敏翁のシルバー談義

敏翁の興味のスパンは広いのですが、最近は健康談義から大型TVを含むITと「カラオケ」「珈琲」にシフトしています。

スターウォーズ 全6作

2007-05-28 20:30:31 | テレビ/メディア
  WOWWOWで5月25日(金)深夜から26日(土)にかけて「スターウォーズ」全6作品がフルハイビジョンで
 放映されました。全部で約13.5時間のものです。

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 「スターウォーズ」は、1977年から1983年にかけてエピソード4・5・6が発表されたが、その後
 ルーカスは当時のSFX技術が自分の空想を表現できないとして制作を中断していた。

 しかし1993年のスティーヴン・スピルバーグの映画『ジュラシック・パーク』におけるCGの技術革新を見て、
 まず、エピソード4・5・6をCG技術を用いて化粧直しとシーンの追加を行い、1997年に特別篇として再発表した。
 その時に培われた技術を応用、発展させてエピソード1・2・3の制作を開始した。

 それを纏めると次のようになります。
 1977年製作: 『スター・ウォーズ 新たなる希望』(エピソードIV)*
 1980年製作: 『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(エピソードV)
 1983年製作: 『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』(エピソードVI)
 ○1997年製作: 『スター・ウォーズ 特別篇』(エピソード4)
 ○1997年製作: 『スター・ウォーズ 帝国の逆襲 特別篇』(エピソード5)
 ○1997年製作: 『スター・ウォーズ ジェダイの復讐 特別篇』(エピソード6)
 当初原題でも「ジェダイの復讐 (Revenge of the Jedi)」だったが「ジェダイは復讐しない」
 との理由から「Return of the Jedi」に変更。しかし、日本はすでにメディア露出していたため
 タイトルを変更せずに公開した。
 ○1999年製作: 『スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス』
 ○2002年製作: 『スター・ウォーズ エピソードII クローンの攻撃』
 ○2005年製作: 『スター・ウォーズ エピソードIII シスの復讐』

 *:当初のタイトルは単なる「スターウォーズ」
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以上******** ~ ****** 内の情報は「ウィキペディア」によるものです。

 尚、今回放映されたものは、○印の付いたもので4,5,6,1,2,3の順、即ち製作された順に放映されました。

 これを昨日曜から本日午前にかけて、エピソード番号順(1,2,3,4,5,6)に見ました。
 話の時間的な繋がりは番号順になっているのです。

 そして全体の話しの中で最後に作られた「エピソードIII シスの復讐」が極めて重要な位置にある事が
 連続して見ると良くわかりました。
 見続けると疲れすぎる事もあり、頭の中の整理の為にも、途中で「ウィキペディア」で調べたりしましたが、そこに書き込まれて
 いる量は膨大なものが有ります。
 各エピソード毎にかなり詳細な記述がある外に、下記の 関連項目
 スター・ウォーズ世界の用語一覧 /登場人物一覧 /惑星一覧 /登場兵器一覧/
 テクノロジー一覧 /エイリアン一覧 /組織一覧 ・・・・
 についても詳細な記述がある事に驚かされます。

 見終わってだいぶ疲れましたが、ある爽快感は残りました。
 家族、友人への信頼が最後には「巨悪」を滅ぼすという月並みですが、大衆(私もその一人)が求めている欲求に
 応えているからだと思います。
 この作品は、一つの神話体系となっていると思いますが、そこのところが良く知られた神話体系作品である
 ワグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」の近親相姦あり、怨念の塊ありのどろどろした救いの無い暗さと大きな
 相違になっています。
 ちょっと捻って言うと、「指輪」は「芸術」、「文学」で「スターウォーズ」は「娯楽」、「大衆文学」という事でしょうか。
 

宅配DVD/CDレンタルショップの利用(その二)

2007-05-20 12:35:53 | テレビ/メディア
   『レッド・ドラゴン』のもう一つの映画のDVDもTSUTAYA DISCASから昨日午後到着し、見終わったところです。

 1. トマス・ハリスの小説『レッド・ドラゴン』は2回映画化されています。
   1回目の『刑事グラハム/凍りついた欲望』原題:Manhunter)は、1986年のアメリカ映画。日本での公開は1988年10月。
   本作はハンニバル・レクター三部作の一作目にあたり、監督は大ヒット刑事ドラマ『特捜刑事マイアミヴァイス』を手がけたマイケル・マン。

