ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

エンター・ザ・フェニックス

2006年12月13日 | 映画(あ行)
(原題:大【イ老】愛美麗/ENTER THE PHOENIX)
【2004年・香港】DVDで鑑賞(★★★★☆)


香港裏社会の跡取り問題や親子の絆を描いたアクション娯楽映画。

香港黒社会の二大勢力である赤義堂と四字頭会。25年前のある事件をきっかけに、この2つの組織は提携関係を結んでいた。その約束事とは、【赤義堂のボスであるホンの血筋がある限り、四字頭会は赤義堂に手を出さない】というモノ。しかし、ホン(ユン・ピョウ)の命はもうじき尽きようとしていた。ホンは義兄弟であるハチ(ロー・ガーイン)に息子がいることを告げ、彼を後継者にするよう依頼する。さっそくハチは、息子のキン(チャップマン・トウ)とホンの息子ジョージ(ダニエル・ウー)を探しにダイへ向かう。ジョージはゲイだったのである。ジョージは、親友のサム(イーソン・チャン)と一緒に暮らしていた。黒社会のボスになることが夢だったサムは、訪ねてきたハチに『自分がジョージである』と嘘をついてしまう。やがてホンはイキを引き取り、サムは赤義堂のボスを襲名することになる。ヤクザの跡取りになるのが嫌だったジョージは、サムの恋人という設定で一緒に香港にやってくる。ホンの葬儀の日、サムは四字頭会のボス・フォンの娘ジュリー(カレン・モク)に一目惚れする。そして、サムに敵意のある眼差しを向けるフォンの片腕チャウ(スティーブン・フォン)。かつて赤義堂との争いで父親を亡くしたチャウは、サムの命を付け狙うようになる。ジョージとは違い女好きなのにゲイの振りをしなければならないサム。ゲイのジョージに惹かれるジュリー。タイに残してきた恋人のフランキーに振られそうなジョージ。果たして、3人の恋の行方と組織の運命は? 



役者でもあるスティーヴン・フォンの初監督作品です。
それにしてもユン・ピョウは老けたなぁ。



ハチ役のロー・ガーインとキン役のチャップマン・トウの掛け合いが面白いこと面白いこと。
ホンの息子をどうやって捜したらいいか悩むキンにハチはこう言います。
『女を捜すならモンコック。ゲイを捜すならタイだ!』
えっ、そうなんですか?
あんまりタイ=ゲイってイメージはないんだけど、「アタック・ナンバー・ハーフ」とかってタイ映画だよね、確か。

主人公のジョージはめっちゃ格好良いんだけど、ゲイ。
こんな笑いが大好きなんだから、香港って。



笑わせるところは笑わせて、格好良いアクションはしっかりと見せる。
香港映画らしい香港映画です。



今回スティーヴン・フォンはヒール役です。
どうもチャウの手下であるこのヒゲのお兄さんは、名前からすると日本人みたいなんですよね。
倉田さんのように香港映画で活躍する日本人っていっぱいいるみたいです。



そして今回のヒロイン(?)を演じるカレン・モク。
劇中ではゲロは吐くし、アクションも無いし、あんまりヒロインっぽくはありません。
それでも可愛く思えるのは、カレン・モクの魅力の成せる業なのか?

制作総指揮を務めるジャッキー・チェンもチョイ役で出演。
そんな使われ方でいいの~?

監督はスティーヴン・フォン。

追伸。
香港の人って名前とは別の呼び方ってあるみたいですね。
今回の役でも、ジョージの本当の名前はホン・チーキだし、ジュリーはルイ・ユッワンっていう本名がある。
アメリカ人が名前を省略して愛称で呼ぶのとは、またシステムが違うみたいですね。


エンター・ザ・フェニックス

エスピーオー

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