これから時々、その時々に話題となっている諸問題を映画から考えて見たいと思います。
今回は、海兵隊員による不祥事です。
沖縄では、海兵隊による非行が繰り返されていますが、その真因は何か?
この点で参考になるのが、アメリカ映画「フルメタル・ジャケット」(Full Metal Jacket)だと思います。
『本作品は、1987年のアメリカ映画で、ベトナム戦争を題材にした戦争映画である。監督はスタンリー
・キューブリックでありアメリカには珍しい明確な反戦を基調とした映画である。
本作品の前半では海兵隊の訓練キャンプにおける個人の人間性の否定や剥奪も辞さない徹底的な
精神教育、および過酷な訓練による人間の兵器化、即ち敵兵の殲滅を任務とした兵士と化すまでの
道のりが描かれています。
ベトナム戦争時、アメリカ海兵隊に志願したごく普通の青年たちは優秀な兵士になるべく、
海兵隊訓練キャンプの教練課程で徹底的にシゴき抜かれることになる。キャンプの鬼教官・
ハートマン軍曹の指導のもとで行われる訓練は、徹底的な叱責に加え「貴様らは蛆虫以下の存在」
と罵倒され続けるという心身ともに過酷を極めるものだった。
それは兵士として不必要な個人の人格を完全に否定し、精神から海兵隊員に刷り込み変える
作業であった。更に連帯責任による懲罰、訓練生の間で行われるいじめなど閉鎖的な空間で受ける
社会的ストレスが次々と描かれていく。こうして一人称は兵器の一部と化し、軍隊というシステム
に組込まれていくのだった。しかし、中には出征前に精神に変容を来たす者も…。』(以上ウィキペディアより)
現在の訓練が当時のママかどうかは知りませんが、このような訓練を受ければ、相当な確率で
非行人間が生まれるのは頷けるものがあります。
このような狂気の集団ともいえる海兵隊員は、日本の防衛上からは不可欠な人たちだと思いますが、
(北朝鮮や中国の兵隊と戦って、昔の日本軍ならいざ知らず、現在の自衛隊が勝てるとは到底思えません)
彼等の教育・訓練プログラムの改善などで不祥事の発生をどの程度抑制できるかは、極めて難しい問題だと
思われます。(教育学者、社会心理学者などにはチャレンジしがいのある問題だとは思いますが)
今回は、海兵隊員による不祥事です。
沖縄では、海兵隊による非行が繰り返されていますが、その真因は何か?
この点で参考になるのが、アメリカ映画「フルメタル・ジャケット」(Full Metal Jacket)だと思います。
『本作品は、1987年のアメリカ映画で、ベトナム戦争を題材にした戦争映画である。監督はスタンリー
・キューブリックでありアメリカには珍しい明確な反戦を基調とした映画である。
本作品の前半では海兵隊の訓練キャンプにおける個人の人間性の否定や剥奪も辞さない徹底的な
精神教育、および過酷な訓練による人間の兵器化、即ち敵兵の殲滅を任務とした兵士と化すまでの
道のりが描かれています。
ベトナム戦争時、アメリカ海兵隊に志願したごく普通の青年たちは優秀な兵士になるべく、
海兵隊訓練キャンプの教練課程で徹底的にシゴき抜かれることになる。キャンプの鬼教官・
ハートマン軍曹の指導のもとで行われる訓練は、徹底的な叱責に加え「貴様らは蛆虫以下の存在」
と罵倒され続けるという心身ともに過酷を極めるものだった。
それは兵士として不必要な個人の人格を完全に否定し、精神から海兵隊員に刷り込み変える
作業であった。更に連帯責任による懲罰、訓練生の間で行われるいじめなど閉鎖的な空間で受ける
社会的ストレスが次々と描かれていく。こうして一人称は兵器の一部と化し、軍隊というシステム
に組込まれていくのだった。しかし、中には出征前に精神に変容を来たす者も…。』(以上ウィキペディアより)
現在の訓練が当時のママかどうかは知りませんが、このような訓練を受ければ、相当な確率で
非行人間が生まれるのは頷けるものがあります。
このような狂気の集団ともいえる海兵隊員は、日本の防衛上からは不可欠な人たちだと思いますが、
(北朝鮮や中国の兵隊と戦って、昔の日本軍ならいざ知らず、現在の自衛隊が勝てるとは到底思えません)
彼等の教育・訓練プログラムの改善などで不祥事の発生をどの程度抑制できるかは、極めて難しい問題だと
思われます。(教育学者、社会心理学者などにはチャレンジしがいのある問題だとは思いますが)