 2. 本作の続編にあたる『羊たちの沈黙』(1991年、以下「羊」と略記)の大ヒットを受けて『レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙』と改題され、ビデオ化再発売されたが、今回TSUTAYA DISCASから借りたものはこれであります。これを以下①と略記します。


 3. 2回目の映画化は、『羊たちの沈黙』の続編『ハンニバル』(2001年)も大ヒットし、2002年に『レッド・ドラゴン』原題:Red Dragon)として再映画化されたものです。 『レッド・ドラゴン』の日本公開は2003年2月8日。
   これについては、先日のアマゾンから購入したDVDのの件でお話した通りです。これを以下②と略記します。

 4.①と②の主観的比較
   ①もほぼ原作に従ってきちんと作られた作品ですが、②が「羊」の大成功の後を受け、レクターのはまり役アンソニー・パーキンスを使い、セットも「羊」と同じもの(?)を使って「羊」の人気を利用しながら作ったものと比べるとどうしても多少見劣りせざるをえません。
   しかし、この作品は、グラハム(はじめの日本語の題の「刑事」はおかしい。正しくはFBI捜査官)に重点を置き、彼の執念で狂気のダラハイトを追い詰めていくプロセスに絞って描かれた作品として見れば、充分楽しめるものです。

   ②は、「羊」の成功、FBI訓練生クラリスもそうですが犯人バッファロー・ビルについてもその人間像を精密に描写している事もその成功の要因、を受けて、①の犯人ダラハイトの描写、「盲目の女性リーバに出会い、始めての愛に自分を取り
   戻したいと苦しむが結局脱却できない」という悲劇についても時間を割いて描写している点が作品に深みを与えていると思われます。
   その観点では①は簡略化しすぎていて、ダラハイトが美術館で水彩画『大いなる赤き竜と日をまとう女』を食べてしまうシーンも全くカットされています。
  
   
 

宅配DVD/CDレンタルショップの利用(その一)

2007-05-17 14:07:22 | テレビ/メディア
 TSUTAYAがやっている「TSUTAYA DISCAS」という名の「インターネット宅配DVD/CDレンタルショップ」
  の利用を始めました。 (一ヶ月間は無料なのです)

 動機はWOWWOWで見た「羊たちの沈黙」に始まります。

 ① トーマス・ハリス
 上記作品にインパクトを受けて原作者トーマス・ハリスの著作(全部で5作しかない)を全部読む事とその映画を全部見る事にしました。
 著作は、全て横浜市立図書館で借りて読む事とし、3作読了、2作(「ハンニバル・ライジング」と「ブラック・サンデー」)は予約中です。
 映画は2回映画化されたものがあり、全部で6作ありますが、WOWWOWと市販DVDで3作、シネコンで1作視聴完了、2作(「ブラック・サンデー」とレッドドラゴンを始めに映画化された「刑事グラハム/凍りついた欲望」)を上記「TSUTAYA DISCAS」に予約しました。
 

 ② ジョディ・フォスター
  「羊たちの沈黙」でアカデミー主演女優賞を獲った彼女の主要出演映画 を見てみるという計画を立てました。
  主要4作(一作が12歳で出演、助演女優賞にノミネートされた「タクシードライバー」、「羊・・・・」と「告発の行方」で主演女優賞獲得、もう一つが「フライトプラン」)の内「羊・・・・」と「フライトプラン」はWOWWOWで視聴完了。
  残りの2作「タクシードライバー」と「告発の行方」を上記「TSUTAYA DISCAS」に予約、これらは早速昨夕には到着しました。

 それらを深夜から鑑賞し、先ほど返却の為にポストに投函しました。
 到着は佐川急便を使っていますが、帰りは同じ封筒(薄手のビニール?)の表を剥がすと90円切手が張ってあり、見終わったDVDをそこに入れてポストに投函するだけで良いのです。
 その返却後に次の2枚が送られて来るシステムになっているようです。

 前評判は「タクシードライバー」の方が高かったようですが、私の見た印象では「告発の行方」におけるジョディ・フォスターの迫真の演技(アカデミー主演女優賞受賞)には圧倒されるものがありました。
 この作品は彼女(サラ)が集団レイプされ、それを告発する「法廷もの」に分類されると思います。

