群馬県みどり市に鎮座する貴船神社を参拝する。ご朱印にもあるように、もとことはこの地域は大間々町だった。市町村合併でみどり市となった。
わたらせ渓谷鉄道の上神梅(かみかんばい)駅でおりる。横浜の自宅を出発してから4時間かかった。わたらせ渓谷鉄道には初めて乗車したが、緑一色の山間部をクネクネと走る路線である。
上神梅駅は、関東屈指のレトロ駅である。これは懐かしかった。小さい時に利用した駅は、首都圏でもこういうものだった。
貴船神社は、上神梅駅の対岸あたりにあるが、橋がない。遠回りして、U字形に歩くことになる。
駅から坂道を下り、貴船橋を渡る。
渡良瀬川。緑一色に埋もれている。大間々駅近くの高津戸峡は紅葉の名所である。
橋を渡り、上流方向へと坂道を上がる。貴船神社の鳥居が見える。
階段を上がる。横に自動車道があるので、そちらの方が楽で、安全だ。
社殿。956年、関東地方が干ばつに襲われたとき、山城国の貴船神社の祭神・高靇(たかおかみ)大神を勧請したのが始まりとされる。
社務所に上州神社めぐりのパンフレットがあった。「神玉巡り」という。七社で構成されている。貴船神社の他は、前橋東照宮(前橋市)、伊勢崎神社(伊勢崎市)進雄神社(高崎市)、榛名神社(沼田市)、中之嶽神社(甘楽郡)、冨士浅間神社(藤岡市)である。