旅も終盤。
コテスロービーチで夕陽を満喫した私たち、最後のディナーはビーチのカフェでゆっくり食べようかと思ってました。
なんせフライトは夜中の0:05。
空港に向かう時間を考えても、夜9時ぐらいまで時間があるから、ご飯を食べ終わったら何をして時間をつぶそうか?
とりあえず、コテスロービーチのインディアナカフェには絶対行こうね!!
ビーチでうりのズボンが濡れてしまったので、クルマからスーツケースを出して、着替えを出す事に。
駐車中のクルマからトランクを出して、クルマの脇でえっさほいさとスーツケースを開けて、濡れたズボンもビニールに包んで。
元通りにスーツケースを閉めて、さて。
と思ったら………
あれ?私のカバンは?
そこにはしっかりと閉じられたクルマのトランクと、主人が立っているだけ。
クルマの中かと思いきや、ドアはロックされたまま。
トランクはリモコンのみ、または運転席のボタンで開くシステム。
リモコンキーで開けようにも、キーが手元にない。
私はカバンのポケットに入ってるリモコンでトランクを開けて、そのままカバンに仕舞っておいたはず。
えぇ? ちょっと待って、なんでトランク閉まってるの???
青くなりながら主人に聞いたら、クルマの脇でいろいろやってるから、貴重品の入ったバッグが危ないと思ってトランクは閉めておいた。
って……。
そうだよ、カバンにはリモキンキーだけじゃなくて、全ての貴重品が入ってる。
パスポートも、お財布も、レンタカー会社の連絡先も。
どうしよう、携帯も持ってないし、どこかに連絡しようと思ったって、小銭さえも持ってないよ!!
最終日だから、主人が持ってたオーストラリアドルは全部私が預かってた。
ホテルに戻る事だってできない。だって私たちのフライトは今夜。
どうするのー?!?!
って、そこで言い争っていても、オロオロしていても仕方がない。
とりあえず、隣に停車中だったタクシーの運転手さんが心配そうにこちらを見ていたので、事情を説明して助けてもらう事にした。
事情を説明するうちに、タクシー車内の液晶画面に仕事が入る。
でもそれを無視して親身になって話を聞いてくれる彼。
「そうか、じゃあレンタカー会社の電話番号を調べてみよう。彼らはスペアキーを持っているはずだから」
と、i-phoneを使って電話番号を調べてくれた。
その場で電話をかけてくれる彼。
でも、時刻はもう6時半。
どこもかしこも閉店時刻の早いオーストラリア、当然のようにレンタカー会社は閉まっていた
「じゃあ、100ドルくらいのお金がかかっちゃうかもしれないけど、解錠の専門業者を呼ぶことにしよう」
と、どこぞに電話をかけてくれる。(おそらくロックスミスなどの民間の解錠業者)
しばらく話したあと、残念そうな顔で彼が告げてくれた結果は「レンタカーの場合、業者の許可なくカギを開ける事ができない」というもの。
はぁぁ…どうしよう
もう一度レンタカー会社にトライしてみてくれる。
当然のように留守電。
留守電に向かって、彼は現在地と、もし留守電を聞いたら彼の携帯に電話をくれるようにとメッセージを残した。
「うまいこと行けば僕の携帯に電話をくれるとおもう。そしたら、ここの場所を説明しておくから、来ると思うよ。でも確認のため15分くらいしたらもう一度電話をかけてみた方がいい。あそこに公衆電話があるけど…小銭は持ってないんだよね?」
なんて親切な人なんでしょう、彼は手持ちの小銭3~4ドルを私に手渡してくれた
「ごめん、仕事が入って行かなくちゃならないんだ。グッドラック」
本当にありがとう、おそらくインド系移民の彼。
頼りの綱が一本切れてしまった気持ちでタクシーを見送る。
せっかくだけど、たぶんレンタカー会社への電話は望みが薄そう。
仕方ないから警察に行ってみよう。
と、どこにあるかも知らない警察を目指して歩き始めた私たちだけど…そこでホテルが目に入る。
ためしに、ホテルのレセプションに相談してみよう。
レセプションには男性が一人接客中。
接客が終わるのを待って、彼に事情を説明。
