ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

台北に舞う雪

2010年02月15日 | 映画(た行)
(原題:台北飄雪/SNOWFALL IN TAIPEI)
【2009年・中国/日本/香港/台湾】試写で鑑賞(★★★☆☆)


第22回東京国際映画祭 コンペティション出品作品。
傷ついた心で台北近郊の小さな町にやって来た大陸出身の女性シンガーと、天涯孤独ながら笑顔を絶やさない健気な青年。
異なる境遇にいる2人の淡い恋と成長を描いた切ないラブストーリー。

台湾北部の渓谷沿いの小さな町・菁桐=チントンで孤児として生まれ育った青年・モウ(チェン・ボーリン)。育ててもらった町の人たちに感謝しながら、みんなの雑用をこなす日々を送っていた。そんなモウの願いは、幼い頃に失踪した母親が戻ってきてくれることだった。そんなある日、ローカル線の終点でもあるこの町に、大陸出身の新人歌手メイ(トン・ヤオ)が降り立つ。新人賞を取り、大型新人として売り出し中だったメイは、突然声が出なくなり、誰にも告げずに台北を飛び出したのだ。町のカフェで酔いつぶれたメイをモウが宿に送り届けたことをきっかけに、2人は心を通わせるようになる。モウの一生懸命な温かさや、漢方医の治療も相まって、メイは少しずつ元気を取り戻していく。モウはメイに対して恋心を抱き始めるが、メイは好きだったプロデューサーであるレイ(トニー・ヤン)への想いを絶ち切れずにいた。そこへ芸能記者であるジャック(モー・ズーイー)が、失踪したメイを探して菁桐にやってくる…。



すごい地味だけど、ほっこり優しい物語。
常に画面のどこかに電車が走っているという、菁桐=チントンの町並みも風情があっていいです♪
それにも増して、この作品のカメラワークが微妙にツボに入ってしまいました♪
ちょっとした何気ないシーンでも、『わ~、こうしてあ~して、あ~なるのかぁ』って密かに感心しておりました。



表題である「台北に舞う雪」とは、祖母に育てられたモウが『お母さんはいつ帰ってくるの?』と聞いた時に、『台北に雪が降ったらね』と答えていたことに由来する。
それはあり得ないことの例え。
調べてみたら台北って亜熱帯気候の地で、冬でも10度以下になることが無い暖かい場所なんだね。
何かイメージ的には日本とそんな変わらないように思ってた。

ともやが意外とこのラブストーリーを好きだったのは、別に感動的な恋愛を描いていない所。
ごく普通の素朴な恋愛を描いているのだ。

あとこの町の行事で、明かりの灯った天橙を夜空に放つ場面。
日本でいう灯籠流しのような感じなのだが、それがまた幻想的でたまりません。

人は誰でも、誰かから必要とされている。
そんなメッセージの込められた、ほんわか物語です。

追伸。
新人歌手メイを演じたトン・ヤオは、中国で今注目を集める若手女優。
チャン・ツィイー(章子怡)に似てることから、「小章子怡」と呼ばれているらしい。
終盤、町の小正月のステージで歌声を披露するのだが、その時の衣装が天使の格好。
ともや、こういう格好に弱いんですww。
モーニング娘。の飲茶楼とか優香のGOOのCMとか(笑)。
天使系の映画も大好きなのだ♪

監督はフォ・ジェンチイ。

2010年2月20日公開
公式HP:台北に舞う雪


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台北に舞う雪
田代 親世
朝日新聞出版

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは~^^ (KLY)
2010-02-26 01:33:59
若手のイケメン&美人女優大集合な作品でした
ね。トン・ヤオはもちろん可愛いんですが、個
人的には『九月に降る風』にも出てた、ちょい
と個性的なテレサ・チーが好きかな~。^^
私はストーリー的にちょっとう~んって感じで
したが、それでも俳優が下手くそって訳ではな
いんで、今後他の作品を見る楽しみは広がった
感じです♪
返信する
若手 (ともや)
2010-02-26 17:26:15
こんにちは、KLYさん♪
これからを担う若手の俳優たちの映画でしたね。
チェン・ボーリンを含めて、今後が楽しみな面々ですよね。
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