敏翁のシルバー談義

敏翁の興味のスパンは広いのですが、最近は健康談義から大型TVを含むITと「カラオケ」「珈琲」にシフトしています。

スイングの改造

2007-09-27 15:45:09 | ゴルフ
 ゴルフをやって、年寄りの悩みは年々飛距離が落ちる事です。
 私も昔は力任せに叩いていて、方向は暴れていましたが、飛べば230ヤードは飛んでしましたが、
 最近は180ヤードあたりで勢い無くスライス気味に落ちる球が多く、偶に200ヤード飛べば良い方
 でした。
 
 今年、喜寿になってからの計画のひとつが元気な内にもう一度ゴルフを真面目に追求して
 見たい(もう一つが例の大型テレビと、システマテックな映画鑑賞)と言うものでした。


 まずウェブで調べてみると、飛ぶような方法の提案は山ほどあります。
 その中には、
   「従来の常識をずらずらと述べて、こんなものでは飛距離の向上は期待できません。
    その秘密は私の本にあります。特別価格を3万円とします。
    高いと思うかも知りませんが、あなたが今までにトライバーを買え変えた金額などの投資を考えたら
    決して高くはありません」
 というようなものも多数見受けられます。
 上記の3万円は、9千円とかいろいろありますが、大同小異(?)に見えます。
 それらは、具体的な技法には殆ど触れていませんが、具体的な技法に関するものも多数あります。
 それらを次々と試して見たのですが、なかなか旨くは行きません。
 その中でもっともだと思ったのは、標準的な考え方、ドローボールでランで距離を稼ぐのですが、
 クラブフェイスをターゲツト方向にあわせ、クローズッド・スタンスにし、つま先の方向にスイングする
 というもので、これが、アイアンではできるのですが、肝心のドライバーでは、ドローが旨く掛からない理由の
 説明がそれです。
 それは、最近のドライバーのヘッドは極めて複雑な構造を作りこんでいて、多少スイングが
 ずれても、球の飛ぶ方向を補正する働きがビルと・インされているからだというものです。

 この説が当たっているかどうかは分かりませんが、従来の常識を変えないと駄目らしい事が
 わかり、従来の常識からは離れた事もトライする事にしました。
 そしてその中で終に(?)私に向いているらしい技法を発見しかかっているのでご参考になればと
 思い、本文を掲載します。
 それは、バックスイングのトップで、極端に右手甲を真下に向け、フィニッシュで、左手甲
 を真下に向けるというものです。極めてフラットなスイングになります。 
 練習場で効果がありそうな事を確認し、昨日取手国際CCで初めて実際にトライして見ました。
 (同伴者は「真夏のゴルフ」8月8日と同じメンバーです)
 飛距離の推定は、スコアカードのヤーデージと、ティショット後の残りの距離からの推定です。
 ですからロングホールの推定が殆ど旨く出来ませんでした。第二打のスプーンもド・フックするのです。
 但し一回は、次のスプーンの飛距離を180ヤードとしてドライバーは210ヤードと推定しました。
 この技法の効果はてきめんで、スライスは一回もありませんでしたし、ド・フックが出て
 左の林に打ち込みも多く、スコア的にはちっともよくはありませんでしたが、明らかに
 200ヤード以上飛んだのが5回あり、効果はあったと思います。
 特筆すべきは、西18番、ヤーデージは465ヤードのミドルですが、残りは約200ヤードで、
 それからすると250ヤード以上飛んだ事になります。
 これは少しおかしいにしても、この技法のリファインの価値は充分あると思い、
 当分この技法を追及していこうと思っている次第です。



映画そぞろ歩き(1) アラバマ物語とカポーティ

2007-09-06 10:06:16 | テレビ/メディア
 私のアカデミー賞を中心とした映画収集もだいぶ数が溜まってきて、その間の関連などもだんだん
 と分かるようになり、鑑賞のレベルも少しづつ深まっているのかと感じています。
 そんな視点に立った雑文を時折綴る事にしたいと思います。
 今回は、「アラバマ物語」と「カポーティ」の話です。
 尚、今回使った情報の殆どはウィキペディアをベースにしたものです。

  『アラバマ物語』は、1930年代、黒人差別がはびこるアメリカ南部で、白人少女を暴行した罪で起訴された
  黒人を弁護する事になったフィンチ弁護士(男寡、グレゴリー・ペック)とその息子と娘の物語です。
  この作品で、グレゴリー・ペックは主演男優賞(1962年度アカデミー賞)を取っています。
  立っているだけの大根役者なとどもいわれた彼の渋い演技が光ります。彼を米国の笠 智衆と言って
  いる人もいるほどです。
  また2003年のAFI(アメリカ映画協会)が発表した「最も偉大な映画ヒーロー」で、グレゴリー・ペック
  演じるフィンチ弁護士がインディ・ジョーンズ、ジェームズ・ポンドらを抑え1位を獲得、再び脚光を浴びました。
  「アラバマ物語」は、"フィンチ弁護士"の娘"スカウト"であり後年作家となつたハーパー・リーが書いた作品で、
  1961年に彼女はこの作品でフィクション部門のピューリツァー賞を受賞しています。

  この中で、近所に住んでいる少年が後年のカポーティだったのです。
  DVDから録った画像を二枚ご覧にいれましょう。
  左図がフィンチ弁護士とスカウト、右図の右端が後年のカポーティです。
   



  1959年、カンザス州の小さな町で、一家4人が惨殺されるという事件が起こり、ニューヨーク・タイムズで
  この事件を知ったカポーティは興味を持ち、幼馴染のハーパー・リーと共に現場に向かいます。
  カポーティは、既に「ティファニーで朝食を」などで雑誌「ニューヨーカー」の契約作家として著名であり、
  ハーバー・リーはその「ニューヨーカー」の編集部に勤めていたのでした。
  話は少しそれますが、「ティファニーで朝食を」の試写会を見たカポーティが自分の作品と全く異なる
  結末に椅子から転げ落ちたというエピソード(真偽のほどは?)が伝えられています。

  『カポーティ』 は、2005年アカデミー賞主演男優賞受賞作品でこの事件でトルーマン・カポーティが代表作
  の『冷血』を取材し書き上げるまでを中心に描いた伝記映画であります。
  この映画の中で彼が「アラバマ物語」の試写会に呼ばれるシーンがありますが、そこでカポーティが、
  「大した作品ではない」とつぶやくところ等はカポーティの人柄と後年の彼の悲劇(それは映画には描かれて
  いませんが)を象徴するものと思われました。
  これもDVDから録った画像をご覧にいれます。
  ハーパー・リーとカポーティです。