「そりゃ大変だ!とりあえず一緒に車に行って、様子を見てみることにしよう」
彼は車を見ると
「うーん暗くてよく分からないけど、もしかしたら友達がなんとか出来るかもしれない」
と一本電話をかける。
ホテルの階段から登場したのはもう一人の男性。
手に持っているのは、針金ハンガー
その針金にわずかな期待を込めて、彼がピッキングするのを見つめるけど…
開かない。このクルマは新しいタイプの車で、ピッキングが難しくなっているらしい。
途中、通行人も一緒になってトライしてくれたけど、やっぱりダメだった。
レセプションに戻って「ダメだった…」と伝えると
「OK、じゃあプランBだ。とりあえずレンタカー会社にもう一度当たってみよう」
とまたもやあちこちに電話をかけ始めた。
約10分後、彼が明るい顔で「良かった、大丈夫だよ!」と言う。
先ほどのロックなんとか関係の会社ではなくて、別の専門業者に依頼ができたらしい。
やっぱりレンタカー会社はダメだったみたい。
「あと30分か遅くとも1時間で来るらしいよ。今は7時半だから8時半までには来るだろう。それから作業をして、遅くとも9時の時点では君たちはクルマの中にいる事ができるよ。フライトの時間もピッタリだ!」
はぁ~…本気で身体の力が抜けた。
「あぁ良かった、それまでこのロビーで待たせてもらってもいい?」と聞くと
「もちろんだよ。業者が来るまでコーヒーでも食事でも楽しんでいればいいよ」
ここはホテルだけど、表に面したところではカフェやバーになっているのです。
いやムリ、私たち1セントも持ってないのよ。
それを言うと
「そうかぁ。でもコーヒーくらい飲みたいだろう?じゃあ、僕が自分で作ってあげるよ。それなら無料だ」
と言って、少ししてカップを2つ私たちに渡してくれました。
とりあえず、ホッと一息。
あぁ、このコーヒー美味しかった、ほんとに
「もし8時半までに業者が来なかったら僕に教えて。もう一度電話してみるから」だって。
どこまでも親切で、涙が出そうよ
しばらくロビーで待っているうちに、お腹がすいてきた子供たち。
主人が「カードなら持ってる」というので、レストランでご飯を食べることにしました。
でも業者が来てすれ違いになったら困るので、一人はロビーで待機。
全然ゆっくりご飯を食べるような気分じゃなかったけど、子供たちに注文したメニューを一緒に食べているうちに少し気分がほぐれてきた。
でも、待てど暮らせど解錠業者はやってこない。
飛行機に間に合わない想像をしてみる。
明日以降にずらすとして、国慶節の座席は一体ぜんたい空いてるのかしら??
席が取れなかったら、国慶節が終わるまでオーストラリアか。
まぁそれも悪くないか。
だけど、学校何日か休まなくちゃダメかな…
時計を見つめて待つこと1時間。
8時半を過ぎてしまった。
レセプションの彼にもう一度電話をかけてもらう。
「あとほんの少しで来るそうだよ」との言葉の通り、その10分後くらいにようやく業者が到着!
あぁこれでもうヤキモキする必要がないのね。
ちなみにこの業者とは、日本で言うJAFみたいな種類の会社らしく、あとで見たら私たちが借りたレンタカー会社も会員になっていた。
作業員と一緒に車まで行く。
さっきのシロウトの彼の針金ハンガーとは全然違う、もっと専門的な工具を使って作業すること数分。
あっけなくドアロックが解錠されました!!
歓声をあげながら急いで車内に入り、運転席のトランクを開けるボタンを押すも…
なにも反応しない。トランクは開かない。
どうやら正規の方法以外でロックを開けた場合、このボタンは使えない仕組みになってるみたい。
あぁ車上荒らしを防ぐための安心構造が、やたら煩わしい!!
でも、さっきほどはうろたえない私。
だって専門職さんが横にいる限りはどうにかしてくれるはず。
こういう場合は後部座席がトランクに繋がっているらしく、作業員は後部座席を探り始めた。
結局、後部座席のネジを外し、シートを引きはがすような形で何とかトランクに到達。
おそらくこんなに恋しいと思った事はない、私のカバンと再会!!!
