続・トリコニッキ!

カニンヘン・ダックスの赤ん坊、ゆきが娘になりました☆

反日感情について。

2012-09-20 | 上海 * 暮らす
デモの事実上の禁止令が出て、すっかり落ち着いたように見える上海です。



デモが単純な日本への批判ではなく、国の体制への反発とか、いろいろ言われてましたが。

まぁそれはあるんだろうなと思います。

ただ、日本で育ってきた私にはいくら聞いても読んでもなかなか理解の及ばない事情もあるんだろうなと。



諸説あるので事実は分かりませんが、戦後の中国には根強い反日感情があって、それは教育として施されているというもの。

なぜ反日か。

それは満州事変に始まる旧日本軍の侵略に対するもの。



以下、中国人からのメール(翻訳)です。



中国の一般人は日本政府が今でも戦争についての謝罪をしようとしないことに反感を持っています。
日本の教科書には中国を侵略したことについてはあまり触れていませんよね、そのことについても意見がいろいろあります。
先日の日本人や日本の品物に対する一部の人間のやりすぎ行為については、彼らは日本政府に接触する方法を持っていないから。
上の人と議論するのが無理だから。
中には自分自身の曽祖父母や祖父母を殺された人もいます。
最近例の島の事があるから、連想してしまって怒り狂っているんです。
でも、人を攻撃するのは正しくありません。。
私たちは平和を求めています。
平和のために努力しましょうね!



旧日本軍の侵略や南京大虐殺など、この内情についても真偽のほどは議論されていますが、一般の基本イメージとしては

「日本人はむかし、中国人にひどいことをした!」

というもの。



このあたりが完全に資本主義で育ってきた私から見ると理解が難しいところなんですが、中国は一党独裁の共産党であり、こうと決めた以外の選択肢があまりないという事があります。

中国は56種類もの民族を抱える国で、主義・思想・宗教、また人種そのものが様々で、民主主義ではやっていけないのですね。

多数決にするとケンカだらけになっちゃうからね。

13億もの人口を食べさせていくためには、ある程度の思想の統制が必要ということかな。



子供の時からの教育というのは、それと信じていると、そう簡単には変えられないものですよね。

「10歳のきみへ」の中で日野原重明先生もおっしゃってます。

10歳前後までに家庭で培われた、そうでないとなんとなく気持ち悪いという感覚は、一生ついてまわるものだ、と。

食卓マナーにしてもそう、くちゃくちゃ音を立てるとか、箸でお皿を引き寄せるとか、家庭で口うるさく言われているとやがてそれが当たり前の感覚になっていって、それをする事に感覚的に違和感を感じるようになる。

思想についてもそういうものなのかなぁと、想像してみたりするわけです。



このへんはあくまでウワサや推測なので、実際のところは分かりませんが、国への反発をそらせるために、日本という悪役を作り出しているという説もありますよね。

今の中国は、経済が自由になっていて、とにかく貧富の差がものすごく激しくなっています。

上海はちょっと特殊な場所なのでアレなんですが、地方都市へ行くとそれはハッキリするようです。

お金持ちは日本人から見ても信じられないくらいお金持ちなので…

日本でもいっぱいお金使っていくでしょ?

上海でも、定められている最低賃金は今年ググッと引き上げられたけれど、それでも月給1,450元(約1万8,700円)。

上海は物価が高いので、生活費だけで何も残らない人も大勢います。



以前の完全な社会主義のほうが、誰もに平等に仕事があって、貧富の差もなかったじゃないか!という不満が出てくるわけです。



かと言って日本にその矛先を向けられても困るんだけどさ……

ていうか日本政府に対してもどーなのよという部分もあるけどさ……



けど、先日のデモの様子(9割以上は外地人…上海以外の人たちだったとか)を上海人のホワイトカラーの人たちは、まぁ冷ややかに見てた…なんていう話を聞くと、やっぱその辺の関係もあるのかと、ムムム…と唸ってしまう部分があるわけです。



ただ、中国にいて感じるのは、個人レベルでは反日の人は決して多くはない、ということ。

逆に、日本や日本人に好意的な人が多いようにも思います。

(私が関係する人はほとんど日本と関係してる人ばかりだからかも?)



