千葉県木更津市に鎮座する吾妻(あづま)神社を参拝する。日本武尊の妻・弟橘媛(おとたちばなひめ)を祀る神社である。木更津駅の北方にあり、駅から徒歩で22分ほどかかった。
日本武尊が相模から上総へ渡ろうとしたとき、海が荒れたため、妻の弟橘媛が入水し、海を鎮めたという伝説がある。
その入水した弟橘媛の袖が木更津に流れ着いた。よってその場所を袖ケ浦と呼ぶようになった。その袖を収めて祀ったのが吾妻神社である。
「吾妻」という神社名は日本武尊が「わが妻よ」と偲んだことに由来する。
ということで、由緒のある神社だが、普段は無人の神社で、木更津駅近くの八剱八幡神社が管理社となっている。ご朱印は、管理社で。
普段は無人だが、境内は清掃され、清々しい。




社殿の右手に鏡ヶ池がある。日本武尊はこの池の面を鏡として身なりを整えたとされる。また、弟橘媛が使った鏡を沈めたとも伝えられている。
今は修復され人工の池になっている。
