先日、「TV + LAN HDD + レコーダー + 画像安定装置」の運用法についてお話しました。
NHK、スカパー、WOWWOWはこれで良いのですが、民放は途中にCMが入り、これを取り除きたい
場合にLAN HDDは若干問題があります。
レコーダー(東芝RDシリーズ)では、録画設定でCMのところで自動的にチャプター分割をする事が
できるので、後からCMを簡単に取り除く事が出来ます。
しかし、LAN HDD録画ではそれが出来ません。
先日、BSフジで「薔薇の名前」をLAN HDD録画したのですが、これには約20分毎に
CMが入っており、この録画を試験台に使ってマニュアルでCM除去をやってみました。
途中早回しにするなどして、約一時間かけてCM除去は出来ましたが、緊張の連続で疲れました。
LAN HDD録画の問題点の一つでしょう。
因みに「薔薇の名前」はウンベルト・エーコ原作(1980年)のミステリーで、
1327年、教皇ヨハネス22世時代の北イタリアのカトリック修道院を舞台に起きる怪事件の謎
をフランシスコ会修道士バスカヴィルのウィリアムと若きベネディクト会修練士メルクのアドソ
が解き明かしていくというもの。
映画化は1986年、ショーン・コネリー主演、ジャン=ジャック・アノー監督。
1990年当時この本(上下、邦訳の発売は1990)や「ユリイカ」のエーコ特集などを購入(数冊の研究書
〔?〕も読みました)、さらにこの映画のレンタルビデオを借りてダビング(5000円取られましたが)したものを持って
いるのですが、画質が悪すぎるので、今回録画し直したものです。
映画そのものの画質もあまりピントが良くないのですが、レンタルビデオよりはかなり良いようです。
私が、ヨーロッパの中世に関心を持ち始めたのがこの「薔薇の名前」からで、それが1995年からの
ヨーロッパの古寺、修道院巡礼に繋がって行ったのだと思います。
(下記の私のホームページ参照)
敏翁のホームページ