(原題:THE IMAGINARIUM OF DR.PARNASSUS)
【2009年・イギリス/カナダ】完成披露試写で鑑賞(★★★★☆)
悪魔から「不死」を手に入れるために娘を差し出す約束を交わしたパルナサス博士
が、欲望を映す鏡の中の幻想世界で悪魔と最後の賭けに出るファンタジー映画。
2007年。1000歳になる科学者パルナサス博士(クリストファー・プラマー)を座長とする旅芸人の一座が、ロンドンの街にやってきた。座員はパルナサス博士を筆頭に、博士の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)、小人のパーシー(ヴァーン・トロイヤー)、曲芸師の若者アントン(アンドリュー・ガーフィールド)の4人。劇場仕立ての馬車で行われる出し物は、人が心に抱いている想像の世界を具現化してみせる「イマジナリウム」。観客は博士の瞑想に導かれて魔法の鏡を通ることにより、その向こうにある自分の想像上の世界を体験できるというモノ。のだ。しかし彼らに興味を持つ者は無く、たまに酔っぱらいの若者がやってくる程度だった。
実はパルナサス博士には、ある秘密があった。かつて博士は、人里離れた山中で暮らす偉大な僧侶だった。その気になれば世界を揺るがす力を持っていたのだが、博士は何かに脅えていた。やがて悪魔のMr.ニック(トム・ウェイツ)にそそのかされて下界に降りた博士は、一人の女性に恋をし、「不死」と「若さ」を手に入れるためにMr.ニックととんでもない約束をしてしまう。それは『生まれてくる娘が16歳になったら、Mr.ニックに差し出す』という契約。
パルナサス博士はヴァレンティナにその秘密を打ち明けようとするが、当のヴァレンティナは一座の生活に嫌気がさし、普通の家庭を夢見て劇団から逃げ出すことを考えていた。ある日の移動中、ヴァレンティナは橋の下に吊されていた謎の青年トニー(ヒース・レジャー)を発見し、それを助け出す。記憶を無くしていたトニーは、そのまま一座と行動を共にすることになり客寄せを手伝うことになるが、魅力的な容姿と巧みな話術が女性客に受け、「イマジナリウム」は盛況を呈するようになる。ヴァレンティナの16歳の誕生日まであと3日。パルナサス博士は娘を守るため、記憶喪失の青年トニーと共に、鏡の迷宮で最後の賭けに出る…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/dc/cd79ef7ae68e437ba1fa9a5e73a8d963.jpg)
わぁ~、これって完成披露試写で観たんで、もう3ケ月前のことなのね~。
待ちに待ったテリー・ギリアム監督の最新作が遂に公開。
2008年1月22日に、撮影中のヒース・レジャーが亡くなったというニュースが流れてきた時には、どうなるかと思ったけどね~。
過去に撮影中に主役が亡くなった作品と言えば、ブランドン・リー主演の「クロウ/飛翔伝説」(原題:THE CROW)がありましたね。
この時は、未使用映像やCGを使って、何とか作品に仕上げられましたが、今回は亡くなったヒース・レジャーの代わりをジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が演じるとのコト。
え~、顔も雰囲気も全然違う3人がどうやって? と思っていましたが、これは本当うまい設定を考えついたもんです。
ちなみにヒース・レジャーが亡くなったのは28歳。
ブランドン・リーも28歳で亡くなってるんだよね。
ただの偶然だと思うけど…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/f3/08decb58ef266030d6c1e9a353567ae1.jpg)
まさにテリー・ギリアムっぽい作品世界。
彼の作品「バロン」を好きな人には、たまらないんじゃないかなぁ。
もちろん「モンティ・パイソン」で育ったともやは、この世界観大好きです♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a3/dee929b9e6188164d49e7c0c37ff87b9.jpg)
1人目のトニーを演じるのは、ジョニー・デップ。
彼はギリアム監督の「THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE」に出演していたが、資金繰りが危うくなり映画は製作中止。
共に苦い経験を積んだ仲間なのですね。
だから当時「パブリック・エネミーズ」の撮影と重なっていたけれど、ヒースの代役を快く快諾したらしい。
この作品の撮影は1日半しか時間を取れなかったらしいんだけど、くぅ~、いい男だね~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/08/9dbf4b9d80516982023e9cef7b2e5c6b.jpg)
2人目のトニーを演じるのは、ジュード・ロウ。
ジョニー・デップだけでは撮影が足りず、ギリアム監督のオファーに応えたのが、生前のヒースと親交があったジュード。
ここでのトニーは、かなりコミカルな役柄です。
何となくピーウィー・ハーマンを連想しちゃいました(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/1f/fa0aef76f595558fadaa91c1a60f40f2.jpg)
3人目のトニーを演じるのは、コリン・ファレル。
「マイアミ・バイス」以来、出演作が日本にやってこないんで、久しぶりな感じ~♪
しかもヒースの代わりを演じたこの3人は、出演料をすべて2歳になるヒースの娘マチルダに贈ったっていう話。
「カリオストロの城」のルパン一味のような、さわやかな奴ら♪
もう何ていい男たちなんざましょ♪
ちなみにヒースが亡くなって代役を捜している時に、トム・クルーズが名乗り上げたが、『この役はヒースを理解している本当の友人に演じてもらいたい』とギリアム監督に断られたのは有名な話。
監督・脚本・製作はテリー・ギリアム。
2010年1月23日公開
公式HP:Dr.パルナサスの鏡
