(原題:THE FIENDISH PLOT OF DR.FU MANCHU)
【1980年・アメリカ】TVで鑑賞(★★★☆☆)
1913年にイギリスの小説家サックス・ローマーの生み出したシリーズを、ピーター・セラーズ主演でコメディ・タッチに映画化。
1933年。ヒマラヤのとある宮殿で犯罪組織サイ・ファン率いるフー・マンチュー博士(ピーター・セラーズ)の誕生パーティが開かれていた。今年で168歳を迎えるフー・マンチュー。その長寿の秘訣は、世界の秘宝とされているダイヤモンドなどをミックスして作られる、秘薬エリクシル・ヴァイタイを飲んでいるからである。しかし、部下の1人が大切なエリクシル・ヴァイタイを台無しにしてしまう。新しくエリクシル・ヴァイタイを作るために、フー・マンチューは強奪計画を画策する。瞬く間にフー・マンチューは、ワシントンで行われているレニングラード労働者展から、【レニングラードの星】と呼ばれるカナリア・ダイヤと、大英博物館からルルムルトゥルムルのミイラを強奪する。残された材料は、ロンドン塔に保管されている【ジョージ5世のダイヤ】。スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)では、警視総官らが【ジョージ5世のダイヤ】盗難を防ぐために、かつてフー・マンチューと対決して名を高めたネーランド・スミス(ピーター・セラーズ)を現場に復帰させる。かくして2人の天才による対決が幕を上げる…。
ピーター・セラーズの遺作となってしまった最後の作品。
東洋の怪人フー・マンチューと宿命のライバル・ネーランド・スミスの両方をピーター・セラーズが演じています。
善玉と悪玉を同じ人が演じると言えば、「オースティン・パワーズ」もそうですね。
世界で最も極悪非道の秘密結社サイ・ファンを率いるフー・マンチュー。
ピーター・セラーズのフー・マンチューはちょっとお馬鹿です。
失敗した部下に対して『お前ら全員1000円の罰金だ!』と言うフー・マンチューに対して、側近が『彼らは無給で働いているのでお金を持っていません』と言えば、『では罰金用の給料を払おう!』って。
フー・マンチューの部下は全員裸足っていうのも、細かいネタですね。
そして、フー・マンチューの好敵手となるネーランド・スミス。
芝刈り機が唯一の友達で、どこに行くにも芝刈り機欠かさない。
(これも何か元ネタがあるのかなぁ?)
【ジョージ5世ダイヤ】強奪をことごとくネーランドに邪魔されたフー・マンチューは、最後にこの芝刈り機を誘拐して、ネーランドが失意で寝込んでいる最中にダイヤを強奪する(笑)。
途中まではかなり面白かったんだけど、ラストにエリクシル・ヴァイタイを飲んで若返ったフー・マンチュ-が、プレスリーのような感じでロックな歌を唄って終了するエンディングは、シュールすぎて意味不明。
あまりに唐突すぎて『えっ?』ってなっちゃいました。
監督はピアス・ハガード。
■クリストファー・リーが演じるフー・マンチューはこちら
【1980年・アメリカ】TVで鑑賞(★★★☆☆)
1913年にイギリスの小説家サックス・ローマーの生み出したシリーズを、ピーター・セラーズ主演でコメディ・タッチに映画化。
1933年。ヒマラヤのとある宮殿で犯罪組織サイ・ファン率いるフー・マンチュー博士(ピーター・セラーズ)の誕生パーティが開かれていた。今年で168歳を迎えるフー・マンチュー。その長寿の秘訣は、世界の秘宝とされているダイヤモンドなどをミックスして作られる、秘薬エリクシル・ヴァイタイを飲んでいるからである。しかし、部下の1人が大切なエリクシル・ヴァイタイを台無しにしてしまう。新しくエリクシル・ヴァイタイを作るために、フー・マンチューは強奪計画を画策する。瞬く間にフー・マンチューは、ワシントンで行われているレニングラード労働者展から、【レニングラードの星】と呼ばれるカナリア・ダイヤと、大英博物館からルルムルトゥルムルのミイラを強奪する。残された材料は、ロンドン塔に保管されている【ジョージ5世のダイヤ】。スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)では、警視総官らが【ジョージ5世のダイヤ】盗難を防ぐために、かつてフー・マンチューと対決して名を高めたネーランド・スミス(ピーター・セラーズ)を現場に復帰させる。かくして2人の天才による対決が幕を上げる…。
ピーター・セラーズの遺作となってしまった最後の作品。
東洋の怪人フー・マンチューと宿命のライバル・ネーランド・スミスの両方をピーター・セラーズが演じています。
善玉と悪玉を同じ人が演じると言えば、「オースティン・パワーズ」もそうですね。
世界で最も極悪非道の秘密結社サイ・ファンを率いるフー・マンチュー。
ピーター・セラーズのフー・マンチューはちょっとお馬鹿です。
失敗した部下に対して『お前ら全員1000円の罰金だ!』と言うフー・マンチューに対して、側近が『彼らは無給で働いているのでお金を持っていません』と言えば、『では罰金用の給料を払おう!』って。
フー・マンチューの部下は全員裸足っていうのも、細かいネタですね。
そして、フー・マンチューの好敵手となるネーランド・スミス。
芝刈り機が唯一の友達で、どこに行くにも芝刈り機欠かさない。
(これも何か元ネタがあるのかなぁ?)
【ジョージ5世ダイヤ】強奪をことごとくネーランドに邪魔されたフー・マンチューは、最後にこの芝刈り機を誘拐して、ネーランドが失意で寝込んでいる最中にダイヤを強奪する(笑)。
途中まではかなり面白かったんだけど、ラストにエリクシル・ヴァイタイを飲んで若返ったフー・マンチュ-が、プレスリーのような感じでロックな歌を唄って終了するエンディングは、シュールすぎて意味不明。
あまりに唐突すぎて『えっ?』ってなっちゃいました。
監督はピアス・ハガード。
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■クリストファー・リーが演じるフー・マンチューはこちら
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怪人フー・マンチュー 女奴隷の復讐ジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
>公開順では『天才悪魔フー・マンチュー』が後になるが、撮影順による最期の遺作は1979年公開の『チャンス』。
そっか。
「チャンス」もまだ観たこと無いなぁ。
ピーター・セラーズの笑いは、けっこう好きなんですよね。
Wikiに
公開順では『天才悪魔フー・マンチュー』が後に
なるが、撮影順による最期の遺作は
1979年公開の『チャンス』。
ということでした。
ボケた執事役のピーター・セラーズが哀愁もある
コメディを演じていたのが印象的でした。