私の”アカデミー賞作品のすべてを見よう”活動*も2000年代、1990年代、1980年代の作品鑑賞は
ほぼ完全に完了し、現在70年代も前半に差し掛かっています。
そして70年代の前半に掲題の傑作が揃っている事に気がつきました。
今回はその3作品についてのおしゃべりです。
*:すべてといっても作品賞とそのノミネート作品、一年に5作品が主体です。
①『エクソシスト』(The Exorcist)は、1973年のアメリカ映画。ホラー映画。
アカデミー脚本賞を受賞。エクソシストとは、英語で、"悪魔払いの祈祷師"という意味。
少女に取り憑いた悪魔とキリスト教の神父との壮絶な戦いを描いたオカルト映画の傑作。
リアルに描かれたショックシーンが話題を呼び、世界中で大ヒットした。
英音楽・書籍小売り大手HMVがハロウィーンにちなんで実施した調査で、これまでで最も怖い
映画にエクソシストが選ばれている。
〔しかし、この作品は単なるホラー映画ではなく、キリスト教の善と悪の戦いの問題に
まともに取り組んだものである事が、DVD(ディレクターズ・カット版)に入っている監督の音声解説
でよく判ります。〕
②『タワーリング・インフェルノ』 (The Towering Inferno) は、1974年のアメリカ映画。
パニック映画。1974年度のアカデミー撮影賞、編集賞、アカデミー歌曲賞を受賞。
超高層ビル火災を描いた映画。
「タワーリング・インフェルノ」とは、英語で"そびえ立つ地獄"の意。
〔スティーブ・マックイーン 演ずる消防隊長が最後に、今回は300人程度の死者で
済んだが、今後1万人の死者が出るだろうと予言めいた事を言っているのが、
2001年9月11日のワールド・トレード・センターの崩壊を知ってしまっている我々の
胸に迫ります。しかしこの場合の死者は一万人には至らず公式には2749名という事に
なっています。〕
③『ジョーズ』(Jaws) は、スティーヴン・スピルバーグ監督による1975年のアメリカ映画。
スリラー映画、ホラー映画、パニック映画など様々なジャンル分けがなされる映画である。
第48回アカデミー賞で作曲賞、音響賞、編集賞を受賞した。
〔ロバート・ショウ演ずる鮫狩りの達人が過去にインディアナポリス号に乗船していた
経験があり、同船の沈没事件の際に鮫の恐ろしさを知ったと言うのが特に日本人には
興味深い。〕
インディアナポリス(USS Indianapolis, CA-35)は、アメリカ海軍のポートランド級重
巡洋艦。1945年7月26日にテニアン島へ原子爆弾を運んだ後、7月30日フィリピン海で
日本の潜水艦伊58の雷撃を受け撃沈された。
乗員 1,199 名のうち約 300 名が攻撃で死亡し、残り約 900 名は 5 日後に救助が完了
するまで救命ボートなしで海に浮かんでいた。食料と水の不足および鮫の襲撃により
多数が絶命した。救助された生存者は 316 名であった。
その一人と言う事になっているのです。
以上の内〔〕以外の情報は全てウィキペディアから取ったものです。