(原題:THE EXORCISM OF EMILY ROSE)
【2005年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★☆☆)
1976年に旧西ドイツで実際にあった裁判を題材にした法廷サスペンス(オカルト風味)。
この裁判で争われたのは、悪魔の存在の有無。
ある日、19歳の女子大生エミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)が、リチャード・ムーア神父(トム・ウィルキンソン)に悪魔払いの儀式を執り行われている最中に死亡した。ムーア神父は過失致死罪として起訴される。ムーア神父の弁護には、野心的な女性弁護士エリン・プルナー(ローラ・リニー)が担当することになる。エミリーは精神病で、薬の服用をやめさせたことが死亡原因だと主張する検事側のイーサン・トマス(キャンベル・スコット)に対し、エリンはムーア神父の真摯な主張をもとに悪魔の存在を証明していく…。
ホラー映画ではなく、オカルトを裁判で取り上げた法廷モノ。
結局は法廷で悪魔の存在を証明することはできなかった。
最初は出世のためにこの事件を弁護することになったエリンだが、やがてこの裁判を邪魔しようとする悪しき存在を肌で感じ始める。
個人的には、もうちょっと悪魔払いを科学的に説明するようなネタや、悪魔を断定させるネタなど、それぞれが提出する状況証拠にもっと肉薄して欲しかったなぁ。
そしてジェニファー・カーペンターの演技が地味に怖い。
でもかなり抑え目な演出なので地味レベル。
あまり脚色せずに事実ということを強調したかったからなのか?
それにしても彼女に取り憑いていた悪魔は6体。
【カインの内に棲んだ者!】
【ネロの内に棲んだ者!】
【ユダの内に棲んだ者!】
【レギオンの1人】
【ベリアル=よこしまな者!】
【ルシファー!】
何気に大御所がそろってるじゃないですか!
物語とは関係ないんだけど、悪魔を取り憑かれたまま死んでしまうと、取り憑かれた悪魔はどうなってしまうんだろう?
一緒に死んでしまうわけではないよね?
また別の人間に取り憑くだけなのかな?
悪魔払いも、払うだけで封印(浄化? 消滅?)するわけではないから、天使と悪魔の闘いは堂々巡りをしているってことなのかな?
監督はスコット・デリクソン。
追伸。
日本でもたまにあるよね。
狐憑きを追い払おうとして当人を殺してしまう事件が。
ああいうのも裁判は行われているんだよね。
それらは加害者の思いこみか、真実だったのかは分からないけど、弁護側は狐憑きが事実だった証拠を裁判官に提出してるんだよね。
土着的なモノだったり、インチキ霊媒師とか、いろんな要素を絡めて日本独特の雰囲気を持った作品が作れるんじゃない?
パクリ大好きでしょ、日本人。
こういうのをうまくパクらないと。
えっ、需要がないって?
じゃあ、しょうがないね、うん。
追伸2。
「Requiem」というタイトルで、この事件を題材をした映画がドイツで作られているらしい。
これは裁判に焦点を当てたものではなく、エミリーとその家族の絆を描いたモノらしい。
こういう作品はいろいろな視点から描いたモノを観てみたい。
でもドイツ映画だから日本でソフト化するかどうかも分からないね。
【2005年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★☆☆)
1976年に旧西ドイツで実際にあった裁判を題材にした法廷サスペンス(オカルト風味)。
この裁判で争われたのは、悪魔の存在の有無。
ある日、19歳の女子大生エミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)が、リチャード・ムーア神父(トム・ウィルキンソン)に悪魔払いの儀式を執り行われている最中に死亡した。ムーア神父は過失致死罪として起訴される。ムーア神父の弁護には、野心的な女性弁護士エリン・プルナー(ローラ・リニー)が担当することになる。エミリーは精神病で、薬の服用をやめさせたことが死亡原因だと主張する検事側のイーサン・トマス(キャンベル・スコット)に対し、エリンはムーア神父の真摯な主張をもとに悪魔の存在を証明していく…。

ホラー映画ではなく、オカルトを裁判で取り上げた法廷モノ。
結局は法廷で悪魔の存在を証明することはできなかった。


最初は出世のためにこの事件を弁護することになったエリンだが、やがてこの裁判を邪魔しようとする悪しき存在を肌で感じ始める。
個人的には、もうちょっと悪魔払いを科学的に説明するようなネタや、悪魔を断定させるネタなど、それぞれが提出する状況証拠にもっと肉薄して欲しかったなぁ。

そしてジェニファー・カーペンターの演技が地味に怖い。
でもかなり抑え目な演出なので地味レベル。
あまり脚色せずに事実ということを強調したかったからなのか?