【2009年・イギリス/カナダ】完成披露試写で鑑賞(★★★★☆)
悪魔から「不死」を手に入れるために娘を差し出す約束を交わしたパルナサス博士
が、欲望を映す鏡の中の幻想世界で悪魔と最後の賭けに出るファンタジー映画。
2007年。1000歳になる科学者パルナサス博士(クリストファー・プラマー)を座長とする旅芸人の一座が、ロンドンの街にやってきた。座員はパルナサス博士を筆頭に、博士の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)、小人のパーシー(ヴァーン・トロイヤー)、曲芸師の若者アントン(アンドリュー・ガーフィールド)の4人。劇場仕立ての馬車で行われる出し物は、人が心に抱いている想像の世界を具現化してみせる「イマジナリウム」。観客は博士の瞑想に導かれて魔法の鏡を通ることにより、その向こうにある自分の想像上の世界を体験できるというモノ。のだ。しかし彼らに興味を持つ者は無く、たまに酔っぱらいの若者がやってくる程度だった。
実はパルナサス博士には、ある秘密があった。かつて博士は、人里離れた山中で暮らす偉大な僧侶だった。その気になれば世界を揺るがす力を持っていたのだが、博士は何かに脅えていた。やがて悪魔のMr.ニック(トム・ウェイツ)にそそのかされて下界に降りた博士は、一人の女性に恋をし、「不死」と「若さ」を手に入れるためにMr.ニックととんでもない約束をしてしまう。それは『生まれてくる娘が16歳になったら、Mr.ニックに差し出す』という契約。
パルナサス博士はヴァレンティナにその秘密を打ち明けようとするが、当のヴァレンティナは一座の生活に嫌気がさし、普通の家庭を夢見て劇団から逃げ出すことを考えていた。ある日の移動中、ヴァレンティナは橋の下に吊されていた謎の青年トニー(ヒース・レジャー)を発見し、それを助け出す。記憶を無くしていたトニーは、そのまま一座と行動を共にすることになり客寄せを手伝うことになるが、魅力的な容姿と巧みな話術が女性客に受け、「イマジナリウム」は盛況を呈するようになる。ヴァレンティナの16歳の誕生日まであと3日。パルナサス博士は娘を守るため、記憶喪失の青年トニーと共に、鏡の迷宮で最後の賭けに出る…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/dc/cd79ef7ae68e437ba1fa9a5e73a8d963.jpg)
わぁ~、これって完成披露試写で観たんで、もう3ケ月前のことなのね~。
待ちに待ったテリー・ギリアム監督の最新作が遂に公開。
2008年1月22日に、撮影中のヒース・レジャーが亡くなったというニュースが流れてきた時には、どうなるかと思ったけどね~。
過去に撮影中に主役が亡くなった作品と言えば、ブランドン・リー主演の「クロウ/飛翔伝説」(原題:THE CROW)がありましたね。
この時は、未使用映像やCGを使って、何とか作品に仕上げられましたが、今回は亡くなったヒース・レジャーの代わりをジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が演じるとのコト。
え~、顔も雰囲気も全然違う3人がどうやって? と思っていましたが、これは本当うまい設定を考えついたもんです。
ちなみにヒース・レジャーが亡くなったのは28歳。
ブランドン・リーも28歳で亡くなってるんだよね。
ただの偶然だと思うけど…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/f3/08decb58ef266030d6c1e9a353567ae1.jpg)
まさにテリー・ギリアムっぽい作品世界。
彼の作品「バロン」を好きな人には、たまらないんじゃないかなぁ。
もちろん「モンティ・パイソン」で育ったともやは、この世界観大好きです♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a3/dee929b9e6188164d49e7c0c37ff87b9.jpg)
1人目のトニーを演じるのは、ジョニー・デップ。
彼はギリアム監督の「THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE」に出演していたが、資金繰りが危うくなり映画は製作中止。
共に苦い経験を積んだ仲間なのですね。
だから当時「パブリック・エネミーズ」の撮影と重なっていたけれど、ヒースの代役を快く快諾したらしい。
この作品の撮影は1日半しか時間を取れなかったらしいんだけど、くぅ~、いい男だね~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/08/9dbf4b9d80516982023e9cef7b2e5c6b.jpg)
2人目のトニーを演じるのは、ジュード・ロウ。
ジョニー・デップだけでは撮影が足りず、ギリアム監督のオファーに応えたのが、生前のヒースと親交があったジュード。
ここでのトニーは、かなりコミカルな役柄です。
何となくピーウィー・ハーマンを連想しちゃいました(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/1f/fa0aef76f595558fadaa91c1a60f40f2.jpg)
3人目のトニーを演じるのは、コリン・ファレル。
「マイアミ・バイス」以来、出演作が日本にやってこないんで、久しぶりな感じ~♪
しかもヒースの代わりを演じたこの3人は、出演料をすべて2歳になるヒースの娘マチルダに贈ったっていう話。
「カリオストロの城」のルパン一味のような、さわやかな奴ら♪
もう何ていい男たちなんざましょ♪
ちなみにヒースが亡くなって代役を捜している時に、トム・クルーズが名乗り上げたが、『この役はヒースを理解している本当の友人に演じてもらいたい』とギリアム監督に断られたのは有名な話。
監督・脚本・製作はテリー・ギリアム。
2010年1月23日公開
公式HP:Dr.パルナサスの鏡
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