ドリーム・クルーズ

（原題：DREAM CRUISE）
【2007年・アメリカ】試写会で鑑賞（★★★☆☆）

鈴木光司原作の短編小説「夢の島クルーズ」を映像化したホラー作品。
本作品はアメリカのＴＶシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」の１エピソード（60分）を、映画用（88分）に再編集した劇場公開バージョン。

主人公のジャック・ミラー（ダニエル・ギリス）は、少年の頃に弟のショーンを海で死なせてしまったことを気に掛けており、今でも悪夢に悩まされる日々を送っていた。東京の法律事務所で働く弁護士のジャックは、上司から顧客である斉藤英治（石橋凌）が契約不履行のトラブルに巻き込まれていることを知らされる。事態を収める打ち合わせのために、ジャックは英治に連絡を取るが、『クルーズに出かける間際だから、マリーナまで来るように』と言い電話を切ってしまう。仕方なくマリーナまで向かうジャック。そこで英治の妻である百合（木村佳乃）と出会う。ジャックと百合は暫く前から不倫関係になっており、そのことを英治は薄々感づいている模様。３人を乗せクルーザーは洋上に向かうが、スクリューに何かが絡みつきクルーザーは動かなくなってしまう。やがて日は沈み、漆黒の海に取り残されるクルーザー。スクリューを様子を見に海へ潜った英治の言動が、次第におかしなものになっていき…。



元々はアメリカのＴＶシリーズ用に作られた作品なので、全編英語です。
…なので、木村佳乃も石橋凌も英語バリバリです。
凄いなぁ。



本作品では【３人の人間がクルーザーで海に出かけ、そこで孤立する】という基本設定だけ活かして、大幅にアレンジが加えられている。
普段は幽霊をあまり見せない演出をする鶴田監督ですが、今回は見せまくりです！
３人を襲う幽霊ナオミを演じるのは、蜷川みほ。



割とオーソドックスな幽霊譚で、ラストのオチもおおよそ想像できたのですが、それでもホロリとさせられました。
この作品、アメリカ人がどんな感想を抱いているか知りたいですね～。
そして60分編集の「マスターズ・オブ・ホラー」バージョンも観てみたいなぁ。

監督は鶴田法男。

2007年５月12日公開
公式ＨＰ：ドリーム・クルーズ

ドリーム・クルーズ 劇場公開版 DTSスペシャル・エディション 角川エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

仄暗い水の底から（「ドリーム・クルーズ」原作『夢の島クルーズ』収録） 角川書店 このアイテムの詳細を見る

■「ドリーム・クルーズ」が収録された「マスターズ・オブ・ホラー」第２シーズンはこちら

13 thirteen DVD-BOX VOL.1 角川エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

13 thirteen DVD-BOX VOL.2 角川エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

Masters of Horror, Vol. 2（「13 thirteen」輸入盤サントラ） Original Soundtrack Downtown このアイテムの詳細を見る

■「マスターズ・オブ・ホラー」第１シーズンはこちら

マスターズ・オブ・ホラー DVD-BOX Vol.1 角川エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

マスターズ・オブ・ホラー DVD-BOX Vol.2 角川エンタテインメント このアイテムの詳細を見る

マスターズ・オブ・ホラー TVサントラ, マッドヴァイン, ノーマ・ジーン, イット・ダイズ・トゥデイ, フューネラル・フォー・ア・フレンド, アンドリューWK, アーマー・フォー・スリープ BMG JAPAN このアイテムの詳細を見る