 マリファナ、酒に酔ったサラが酒場で好きな歌に腰を捻って踊りだし、その姿に周りの男たちが興奮してゆくあたりから、集団レイプにまで至りこれを見ている周りの男たちまで興奮してはやし立てるのですが(最終的にはこれらの男たちは見ていてはやし立てた者まで有罪となる)、このあたりのジョディの演技はすばらしいの一語に尽きます。

 ジョディは、3年後に再び「羊たちの沈黙」で同じ主演女優賞を受賞するのですが、そこでの抑えた演技とはまるで違う性格を見事に演じ切っています。
 
 あまり一般向きとは言えない作品ですが、映画ファンなら必見の価値は充分あると思いました。


ハイビジョン放送2時間をDVD一枚に入れる

2007-05-11 11:49:21 | IT
 DVD-R一枚に録画できる時間は、「画質レート」(Mbps)と「音質レート」で決まります。
 ウェブで調べた様子では、そこを細かく指定して録画できるのが東芝の機種RDシリーズの特徴のようです。
 それを利用して、掲題の問題に取り組んで見ました。
 1.条件
  1.1 デジタル放送をLAN HDDに録画し、コピーガードが掛かっている。
  1.2 そのコピーガードを外したものを一般のDVD再生機で見られるように video モードで一枚に収める。

  検討の対象には、今まで何回か扱ったことのあるWOWWOWから録った「羊たちの沈黙」(1時間58分)を
  選びました。

 2.プロセス
  2.1 このLAN HDDに入れたタイトルを「画像安定装置」を経由してRD-W300のHDDにダビングする。(VRモード)
    この画質レートは、6.6Mbps以上あると推定されます。
    そしてこの画質レートでは1時間26分程度しかDVD-R(*)一枚に収められません。
  2.2 このHDD内のタイトルをDVD-R/DVD-RAMにVRモードで
     「画質レート」4.6(2時間1分録画可能*)でダビングする。
  2.3 このタイトルに新たな名前をつけて(羊-4.6とつけた)HDDに「画質レート」4.6で再ダビング
     する(VRモード)。この時DVD互換形式でダビングする事に注意する。
  2.4 このHDD内の「羊-4.6」から新しいDVD-Rにvideo モードでダビング、ファイナライズする。
     これで「羊たちの沈黙」(1時間58分)をDVD-R一枚にきっちり収める事が出来ました。
画質は、大型画面では多少気になるところも見えますが、充分鑑賞に耐えるものと思います。

  何故、このようにな煩雑なプロセスが必要かと言えば、画質の変更はVRモードでしか出来ないからです。
  以上説明を簡単にするため「音質レート」については触れませんでしたが、これは Dolby Digital 192kbps
  一定としました。
  
  東芝のレコーダーを購入すれば、「録画可能時間一覧表」がついていますが、その計算式を発表している
  「東芝RD研究」と言うウェブもあります。
  「東芝RD研究」

  以上を参考に、2時間+α 程度の放送はDVD一枚に入れる事が出来ますが、ウェブによると「画質レート」4.0を
  切ると急速に見た画質が落ちるとの事です。
  私も「画質レート」3.8で試して見ましたが、たしかに画質が落ち、パソコンの19インチの液晶画面でもボケが気
  になりました。
  しかし上記「画質レート」4.6のものは19インチでは殆ど気になりません。
  これから言える事は、2時間10分程度の番組までは画質をあまり損なわずに DVD一枚に収める事が出来そう
  だという事です。


 (*):厳密にはこれはDVD-RAMに対する値で、DVD-Rでは少し短くなると言う事と、この値は目安であって録画の
   状態などで多少狂う事があるとの事なので、この程度のマージンで大丈夫なのか完成するまで心配がありました。



DVDのコピーガード外し(その2)

2007-05-09 19:48:18 | IT
 昨日のDVDのコピーガード外し(その1)を見た畏友「かんろうさん」(前出 カラオケ部会の音楽担当
 技師長)からパソコンだけでコピーガードが外せる中国製のソフト「DVDFab Decrypter」というもの
があり最近コピーマニアの間では大人気になっているという情報を貰いました。
 これは日本の通販でも7,000円ぐらいで堂々と売られているもので、一ヶ月間無料お試し版
 というのが下記URLからダウンロードできるというのです。

http://www.dvdfab.com/ja/index.htm

 それで早速ダウンロードして「ハンニバル」でテストして見ました。
 本番(131分)がCD-R(一層)一枚に入ってしまいました。(「その1」の方法では二枚になって
 しまいます)
 画質は本物と同じに見えました。
 また、「その1」の方法では出来ない吹き替えと字幕の切替もコピーできている事にも驚きました。