それにしても彼女に取り憑いていた悪魔は6体。
【カインの内に棲んだ者!】
【ネロの内に棲んだ者!】
【ユダの内に棲んだ者!】
【レギオンの1人】
【ベリアル=よこしまな者!】
【ルシファー!】
何気に大御所がそろってるじゃないですか!
物語とは関係ないんだけど、悪魔を取り憑かれたまま死んでしまうと、取り憑かれた悪魔はどうなってしまうんだろう?
一緒に死んでしまうわけではないよね?
また別の人間に取り憑くだけなのかな?
悪魔払いも、払うだけで封印(浄化? 消滅?)するわけではないから、天使と悪魔の闘いは堂々巡りをしているってことなのかな?
監督はスコット・デリクソン。
追伸。
日本でもたまにあるよね。
狐憑きを追い払おうとして当人を殺してしまう事件が。
ああいうのも裁判は行われているんだよね。
それらは加害者の思いこみか、真実だったのかは分からないけど、弁護側は狐憑きが事実だった証拠を裁判官に提出してるんだよね。
土着的なモノだったり、インチキ霊媒師とか、いろんな要素を絡めて日本独特の雰囲気を持った作品が作れるんじゃない?
パクリ大好きでしょ、日本人。
こういうのをうまくパクらないと。
えっ、需要がないって?
じゃあ、しょうがないね、うん。
追伸2。
「Requiem」というタイトルで、この事件を題材をした映画がドイツで作られているらしい。
これは裁判に焦点を当てたものではなく、エミリーとその家族の絆を描いたモノらしい。
こういう作品はいろいろな視点から描いたモノを観てみたい。
でもドイツ映画だから日本でソフト化するかどうかも分からないね。
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見た時は物足りなかったのですが、あとからじわじわ、、良い映画だなぁ、と思っています。
6つの名前、確認したのですね?!
やっぱりすごい悪魔たちでしたね。
こちらに絞っても、映画化できそうですよね。
ジェニファー・カーペンターの絶叫シーン、
TBしました!
>やっぱりすごい悪魔たちでしたね。
大物ぞろいですよね。
こういう時の悪魔ってウソはつかないんですかね?
格下の使い魔なのに、『オレはサタンだ!』とか。
>ジェニファー・カーペンターの絶叫シーン、
ジェニファーはホント凄いですね。
彼女無くてはこの映画は成り立ちませんね。
でも実際のエミリーは、すごく可愛かったんですよ。
猫姫さまのところから飛んできました。
狐つきって低級の霊が憑くっていいません?
だからルシファーが彼女の中にいるということがびっくりでした。「そんな大堕天使さまがぁ」という感じで。
でも、法廷劇としてまとまっていたので満足な一本でした。
>「結論が出せないモノを裁判にかける」というのが凄くアメリカ的です(笑)
裁判大好きですもんね(笑)。
>以前「34丁目の奇跡」という、サンタクロースの存在を裁判で争うという映画がありました。
あぁ、ありましたね、サンタクロース裁判。
>宗教VS科学というと、直ぐ「X-ファイル」を思い出してしまいます。
ともやはおじさんなので「怪奇大作戦」を思い出してしまいます。
>猫姫さまのところから飛んできました。
はるばるいらっしゃいませ~!
>狐つきって低級の霊が憑くっていいません?
基本的に動物霊ですしね~!