あー…本当に良かったよぉ。
時間はすでに9時をまわった。
レセプションの彼にロックが開いた事の報告とお礼を言い、ここで事故ったら大変なのでゆっくりと空港までクルマを走らせました。
10時空港に到着。
寝ていたうりを起こし、ナナをかついで、バタバタとチェックイン。
すぐに出国するも、イミグレが混雑していて思ったより時間がかかる。
ようやく搭乗ゲートまでたどり着いたのは、登場開始時刻の30分前
なんとか洗顔と、残ったオーストラリアドルでのお買い物を慌しく済ませる事もできました。
最後の最後で本当にどうしよう?!というトラブルに見舞われた私たち、でも本当に親切なオージー達が助けてくれました。
今回の旅行でオージー達の親切さ、明るさをすごく感じた私。
街を歩いていても目が合えば「ハーイ」
バス利用者の半数以上は、降りる時に後部昇降口から運転手に「サンクス」と声をかける。
買い物をしていてもそう。レジ係が必ずお客さんに「Hi,how are you?」と声をかけるし、あるスーパーのレジでは多分高校生と思われる若い店員が私に「残りの滞在を楽しんでね」と優しく声をかけてくれた。
上海に住んでいるから余計に感じるのかも。
以前オーストラリアにいた頃は普通に「気持ちの良い人たちだな」と感じた程度だったけれど、今回はいちいち感動した。
だって、上海は道ですれ違う時にぶつかっても、誰も何も言わないようなところ。
スーパーで買いものしていると、狭い通路では大きなカートで人を押しのけながら通るし、レジで「ありがとうございます」なんてほとんど言われた事がない。
その国の文化・歴史背景いろいろあるだろうけれど、移民の国オーストラリアは本当に人があったかいなぁ、と実感
ホテルのレセプションの彼には、お礼状と小さな品物を送りました。
クルマに戻れない時に子供たち、「大丈夫だよ、心配しないで」って落ち込む私を励ましたくれた。
帰った翌々日、うりは熱を出してしまいました。でも普通の風邪だそうで、2日で復活。
疲れたんだね、きっと。
コテスロービーチで夕陽を満喫した私たち、最後のディナーはビーチのカフェでゆっくり食べようかと思ってました。
なんせフライトは夜中の0:05。
空港に向かう時間を考えても、夜9時ぐらいまで時間があるから、ご飯を食べ終わったら何をして時間をつぶそうか?
とりあえず、コテスロービーチのインディアナカフェには絶対行こうね!!
ビーチでうりのズボンが濡れてしまったので、クルマからスーツケースを出して、着替えを出す事に。
駐車中のクルマからトランクを出して、クルマの脇でえっさほいさとスーツケースを開けて、濡れたズボンもビニールに包んで。
元通りにスーツケースを閉めて、さて。
と思ったら………
あれ?私のカバンは?
そこにはしっかりと閉じられたクルマのトランクと、主人が立っているだけ。
クルマの中かと思いきや、ドアはロックされたまま。
トランクはリモコンのみ、または運転席のボタンで開くシステム。
リモコンキーで開けようにも、キーが手元にない。
私はカバンのポケットに入ってるリモコンでトランクを開けて、そのままカバンに仕舞っておいたはず。
えぇ? ちょっと待って、なんでトランク閉まってるの???
青くなりながら主人に聞いたら、クルマの脇でいろいろやってるから、貴重品の入ったバッグが危ないと思ってトランクは閉めておいた。
って……。
そうだよ、カバンにはリモキンキーだけじゃなくて、全ての貴重品が入ってる。
パスポートも、お財布も、レンタカー会社の連絡先も。
どうしよう、携帯も持ってないし、どこかに連絡しようと思ったって、小銭さえも持ってないよ!!
最終日だから、主人が持ってたオーストラリアドルは全部私が預かってた。
ホテルに戻る事だってできない。だって私たちのフライトは今夜。
どうするのー?!?!