 こんなソフトが開発されているとは、さすが海賊版天国の中国と感じ入った次第です。

DVDのコピーガード外し(その1)

2007-05-08 10:14:33 | IT
デジタル放送番組のコピーガード外しについては既に何回がお話しましたが、
 市販DVDについても、技術的な興味からテストを行って見ました。
 
 いくつか試みて見ましたが、成功したのは次の二つの方法でした。

 ① DVDプレイヤーを使う
   
    DVD Player----→「画像安定装置」----→ハイブリット レコーダー
    Pioneer DV464    RX-xxxxx      東芝RD-W300(HDD)

   市販DVDはDVD Playerのトレイに入れます。

② ハイブリッド レコーダーのみを使う

                      RD-W300
        RX-xxxxx<----------DVDトレイ
          |
           --------------->HDD

   市販DVDはRD-W300のDVDトレイに入れます。

  いずれもRD-W300のHDDにコピーガードを外したVRモードで保存し、
  次いで、RD-W300を使ってHDD---->DVD-R にビデオモードでコピーします。

  ①のDVD Playerの映像出力の調整に疑点が残るところがありますが、
   画質は②が格段に良いと判断しました。

  画質について触れますと、最近の市販DVDの画質は極めて良く、
  「ハンニバル」や「レッド・ドラゴン」のDVDを私の大型テレビで見る画質は
  先日川崎ラゾーナのシネコンの大スクリーンで見た「ハンニバル・ライジング」(ハンニバルの誕生物語)
より良好なものでした。
  そして、上記②によるものは、元のものより多少画質が劣るところもあるかに見えましたが、シネコンの
レベルより良いのではないかと思えるものです。


  以上は、このコピーワーク自身は勿論違法なものですが、1万円程度の画像安定装置
  を使うだけで、画質もそれほど落とさずにコピーが簡単に出来てしまう事を示しています。
  こんなに簡単に出来てしまうのでは、中国あたりの海賊版は簡単にはなくならないと思いました。




「ハンニバル」と「レッド・ドラゴン」

2007-05-07 06:27:06 | テレビ/メディア
 先日アマゾンに注文した掲題の二つのDVDいずれも到着、一昨日からそれに掛かりっきりになっていました。
 
 と言うのは、「ハンニバル」はDVD一枚、「レッド・ドラゴン」はDVD二枚ですが、
 ①「ハンニバル」には本番(131分)と、本番に併せてリドリー・スコット監督
   の解説、その他が入っており結局2+α回見た事になります。
 ②また「レッド・ドラゴン」2枚中一枚には、本番(125分)と本番に併せて
  ブレッド・ラトナー監督と脚本家テッド・タリーによる解説が入っており、
  さらに2枚目にも種々の資料が入っています。

  以上で 131 x 2 + 125 x 2 + ~200 + α  = ~800分 見続けた事になります。

 以上で、仕事(?)量のオーダーがお分かりになると思います。

 内容ですが
 1.「ハンニバル」
  結論から言うと先日のテレビ東京の放送は、多分時間の制限からの編集しすぎ(既にお話し
  たように93分にカット)でした。
  DVDからはそれなりに良く出来た作品だと思いました。
  前に指摘した『ハンニバル・レクターがクラリスの敵役クレンドラーを生かしたままで
  頭蓋上部を外し、脳髄を取り出して料理し食べるシーン』も放送では削除されていました
  が、ちゃんと入っていました。
 2.「レッド・ドラゴン」
  これは性格的に「羊たちの沈黙」に似た作品です。
  作品中殆どの時間でハンニバル・レクターは収監されており、対応するFBI捜査官

