飯田線の乗降客数を調べたので、グラフにしました。
1992、1997、2007、2017、2019年を採ってあります。
資料は各地方自治体の統計年鑑などです。
JRは2001年度以降、各駅ごとの乗客数の公開を止めております。
そこで、沿線自治体の統計年鑑などが頼りになるわけですが、
自治体によってはJRに問い合わせていないところもあり、数値が得られないこともあります。
また、web上で公開されている範囲も、それぞれ異なります。
ですから、駅によってはデータが得られなかった年もあり、空欄とせざるを得ませんでした。
北から順に並べてあります。
また、豊橋駅は桁が違いますので、除外してあります。
これ、読めませんよね?
拡大してみます。
辰野~飯田間です。
横軸が乗客数ですが、各駅ごとに上側の横棒が最近のものです。
したがって、積みあがった横棒が裾広がりのようにに見える駅は、年々減っている駅です。
辰野~伊那市間の各駅が、健闘しているように見えます。
また、駒ヶ根駅の凋落ぶりが気になるところです(1997年度1056人→2019年度475人)。
近年では、隣りの小町屋駅に近年は抜かれています。
駒ヶ根市の中心部が移動しつつあるのかもしれません。
2019年度で乗客数が1000人を超えている駅は伊那市と伊那北のみですが、
この両駅も2020年度は1000人を割っております。
元善光寺~天竜峡間です。
元善光寺~飯田間は再掲になりますが、飯田都市圏の傾向を掴みたく考えました。
飯田駅が突出して多いわけではなく、伊那上郷、飯田、鼎の各駅に分散している状況が読めます。
おそらく、市内の高校の配置状況と関連があると思います。
飯田駅の前後で乗り通す客も多いことが予測できます。
鼎駅は、一貫して増加傾向ですね。
天竜峡以南の旧三信鉄道区間では、一転してグラフに乗客数が表れない駅ばかりとなります。
「秘境駅」などと呼ばれている小駅ですね。
長野県内では1992、1997年の統計値が得られないことが多かったので、
もう少しグラフを充実させたかったところです。
しかるべきところに行けば、閲覧できるはずですが。
減ったとはいえ、水窪駅は、この区間では乗客数が多いほうです。
佐久間~船町間、飯田線の南部です。
桁違いの豊橋駅(2019年度28783人)だけ、除外してあります。
やはり、旧三信鉄道区間だった三河川合以北は乗客数が少ないですね。
これに対し、本長篠~豊橋間では列車本数も多く、比較的乗客数も多いように見えます。
ですが、子細に見ると出馬~大海、新城、江島の各駅で、
1992年度から2019年度までの四半世紀余りの間で、利用客は半数以下となりました。
豊橋の近郊区間だと思っていたのですが、安泰ではありませんね。
新東名高速道路も開通しましたし、自家用車への逸走が激しいのではないかと思います。
2019年度の乗客数が1000人を超えているのは、豊川駅(3312人)だけです。
予想していたよりも豊橋口での減少傾向が強いことと、北部伊那谷で健闘していることが見えた気がします。
ただ、同じ統計年度に揃えての比較はできていないので、結論には至りません。
そもそも、伊那谷では中央道が開通した時点で大幅に減少しているはずで、
それからはずっと低位で安定していただけでもありましょう。
もうちょっと、調べたいところではあります。
2019年度で、線内で乗客数が多かった上位10駅はつぎのとおりでした。
豊川 3312
伊那市 1189
伊那北 1025
牛久保 868
飯田 827
三河一宮 779
伊那上郷 675
新城 667
鼎 649
小町屋 640
(次点 宮木609)
旧型国電が闊歩していた1980年代からの変遷も知りたいですね。
1992、1997、2007、2017、2019年を採ってあります。
資料は各地方自治体の統計年鑑などです。
JRは2001年度以降、各駅ごとの乗客数の公開を止めております。
そこで、沿線自治体の統計年鑑などが頼りになるわけですが、
自治体によってはJRに問い合わせていないところもあり、数値が得られないこともあります。
また、web上で公開されている範囲も、それぞれ異なります。
ですから、駅によってはデータが得られなかった年もあり、空欄とせざるを得ませんでした。
北から順に並べてあります。
また、豊橋駅は桁が違いますので、除外してあります。
これ、読めませんよね?