って、そこで言い争っていても、オロオロしていても仕方がない。
とりあえず、隣に停車中だったタクシーの運転手さんが心配そうにこちらを見ていたので、事情を説明して助けてもらう事にした。
事情を説明するうちに、タクシー車内の液晶画面に仕事が入る。
でもそれを無視して親身になって話を聞いてくれる彼。
「そうか、じゃあレンタカー会社の電話番号を調べてみよう。彼らはスペアキーを持っているはずだから」
と、i-phoneを使って電話番号を調べてくれた。
その場で電話をかけてくれる彼。
でも、時刻はもう6時半。
どこもかしこも閉店時刻の早いオーストラリア、当然のようにレンタカー会社は閉まっていた
「じゃあ、100ドルくらいのお金がかかっちゃうかもしれないけど、解錠の専門業者を呼ぶことにしよう」
と、どこぞに電話をかけてくれる。(おそらくロックスミスなどの民間の解錠業者)
しばらく話したあと、残念そうな顔で彼が告げてくれた結果は「レンタカーの場合、業者の許可なくカギを開ける事ができない」というもの。
はぁぁ…どうしよう
もう一度レンタカー会社にトライしてみてくれる。
当然のように留守電。
留守電に向かって、彼は現在地と、もし留守電を聞いたら彼の携帯に電話をくれるようにとメッセージを残した。
「うまいこと行けば僕の携帯に電話をくれるとおもう。そしたら、ここの場所を説明しておくから、来ると思うよ。でも確認のため15分くらいしたらもう一度電話をかけてみた方がいい。あそこに公衆電話があるけど…小銭は持ってないんだよね?」
なんて親切な人なんでしょう、彼は手持ちの小銭3~4ドルを私に手渡してくれた
「ごめん、仕事が入って行かなくちゃならないんだ。グッドラック」
本当にありがとう、おそらくインド系移民の彼。
頼りの綱が一本切れてしまった気持ちでタクシーを見送る。
せっかくだけど、たぶんレンタカー会社への電話は望みが薄そう。
仕方ないから警察に行ってみよう。
と、どこにあるかも知らない警察を目指して歩き始めた私たちだけど…そこでホテルが目に入る。
ためしに、ホテルのレセプションに相談してみよう。
レセプションには男性が一人接客中。
接客が終わるのを待って、彼に事情を説明。
「そりゃ大変だ!とりあえず一緒に車に行って、様子を見てみることにしよう」
彼は車を見ると
「うーん暗くてよく分からないけど、もしかしたら友達がなんとか出来るかもしれない」
と一本電話をかける。
ホテルの階段から登場したのはもう一人の男性。
手に持っているのは、針金ハンガー
その針金にわずかな期待を込めて、彼がピッキングするのを見つめるけど…
開かない。このクルマは新しいタイプの車で、ピッキングが難しくなっているらしい。
途中、通行人も一緒になってトライしてくれたけど、やっぱりダメだった。
レセプションに戻って「ダメだった…」と伝えると
「OK、じゃあプランBだ。とりあえずレンタカー会社にもう一度当たってみよう」
とまたもやあちこちに電話をかけ始めた。
約10分後、彼が明るい顔で「良かった、大丈夫だよ!」と言う。
先ほどのロックなんとか関係の会社ではなくて、別の専門業者に依頼ができたらしい。
やっぱりレンタカー会社はダメだったみたい。
「あと30分か遅くとも1時間で来るらしいよ。今は7時半だから8時半までには来るだろう。それから作業をして、遅くとも9時の時点では君たちはクルマの中にいる事ができるよ。フライトの時間もピッタリだ!」
はぁ~…本気で身体の力が抜けた。
「あぁ良かった、それまでこのロビーで待たせてもらってもいい?」と聞くと
「もちろんだよ。業者が来るまでコーヒーでも食事でも楽しんでいればいいよ」
ここはホテルだけど、表に面したところではカフェやバーになっているのです。
いやムリ、私たち1セントも持ってないのよ。
それを言うと
「そうかぁ。でもコーヒーくらい飲みたいだろう?じゃあ、僕が自分で作ってあげるよ。それなら無料だ」
と言って、少ししてカップを2つ私たちに渡してくれました。
とりあえず、ホッと一息。
あぁ、このコーヒー美味しかった、ほんとに
「もし8時半までに業者が来なかったら僕に教えて。もう一度電話してみるから」だって。
どこまでも親切で、涙が出そうよ
しばらくロビーで待っているうちに、お腹がすいてきた子供たち。
主人が「カードなら持ってる」というので、レストランでご飯を食べることにしました。
でも業者が来てすれ違いになったら困るので、一人はロビーで待機。
全然ゆっくりご飯を食べるような気分じゃなかったけど、子供たちに注文したメニューを一緒に食べているうちに少し気分がほぐれてきた。
でも、待てど暮らせど解錠業者はやってこない。
飛行機に間に合わない想像をしてみる。
明日以降にずらすとして、国慶節の座席は一体ぜんたい空いてるのかしら??