  が「レッド」ではグレアム、「羊」ではクラリス(厳密には訓練生)となっているわけです。
  出来栄えは、私は「羊」に匹敵する出来栄えだと思いました。
  「羊」ではクラリスの人間としての描き方(少女時代子羊たちを救えなかった事への
  悔恨とそれからの脱出への願望)などが秀逸だった訳ですが、
  「レッド」でも殺人鬼「噛み付き魔」ダラハイトの人間としての描き方に秀逸な点が
  認められたと思います。
  それは、
  『ダラハイトは、自分の持つ障害への劣等感や厳格な祖母へのトラウマに悩まされていたが、
  ウィリアム・ブレイクがヨハネ黙示録の情景に基づいて描いた水彩画『大いなる赤き竜と日
  をまとう女』に魅せられてしまい、自分を「赤き竜」レッド・ドラゴン同一視し、いつかは
  自分も竜になるのだと信じて凶悪犯罪を重ねていた。
  しかし、盲目の女性リーバに出会い、始めての愛に自分を取り戻したいと苦しむが結局脱却
  できない』という悲劇をも描いているからです。

 というわけで、先日のテレビ東京の放送を見て後味が悪すぎすっきりしていない方はDVDを
 ご覧になる事をお勧めします。




カテゴリー「テレビ」の新設

2007-05-04 09:37:22 | テレビ/メディア
 今までも「テレビ」を話題にしてお話してきましたが、それはカテゴリー「IT」の中で主にデジタル放送に関係した話題に集中していました。
 ここで新しいカテゴリー「テレビ」を作ってその中で取り扱いたい話題は、放送されたコンテンツそのものに会計したものにしたいと思っています。
 取りあえずは、去る4月26日にテレビ東京で放映された「ハンニバル」についてお話してみましょう。
 
    *********************************
 放映された「ハンニバル」を見ましたが期待外れでした。
 ウェブで検索して見ても、失敗作というコメントが多いようですが、私なりにその理由を考えてみました。
 「羊たちの沈黙」がアカデミー賞5部門受賞を受けての作品(原作でもストーリー的に「羊たち」に続いたもの)
 ですが、原作の長さが、「羊たち」が文庫本一冊で本文506頁、「ハンニバル」が文庫本2冊本文計820頁と
 1.6倍強あり、同じ密度でほぼ同じ時間の映画に纏めるのに無理が有ったのだと思います。

 ストーリーは大団円のところが原作と異なりますが、それを除けば原作を追っています。
 しかし上述の理由により原作からの摘み食い的な描写が多すぎて多分原作を読んでいないと良くわからない
 点が多すぎるのではないかと思いました。

 以上は見てすぐの印象でしたが、録画したものから編集でCMを外したものを見てさらに問題がありそうな事
 に気がついたのです。何と本番の放映部分が93分しかないのです。
 CM外しは本番に多少切り込む形を取る事は避けられませんが、その部分は多分1~2分に留まると推定されます。
 一方映画の上映時間は、ウェブで調べると131分ある事が分かりました。
 放映番組では頭と、末尾(通常付いている製作に関与したメンバーの長いリスト)が削られていましたが、
 それだけではこの違いはとても説明が付きそうにありません。
 放映番組編集に際して映画の内容を大幅にカットした可能性がありそうです。
 因みに「羊たちの沈黙」では、WOWWOW放映の時間と映画上映時間はいずれも118分でぴったりと合っています。

 それで、その辺を調べる為に先日次のような活動を行いました。
 ① 川崎駅前の「tsutaya」でレンタルDVDを調べました。
   出来れば、レンタルDVDを利用してローコストで検討したいと思ったからです。
   ここはかなり大きな店ですが、「ハンニバル」はもとより「羊たちの沈黙」も置いてありません。
   置いてあるものの主体は音楽CDで、DVDはあまり商売にならないのでしょうか?
 ② 次に川崎ラゾーナのHMVを調べました。ここも大きな店です。
   DVDで「ハンニバル」1970円「羊たちの沈黙」1540円が置いてありました。
   尚、同じ「ハンニバル」ものの「レッドドラゴン」は置いてありませんでした。
   (先日封切(最近はこの言葉は使わないようですが)されたばかりの「ハンニバル・ライジング」は、
    ゾーナ内にあるシネコンで見ております。これも失敗作の部類だと思います。)
 ③ 帰宅後、Amazonを調べ、  
   「ハンニバル」のDVD1560円(送料無料)、及び 「レッドドラゴン」のDVDは在庫切れでしたが、
   中古品1437円(送料込み)を見つけたので発注しました。
   DVD「ハンニバル」にはいろいろ入っているようですが、本番の時間は映画と同じ131分と記載されています。

 「ハンニバル」は今日明日中には到着すると思いますので、検討結果は近々お話できると
 思います。