まだ、なんとなく外で日本語を喋るのがはばかられる日々。

どっちにしろ、早く状況が落ち着きますようにと願っています。

海外にいると色んなことを考えさせられます。

本当に、世界が手をつないで、よい方向に向かって行けたらいいのにな。

ひとりひとりのレベルから、平和に向けての努力をしていきたいですね。























上海では。

2012-09-17 | 上海 * 暮らす
領事館より「不要不急の外出を控えるように」との通達もあったんで、週末は一歩も出ませんでした。

サッカーの練習も中止になり、子供らは「あーヒマだなー」って言いながらも二人で仲良く遊んでましたけど。

いつもの週末は私が住んでる古北では、石投げれば日本人家族連れに当たる!ってくらい多いんだけど、この週末は窓から見てもだーれも歩いてない。



あまりにヒマだったのでナナが主人と(私ではない)プリンを作り、おかげで金曜日に買いだめOK!にしておいたはずなのに、牛乳と卵がなくなる事態に\(;゜∇゜)/

で、主人に買いに行ってもらった。

ついでにクリスピードーナツも。

土日にずーっと家にいるという事は、朝・昼・晩×2日 → 6食作んなきゃいけないって事で、なんかご飯の片づけしながら次のご飯の事を考えてるって状態( ̄_ ̄)

サッカーもないので、なんだかダラッとして朝ごはんの時間も遅かったし、この時のひるごはんはドーナツに決定(笑)



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そんな感じで部屋の中は至って平和でした。

日本の皆さんご心配ありがとう。

ただし、外に出るとなるとそう呑気なことも言ってられません。



領事館近くのマンションでは「小日本の子供は出ていけ!」と言った嫌がらせヤジが飛ぶこともあったそう(怒)

集団で意見や主張を行うのがデモであって、非暴力に終わるのがデモであると思う。

暴徒化した一部のデモ参加者については、これはデモではないよね。

略奪とか放火とか、ましてや日本人の子供に罵声なんて、国際問題についてあまりブログで発言したくなかったけれど、ちょっとこれは黙っていられない。

自称、自分は日系スーパーで略奪した!という人は「最も愉快だったのは有名ブランドの腕時計を奪ったことだ」という書き込みをしたそう。



こういう事をするし、させるから中国人の印象が悪くなる一方なんだよね。

私が上海にいて触れる限りでは、中国人の個々はとても親切で愛情深い人たちです。

(おせっかいとも言うけど…)

本来は礼儀を重んじる人種であったものの、文化大革命ののちに古いものを廃絶せよ!という思想の改革が行われてから、要はよくわかんなくなっちゃった!という状態が少し前の状態。

だからモラルや礼儀の欠如とかの、日本人が「これだから中国人は…」という悪い印象が今のところ根付いてしまっている。

ただ既に、文明的な人に冷静な考え方というのは定着しつつあって、むしろ今回の暴徒・略奪には中国人からも反感の声が上がっています。



上海には本地人(もともと上海の人)と外地人(出稼ぎなどで来ている人)が混在していて、本地人はプライドが高くて「一緒にしないで」という意識があるみたいです。

で、本地人によると今回のデモの9割は外地人であるという。

大型バスでデモのスタート地に乗り付けていたらしい。

本地人は少し冷めた目で見ているようです。

参加した人も「打醤油(=自分には関係ないけど来ただけ)」と。(じゃあ行くなよ…って感じだけど)

ちなみに1万人規模だという広州のデモも、ほとんどは外地人だとのこと。

こういう冷静な考え方の中国人の意見が、もっと日本でも報道されるといいなと思います。



でね、ハッキリ言って野田さんに言いたいんだけど、中国に住んでいる日本人、とても怖がっています。

日本政府は、日本人や日本企業の安全の確保を要請…とか言ってるけど、ここは中国です。

まだまだそういう国だということ。

個人的に被害にあっている人もいます。

私も通学の地下鉄で、日本語を話したり日本語の携帯画面を人に見えたりしないように気を遣ってます。

一番我慢ならないのは、日本人の子供が嫌な思いをする事!

