからマシンに掛ける事になります。
 ①を使う場合は、粉は濾紙に包まれていますから微粉が抽出液に出てくる
 事は有りませんが、②は問題です。
 金属フィルターは、ステンレス薄板に300μの孔を1.5mmピッチで開けたものです
 から、孔径はフレンプレスと大差ないものです。(フレンチプレスは金網ですが)
 
 しかし、自前の粉の場合でも本機で抽出した液はフレンチプレスほど粉っぽい事は
 ありませんので今までは気にして居なかったのです。
 今回良く調べてみるとコーヒーカップの底には多少微粉が残っていて、最後の一口
 は舌にざらつきが残るものでした。
 フレンチプレスとの差は、マシンは、フィルターに粉をプレッサーと称する板
 で強く押し固めてからマシンに掛けるので、この押し固められた「塊状の粉体」が
 全体として微粉に対してフィルター作用をしているのではないかと思われます。
 
 しかし分かってみるとこの微粉が気になり、市販のエスプレッソ粉を使った場合の
 微粉の状態を知りたくなったのです。

 コーヒー粉は、レギュラー・グラインドのものは数多く市販されていますが、
 エスプレッソ粉は、イタリーのイリー(illy)社のものぐらいしか見当たりません。
 極細挽きのエスプレッス粉は、空気中の酸素で酸化されやすく取り扱いが難しい
 為でしょう。
 因みにイリー社は、カフエ・ポッドで個別包装したもの(a)、ポツド18個を缶詰
 にしたもの(b)、及びエスプレツソ用粉250グラムの粉を缶詰にしたもの(c)を
 販売しています。
 
 価格は、楽天で購入した場合送料別で、aが@84円、bが@55円、cが一缶1280円
 でこれは一回(7g)当たり41.3円となります。
 種類はノルマルローストとダークローストの2種類があり、私は既にbを使っていて
 タークローストが気に入っていました。
 しかし、粉は使用期間中の劣化が気になり購入は躊躇していたのですが、先日
 「オリンピック」で1020円で売っているのを発見し思い切って購入しました。
 そうなると、先日お話した窒素中保存法を実行したくなり、脱酸素剤とシリカゲル
 をアマゾンで購入し、実行しました。
 その写真をご覧に入れます。
 
 右端が250gが入っていた缶で、この各々約100gを二つのフラスコに入れ、
 脱酸素剤とシリカゲルを入れ、窒素を封入した状態の写真です。
 二つのフラスコの上部に差異がありますが、それは昔揃えた部品を探したのですが、
 2方コックが一つしか見当たらなかったので、ひとつはクリップで代用したものです。
 もうひとつ付け加えるとすれば、各端口3つは「チェックバルブ・注射器式排気システム」、
 小型窒素ボンベ、圧力計に繋がるのですが、それらはルアー・ロックシステムを使っていて
 写真に写っている端口はすべて「オス」端口で、「メス」端口をつけた圧力計などに
 押し付け90度回転で簡単に取り付け・取り外しが出来るようになっている事です。

 缶には約50gが残ったことになりますが、それを使い終わったら一つのフラスコから
 50gを缶に移し(このフラスコは窒素を再封入する)・・・・と考えています。
 これにより、一日一回標準の7gより少し多め(私の好み)9gを使うとして6日
 程度の大気露出に止める事が出来る事になります。

 さて、この粉を使った結果ですが、コーヒーカップの底には殆ど微粉は残り
 ませんでした。
 ポケット顕微鏡で観察したところでは、粉の平均粒径は、300μよりはるかに小さく
 それは私のミルによる粉と大差は無いように見えました。
 ただ粉全体のしっとり感が自前のものより強いように思えました。
 それが、「塊状の粉体」の結合を一層強固にして微粉の通過を阻止しているのかと
 思われます。
 この粉末製造のノウハウを知りたいところです。



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