拡大してみます。
辰野~飯田間です。
横軸が乗客数ですが、各駅ごとに上側の横棒が最近のものです。
したがって、積みあがった横棒が裾広がりのようにに見える駅は、年々減っている駅です。
辰野~伊那市間の各駅が、健闘しているように見えます。
また、駒ヶ根駅の凋落ぶりが気になるところです(1997年度1056人→2019年度475人)。
近年では、隣りの小町屋駅に近年は抜かれています。
駒ヶ根市の中心部が移動しつつあるのかもしれません。
2019年度で乗客数が1000人を超えている駅は伊那市と伊那北のみですが、
この両駅も2020年度は1000人を割っております。
元善光寺~天竜峡間です。
元善光寺~飯田間は再掲になりますが、飯田都市圏の傾向を掴みたく考えました。
飯田駅が突出して多いわけではなく、伊那上郷、飯田、鼎の各駅に分散している状況が読めます。
おそらく、市内の高校の配置状況と関連があると思います。
飯田駅の前後で乗り通す客も多いことが予測できます。
鼎駅は、一貫して増加傾向ですね。
天竜峡以南の旧三信鉄道区間では、一転してグラフに乗客数が表れない駅ばかりとなります。
「秘境駅」などと呼ばれている小駅ですね。
長野県内では1992、1997年の統計値が得られないことが多かったので、
もう少しグラフを充実させたかったところです。
しかるべきところに行けば、閲覧できるはずですが。
減ったとはいえ、水窪駅は、この区間では乗客数が多いほうです。
佐久間~船町間、飯田線の南部です。
桁違いの豊橋駅(2019年度28783人)だけ、除外してあります。
やはり、旧三信鉄道区間だった三河川合以北は乗客数が少ないですね。
これに対し、本長篠~豊橋間では列車本数も多く、比較的乗客数も多いように見えます。
ですが、子細に見ると出馬~大海、新城、江島の各駅で、
1992年度から2019年度までの四半世紀余りの間で、利用客は半数以下となりました。
豊橋の近郊区間だと思っていたのですが、安泰ではありませんね。
新東名高速道路も開通しましたし、自家用車への逸走が激しいのではないかと思います。
2019年度の乗客数が1000人を超えているのは、豊川駅(3312人)だけです。
予想していたよりも豊橋口での減少傾向が強いことと、北部伊那谷で健闘していることが見えた気がします。
ただ、同じ統計年度に揃えての比較はできていないので、結論には至りません。
そもそも、伊那谷では中央道が開通した時点で大幅に減少しているはずで、
それからはずっと低位で安定していただけでもありましょう。
もうちょっと、調べたいところではあります。
2019年度で、線内で乗客数が多かった上位10駅はつぎのとおりでした。
豊川 3312
伊那市 1189
伊那北 1025
牛久保 868
飯田 827
三河一宮 779
伊那上郷 675
新城 667
鼎 649
小町屋 640
(次点 宮木609)
旧型国電が闊歩していた1980年代からの変遷も知りたいですね。
天龍村の工業出荷額の推移を調べられるサイトを見つけましたら、2001年から2003年にかけての時期に、かなり落ち込んだようですね。その電子部品工場の撤退がいつだったのかは、手元では調べられませんでしたが、村にとっても、鉄道にとっても大きなことだったのだろうと想像します。
鉄道と地域との関わりが具体的にわかり、勉強になります。
乗客減は鉄道利用から自家用車へのシフトが大きいと思うのですが、鉄道利用必須の高校生の数が減っている事も大きいと思います。 下伊那地区で言えば四半世紀の間に飯田市の高校は二つ減り、残った高校も定員割れが軒並みな現状です。
私が住んでいる平岡近辺で見ると、温田駅がぴょこっと利用者数が多いのが面白いです。おそらく、高校と県立病院があるからなんだろうな。