今後の国の関係がどうなるにせよ、そういう思いをした子供の、中国に対する印象はきっと変わらないでしょう。



今日と明日、北京・広州・蘇州の日本人学校は臨時休校になったそうです。

上海には世界初の日本人学校高等部があるのですが、スクールバスがないため危険との事で、ここも休校。

上海虹橋の日本人学校は今朝は登校しましたが、さっきニュースで明日はやっぱり臨時休校が決まったらしい。

15日予定だった浦東校の運動会が中止になり、いったん20日の半日だけ実施される予定になったけれど、これも結局中止。

虹橋の小学校の運動会は今週末(22日)だけど、これもどうするか検討中とのこと。



毎日体操着で登校して、一生懸命練習しているのに中止になったら可哀想だな…。



明日9月18日(満州事変の発端となった日)もっと大規模なデモが予定されています。



10時開始13時日本総領事館着

        人民広場→延安路→仙霞路→日本総領事館

       外灘陳毅広場→延安路→仙霞路→日本総領事館

       淮海路→東湖路→富民路→延安路(上海展覧館)→日本総領事館



毎日忙しい主人は今日も帰りが遅くなるみたい。

「ラーメンには気を付けて」で送り出しました(;´д`)ゞ





大学始まるの巻!

2012-09-11 | 上海 * 習い事(おとな)
昨日から大学の語言学期はじまりました☆

第1週は、自分に割り当てられたクラスに出席しつつ、他のクラスに出席してお試しもできる「試聴期間」。

もしレベルや雰囲気が合わないようなら、今週中なら変更が可能。

ちなみに物足りないようなら、試験を受けて、OKなら自分より上のレベルにも行けます。

テキストをみた限りでは、レベルは自分にあってるようだったので、とりあえず掲示板の同じレベルのクラスをざっと見てみると…



今の私の級って3つしかクラスがないのね(;´д`)ゞ

しかも精读(文法)のクラスは1週間のうち2日にまたがるから、セットで受けなくちゃならない。

そんな事情もあって、ある程度固定されるから、もぉ面倒だしクラスの変更はしないつもりだったんだけど。



月曜日、初日のクラスに出た私。

一応、ざっと予習したし、授業内容は大丈夫なんだけど、听力(リスニング)クラスがどうもしっくり来ない……( ̄_ ̄)

こういうのって先生との相性もあるよね。



で、全クラスの時間割とにらめっこしながら1週間分の予定を立てて、今週は他の听力も試聴してみる事に。

しかし、すると火曜日は一日中ぶっ通しで授業に出なきゃならないって事になっちまった!!Σ(゜д゜lll)



もちろん頑張って行ったけどね。折りたたみ座布団持って。

8:30から16:30まで。途中お昼1時間はさんだけど。

授業中は、まぁ面白いから大丈夫なんだけど、集中してないとたちまち聞き逃すから(講義ぜんぶ中国語だからね…)さすがに家に帰ってからグッタリ、ヽ`(~д~*)、ヽ`…(汗)

いやホント、全国の小中高生スゴイわ!

一日中よく勉強してられるな~

しかもその後、塾とか習い事とか行く子も、もっとスゴイ!



今度うちのお兄ちゃんには、もっと優しくしてあげよう(笑)



でも、一日授業に出たおかげで、听力クラスもすごく良い先生に巡り合えた♪

同じ内容やってるのに、先生が違うと内容も全然違うのね~。



精读(文法)は、エグいほどたっぷり宿題が出た( ̄_ ̄ i)



1単元の練習問題全部!

しかも宿題出たのは月曜日なのに、次の授業は火曜日だから一晩でやらなくちゃならないっていう…( ̄▽ ̄;)



しかも、予習してるのを前提で授業進めるから、もう月曜日は徹夜だよね。

新出単語なのに「はい、○○さんこの単語の意味を説明して」って(; ̄ー ̄A

もちろん中国語で説明。



そして「はい、じゃあこの単語で文章作って」って(; ̄ー ̄A (; ̄ー ̄A

で、なんとか作って言うと「まぁいいけど、中三クラス(中級の一番上のクラス)なんだからもっと複雑な文章じゃないと。」ってダメ出し~(; ̄ー ̄A (; ̄ー ̄A (; ̄ー ̄A



ヘルプミーっっ!!(。≧Д≦。)