>だからルシファーが彼女の中にいるということがびっくりでした。
>「そんな大堕天使さまがぁ」という感じで。
ね、すごい大物ですモンね。
ヤツらは彼女に取り憑いて何をする気だったんですかね?
話題にはなったけど、結局、ホラーなのか、裁判のドキュメンタリィなのかが、いまいちよくわからないんだよねぇー。
で、結局レンタルであっても借りないんだよねぇー。
新しいレンタル屋が出来て、新作が100円で借りれるのに。
ナルニアは借りたけど。
>結局、面白いの? この映画。
怖くはないけど、面白いよ。
そんなに目新しい視点ではないけど、オカルト現象がどう科学的に解釈・誤解されていくとか。
オカルト現象がこういう症例で説明できてしまうとか。
瀬名さんの小説「ブレイン・ヴァレー」的な面白さがあるかも。
>話題にはなったけど、結局、ホラーなのか、裁判のドキュメンタリィなのかが、いまいちよくわからないんだよねぇー。
一応両方かな。
オカルト現象を事例とした裁判のドキュメンタリー。
>で、結局レンタルであっても借りないんだよねぇー。
そういう作品はTVで放映したときにビデオに撮っておいて観る…っていうのがいいかもね。
>ナルニアは借りたけど。
どうもやっぱり触手が動かないんだよね、ナルニア。
ヒロイック・ファンタジー大好きなのに。
こんなに早くDVDで登場っていうのは、つまり劇場公開では全然もうからなかったから早くソフト化して元を回収してしまわないと…って裏事情が丸見えなんだよね。
TVで放映するのは半年後くらいかな?
>>
どうもやっぱり触手が動かないんだよね、ナルニア。
ヒロイック・ファンタジー大好きなのに。
それなり、よく出来てはいるよ。
原作を読んでいるかどうかで、反応違うかも。
・超メジャー原作→忠実再現度に注目→評価の視点がここのみになる?
最近の大物原作の映像化は、割とみんなこの視点になりがちなので、
「原作の映像化に対しての評価」と
「映画としての評価」
が混在している傾向が。
映像化に最新の注意を払うあまりに、
上映時間の加減やストーリーの流れのテンポ、
キャスティングなど、
映画としての要素に力とお金を掛けられてない気がする。
ナルニアも映像化の部分はそれなりに評価できるけど、
映画としては映像化するシークエンスの選択や時間を掛けるべきストーリーの要点などが、少し映画的ではないかも?
具体的にいうと、「それなりに面白い」んだけど「印象に残ってない」という映画。
シリーズが出てきて映像やパッケージングがよく出来てきたら、DVD購入を考える、
という枠かなー。
ロードオブザリングも、そう思いつつも、
コレクターズも含めて、最終的な購入には至ってないので、同じ運命もたどるかも。
何か足りないんだよ。「買いたい!」「手元におきたい!」っていうパンチ力が。どのカテゴリでもいいんだけど、その要素がねぇ・・・。
こんなに早くDVDで登場っていうのは、つまり劇場公開では全然もうからなかったから早くソフト化して元を回収してしまわないと…って裏事情が丸見えなんだよね。
TVで放映するのは半年後くらいかな?
>それなり、よく出来てはいるよ。
>原作を読んでいるかどうかで、反応違うかも。
ポッターもそうなんだけど、原作を読むまで時間を作れないんだよね。
>・超メジャー原作→忠実再現度に注目→評価の視点がここのみになる?
原作は原作の良さ。
映画は映画なりの表現があってしかるべきなんだけどね。
日本でも漫画のアニメ化の祭に必ず出てくる論争ですね。
要はイメージを壊さずに、いかに映像ならではのオリジナル要素を盛り込んでいくか。
>ナルニアも映像化の部分はそれなりに評価できるけど、映画としては映像化するシークエンスの選択や時間を掛けるべきストーリーの要点などが、少し映画的ではないかも?
この間観た「ブレイブストーリー」も同じ感じなんだよね、たぶん。
映像化する場面をバランスよくチョイスできずに、全体を通してすごい変な印象になってしまっている。
悪い物語ではないんだけど、ね。