敏翁のシルバー談義

敏翁の興味のスパンは広いのですが、最近は健康談義から大型TVを含むITと「カラオケ」「珈琲」にシフトしています。

LAN HDDからのCM外しと「薔薇の名前」

2007-04-15 07:25:31 | IT
 
 先日、「TV + LAN HDD + レコーダー + 画像安定装置」の運用法についてお話しました。
 NHK、スカパー、WOWWOWはこれで良いのですが、民放は途中にCMが入り、これを取り除きたい
 場合にLAN HDDは若干問題があります。
 レコーダー(東芝RDシリーズ)では、録画設定でCMのところで自動的にチャプター分割をする事が
 できるので、後からCMを簡単に取り除く事が出来ます。
 しかし、LAN HDD録画ではそれが出来ません。
 
 先日、BSフジで「薔薇の名前」をLAN HDD録画したのですが、これには約20分毎に
 CMが入っており、この録画を試験台に使ってマニュアルでCM除去をやってみました。

 途中早回しにするなどして、約一時間かけてCM除去は出来ましたが、緊張の連続で疲れました。
 LAN HDD録画の問題点の一つでしょう。

 因みに「薔薇の名前」はウンベルト・エーコ原作(1980年)のミステリーで、
 1327年、教皇ヨハネス22世時代の北イタリアのカトリック修道院を舞台に起きる怪事件の謎
 をフランシスコ会修道士バスカヴィルのウィリアムと若きベネディクト会修練士メルクのアドソ
 が解き明かしていくというもの。
 映画化は1986年、ショーン・コネリー主演、ジャン=ジャック・アノー監督。

 1990年当時この本(上下、邦訳の発売は1990)や「ユリイカ」のエーコ特集などを購入(数冊の研究書
 〔?〕も読みました)、さらにこの映画のレンタルビデオを借りてダビング(5000円取られましたが)したものを持って
 いるのですが、画質が悪すぎるので、今回録画し直したものです。
 映画そのものの画質もあまりピントが良くないのですが、レンタルビデオよりはかなり良いようです。
 私が、ヨーロッパの中世に関心を持ち始めたのがこの「薔薇の名前」からで、それが1995年からの
 ヨーロッパの古寺、修道院巡礼に繋がって行ったのだと思います。
 (下記の私のホームページ参照)
  敏翁のホームページ

「TV + LAN HDD + レコーダー + 画像安定装置」の有効活用法

2007-04-11 13:18:20 | IT
   私は現在、「TV+LAN HDD+レコーダー+画像安定装置」をひとつのシステムとして
 一つの考えに基づいて運用しはじめているのですが、その考え方が皆さんにも多少とも
 参考になるかもしれないと思いお知らせする次第です。
 

 ① 記憶媒体の利用しやすさ、ビットコスト、コピーワンス外しにVTRを使わない
   (使うとやはり画質が多少劣化する)などの点から、放送の録画にはLAN HDDを
   使う事を主体としています。
   コピーワンス外しは、後で同好の皆さん(誤解がないように言いますが、多くても
   数名の方々です)にコピーをお渡しする可能性をキープする為にも必要だと考えています。

   レコーダー内のHDD-->「画像安定装置」-->DVD-RAMでも
   VTRを使わないで済むのですが(この事は既にお話しました)、これを行うと後遺症
   (画面におかしな画像が現れる)が残ります。この後遺症は一晩経つと消えるのですが、
   何だか気味が悪く、何が起こるかわからないので長い番組はまだやっていません)。

 ② 但し、LAN HDD録画は放送されたまま録画され、画質を選択できません。
   それで、フルハイビジョンの放送を録画する場合は、記憶容量を消費しすぎる問題が残ります。
   例えば、先日のNHKハイビジョン放送の「ローエングリン」の3時間34分の録画では、
   約38GBを使用してしまいました。
   こんな事を続けては、すぐLAN HDDが足りなくなってしまいます。
   
 ③ それで、この「ローエングリン」はVR画質でレコーダーのHDDに移す事にしました。
   (後でLAN HDDの録画は消去済み)
   これは、コピーワンス違反になるので直接には出来ませんできませんが、「画像安定装置」
   経由ならできるのです。
   移したHDD中のサイズは多分10GB強に収まっている筈です。
   (HDD内各タイトルのメモリー使用量の測定は簡単ではありません)

 以上やや細かく書きましたが、簡単に言えば
  1.録画はすべてLAN HDDに入れる。
  2.フルハイビジョン画質として残す必要の無いものは、
    「画像安定装置」経由でレコーダーのHDDに移し、LAN HDD中の録画は消去する。

  という事になります。


コピーワンスの今後

2007-04-08 15:34:11 | IT
  コピーワンスについての最近の検討状況の総括が「日経エレクトロニクス」4月9日号に出ています。
  この記事はその内容に関心が大きい為か、例外的にウェブでも全文読めるのですが、それには登録が必要で
  多分皆さんの殆どは登録まではしていないでしよう。
  そこには2頁に亘ってごたごた沢山書いてありますが、要は最期のところ
  「長らく続いた議論がようやく終わる見通しが立ったとはいえ、(中略)
   新仕様の録画機をユーザーが利用できるようになるまでには、かなりの時間が必要になりそうだ」
  に尽きると思います。

  コピーワンス回避技術が今後益々盛んになる事は避けられないと思います。