そんな感じだけど、こちらもすごく良い先生で、あなたたちを鍛えるわよーっ!絶対中国語上達させるわよーっ!って意気込みがヒシヒシ☆

教え方も上手。

先生の性格も面白いし、それからやっぱクラスが上がると他の受講生のレベルが高くて刺激になるな~。

とくに欧米人はすごく喋れるからね。



この精读(文法)は、ここの中国語コースのキーとも言える教科で(授業数も多いし)この教科はぜひとも良い先生に当たりたかったので、良かった☆



まだ2日目なのに、なんかもう1週間分の体力使い果たした感じするけど( ;´Д`)

また明日も朝から頑張って行ってきまーす(^O^)/



音~yin~

2012-09-09 | 上海 * 外食
だいぶ前の話なんだけど、上海料理のお店行った時の写真が残ってたので、投稿☆



音、と書いて中国語読みのyin(イン)という名のレストラン。

とくに老坊子(ラオファンズ…昔ながらの建物)というわけじゃないんだけど、内装すごく雰囲気ある感じで、オサレ☆







前菜と、鳥肉をあまーく揚げ煮したものがメイン。

これおかずかと思ったら、下にごはんが隠されてて、カフェ風どんぶりだったo(^▽^)o

デザートはふるふるしたババロア風。



スパイスなんかで日本人の舌に会わない事はなかったけど、味はとっても濃いめで、ザ・上海料理って感じ。

美味しいけど、ちょっと甘すぎて1人前ツラかったかな(^◇^;)

ただ、上海料理って基本的にはこんな風に甘い&濃い感じなので、そういう意味では伝統的な上海料理。

あと、鶏は骨付なのも中国風。

100年前の上海の雰囲気を感じながら、上海料理を楽しむにはオススメのレストランです♪



音~yin~
衡山路4号領館広場2階(烏魯木斉南路)
TEL 5466-5070

トロフィー

2012-09-08 | 上海 * お買いもの(その他)
7月にチームで頂いたトロフィー。

普通ならキャプテンが代表して保管するというところだと思うんですが、上海だとそれもまた違う。

さすが中国、同じものがいくらでも作れちゃうの( ´ ▽ ` )

まぁ今回は、もともと大会がトロフィーを発注してる先で注文…という話なので、複製でも偽造でも何でもないのよ~(≧∇≦)

日本でもやろうと思えばきっとできるのよ~(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)

というわけで、うちのように数合わせのような選手でも、いっぱしにトロフィーがもらえてしまうわけです。


サッカーお世話役の私、サッカー仲間とともにトロフィー屋さんへ。









店頭、店内トロフィーやメダルがズラリ~☆

かたち見本だけじゃなくて実際に知ってる企業や団体名が入ったものもたくさん飾られてます。

なんとうちのチームのまで見本として飾られてた~(^◇^;)



店員さん、日本人の奥さん方が「トロフィー…」って言っただけで私らの目的すぐ分かって(みんなここに来るから、もう慣れっこ。)はいはい、じゃあ別室ね。って案内してくれました。

見本のオリジナルをもっていくんだけど、そうでなくても「あ、これうちがもらったデザイン!」とか、ズラリ並んだトロフィーからすぐわかる。

トロフィーに関しては、表と裏に貼る金属プレートの内容と、数量、大きさをまちがえなければOK。

問題は楯のほうで、当日頂いたオリジナルには、協賛企業などかズラリ書いてあるだけなんだけど、これがどうにでもなるので(笑)今回は協賛企業を消して、選手の名前と写真をいれる事にしました。

もらった賞とかもどうにでも変えられます…変えませんけど(笑)



担当のお兄さんも慣れてて、パソコンの画面でちょちょいのちょい、ですわ。

選手の名前とか写真はこちらからUSBにいれて持って行ったので、漢字が中国の字になったりしてないかのチェックを入念に。

画面上でドラッグしながら作るので、写真もうちょい下、とかも大丈夫。

数を確認して、内金を払ったら「1週間後にできるから取りにきてね」って。



で、仕上がったのがこちら~



子供たち待望の、トロフィー&楯。

写真が入ると、写真立てみたいな感じでも飾れるからとってもナイス~♪( ´▽`)

ちなみに、トロフィーは大会オリジナルよりも一回り小さいものにして90元。楯はオリジナルと同じサイズで45元。

さ、次の大会ではもっといい色のを目指して、頑張れっ!!




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