席が取れなかったら、国慶節が終わるまでオーストラリアか。
まぁそれも悪くないか。
だけど、学校何日か休まなくちゃダメかな…
時計を見つめて待つこと1時間。
8時半を過ぎてしまった。
レセプションの彼にもう一度電話をかけてもらう。
「あとほんの少しで来るそうだよ」との言葉の通り、その10分後くらいにようやく業者が到着!
あぁこれでもうヤキモキする必要がないのね。
ちなみにこの業者とは、日本で言うJAFみたいな種類の会社らしく、あとで見たら私たちが借りたレンタカー会社も会員になっていた。
作業員と一緒に車まで行く。
さっきのシロウトの彼の針金ハンガーとは全然違う、もっと専門的な工具を使って作業すること数分。
あっけなくドアロックが解錠されました!!
歓声をあげながら急いで車内に入り、運転席のトランクを開けるボタンを押すも…
なにも反応しない。トランクは開かない。
どうやら正規の方法以外でロックを開けた場合、このボタンは使えない仕組みになってるみたい。
あぁ車上荒らしを防ぐための安心構造が、やたら煩わしい!!
でも、さっきほどはうろたえない私。
だって専門職さんが横にいる限りはどうにかしてくれるはず。
こういう場合は後部座席がトランクに繋がっているらしく、作業員は後部座席を探り始めた。
結局、後部座席のネジを外し、シートを引きはがすような形で何とかトランクに到達。
おそらくこんなに恋しいと思った事はない、私のカバンと再会!!!
あー…本当に良かったよぉ。
時間はすでに9時をまわった。
レセプションの彼にロックが開いた事の報告とお礼を言い、ここで事故ったら大変なのでゆっくりと空港までクルマを走らせました。
10時空港に到着。
寝ていたうりを起こし、ナナをかついで、バタバタとチェックイン。
すぐに出国するも、イミグレが混雑していて思ったより時間がかかる。
ようやく搭乗ゲートまでたどり着いたのは、登場開始時刻の30分前
なんとか洗顔と、残ったオーストラリアドルでのお買い物を慌しく済ませる事もできました。
最後の最後で本当にどうしよう?!というトラブルに見舞われた私たち、でも本当に親切なオージー達が助けてくれました。
今回の旅行でオージー達の親切さ、明るさをすごく感じた私。
街を歩いていても目が合えば「ハーイ」
バス利用者の半数以上は、降りる時に後部昇降口から運転手に「サンクス」と声をかける。
買い物をしていてもそう。レジ係が必ずお客さんに「Hi,how are you?」と声をかけるし、あるスーパーのレジでは多分高校生と思われる若い店員が私に「残りの滞在を楽しんでね」と優しく声をかけてくれた。
上海に住んでいるから余計に感じるのかも。
以前オーストラリアにいた頃は普通に「気持ちの良い人たちだな」と感じた程度だったけれど、今回はいちいち感動した。
だって、上海は道ですれ違う時にぶつかっても、誰も何も言わないようなところ。
スーパーで買いものしていると、狭い通路では大きなカートで人を押しのけながら通るし、レジで「ありがとうございます」なんてほとんど言われた事がない。
その国の文化・歴史背景いろいろあるだろうけれど、移民の国オーストラリアは本当に人があったかいなぁ、と実感
ホテルのレセプションの彼には、お礼状と小さな品物を送りました。
クルマに戻れない時に子供たち、「大丈夫だよ、心配しないで」って落ち込む私を励ましたくれた。
帰った翌々日、うりは熱を出してしまいました。でも普通の風邪だそうで、2日で復活。
疲れたんだね、きっと。