掲題のテーマの私にとっての実用上の意味は次の通りです。
① 脱酸素処理
(焙煎珈琲豆またはそれをグラインドした粉を高機能ガス袋に
脱酸素剤と共に封入し、一定時間保持する事)
は、豆には余り効果がなく、粉にして処理する必要がある事が
分かった。
② しかし、粉の長期保存には問題があり、出来るだけ
低温(実用的には冷凍庫)で保存したい。
③ 以上に関係して、常温と冷凍温度(-18℃)における
脱酸素剤の酸素吸収速度を知りたかったのである。
ガス袋に粉を脱酸素剤と共に封入し、直ちに冷凍庫に入れても
酸素は吸収されるのか? 脱酸素剤には水分が入っていてそれが
酸素吸収反応に重要な役割を果たしているのだが、
-18℃では水分は完全に氷になっているはずでそれでも
酸素吸収能力はあるのか? が問題意識の発端であった。
測定法
予備的な2,3の検討の後、下記実験を行った。
ガス口付きバリア袋に脱酸素剤2袋を封入し、
チェックバルブと注射器システムで空気を300CC導入、
a.常温で数時間放置後、再び上記システムで残存気体の量を測定し
その差から酸素吸収速度を求める。
測定値:~19cc/hr
b.直ちに冷凍庫に入れ、22時間後に取り出し、直ちに別のバリア袋
(脱酸素剤封入無し)に中味を移し変え、常温に復帰後、再び上記
システムで残存気体の量を測定しその差から酸素吸収速度を求める。
測定値:~2.0cc/hr
途中の移し変えは、常温に復帰する間(30分程度)の酸素吸収による
測定誤差発生を低減するために念のため行ったものである。
ガス口付きバリア袋に脱酸素剤2袋を封入しチェックバルブと注射器システム
を連結した状態の写真をご覧にいれます。
考察
.ガス袋に珈琲粉60グラムを脱酸素剤2袋と共に封入した場合の袋中の
空気の量は~50cc、酸素の量は~11cc程度と推定できる。
.これから、ガス袋に粉を脱酸素剤と共に封入し、直ちに冷凍庫に入れても
6時間程度で袋中は完全な脱酸素状態になる事が推定される。
① 脱酸素処理
(焙煎珈琲豆またはそれをグラインドした粉を高機能ガス袋に
脱酸素剤と共に封入し、一定時間保持する事)
は、豆には余り効果がなく、粉にして処理する必要がある事が
分かった。
② しかし、粉の長期保存には問題があり、出来るだけ
低温(実用的には冷凍庫)で保存したい。
③ 以上に関係して、常温と冷凍温度(-18℃)における
脱酸素剤の酸素吸収速度を知りたかったのである。
ガス袋に粉を脱酸素剤と共に封入し、直ちに冷凍庫に入れても
酸素は吸収されるのか? 脱酸素剤には水分が入っていてそれが
酸素吸収反応に重要な役割を果たしているのだが、
-18℃では水分は完全に氷になっているはずでそれでも
酸素吸収能力はあるのか? が問題意識の発端であった。
測定法
予備的な2,3の検討の後、下記実験を行った。
ガス口付きバリア袋に脱酸素剤2袋を封入し、
チェックバルブと注射器システムで空気を300CC導入、
a.常温で数時間放置後、再び上記システムで残存気体の量を測定し
その差から酸素吸収速度を求める。
測定値:~19cc/hr
b.直ちに冷凍庫に入れ、22時間後に取り出し、直ちに別のバリア袋
(脱酸素剤封入無し)に中味を移し変え、常温に復帰後、再び上記
システムで残存気体の量を測定しその差から酸素吸収速度を求める。
測定値:~2.0cc/hr
途中の移し変えは、常温に復帰する間(30分程度)の酸素吸収による
測定誤差発生を低減するために念のため行ったものである。
ガス口付きバリア袋に脱酸素剤2袋を封入しチェックバルブと注射器システム
を連結した状態の写真をご覧にいれます。
考察
.ガス袋に珈琲粉60グラムを脱酸素剤2袋と共に封入した場合の袋中の
空気の量は~50cc、酸素の量は~11cc程度と推定できる。
.これから、ガス袋に粉を脱酸素剤と共に封入し、直ちに冷凍庫に入れても
6時間程度で袋中は完全な脱酸素状態になる事が推定される。