ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

パラノーマル・アクティビティ

2010年01月05日 | 映画(は行)
(原題:PARANORMAL ACTIVITY)
【2007年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆)


一組のカップルが暮らす一軒家で起こる出来事を追いかけた、フェイク・ドキュメンタリーのホラー映画。

デイトレーダーで生計を立てるミカ(ミカ・スロート)はビデオカメラを購入し、家の撮影を開始する。それは一緒に住んでいる恋人のケイティ(ケイティ・フェザーストーン)が夜中に変な現象が起きていると言い始めたからだ。霊現象など信じないミカは、このビデオで確実な証拠を捕らえようとしていた。変な現象は、怪しげなラップ音やドアが自然に動いたりと、頻繁に起き始めていた。2人は専門家に相談するが、『私は人間の霊の専門家で、悪魔に関しては専門外』と言われてしまう。ケイティはビデオを撮り続けることが悪魔を怒らせていると忠告するが、ミカはビデオ撮影を止めようとしない。やがて夜中にケイティが不穏な行動を起こし始め…。



鑑賞遍歴に偏りのあるともやは「ブレアウィッチ・プロジェクト」を観たことが無いんですが、それに部類されるフェイク・ドキュメンタリー。
わずか1万5000ドル(約135万円)の制作費で、1億ドル(約90億円)以上の興行成績を挙げる。
最初はたった12館のレイトショー公開が口コミで話題を呼び、公開5週目で初登場の「ソウ6」を押さえて全米1位を獲得してしまったホラー映画。



いや~、単純に怖かった。

これ、実は日本人が結構好きなタイプの作品だと思うんですよね。
「本当にあった怖い話」系の再現ビデオ。
劇中には怖い描写やシーン(そして衝撃のオチ)は一切存在していない。
肝となるのは、登場人物たちが感じている恐怖を、いかに観客に伝染させられているか。
これに尽きますね。
この登場人物たちが感じる恐怖の描き方が、すごく上手いんです。

これはともやのバイブルである小中千昭・著『ホラー映画の魅力 ファンダメンタル・ホラー宣言』にも書かれてありました。

ひとつ観ていて面白かったのは、アメリカでは「人間の霊」と「悪魔」はまったく別物として考えられていること。
日本の除霊師って「人間の霊」「動物霊」「悪霊」、隔たりなく扱うじゃないですか。
(『これは私の手には負えません』っていうケースもあるけど)
しかもアメリカの専門家って、除霊師とかではなく、あくまで霊の研究をしている教授っていうのが、これまた文化の違いだな~なんて感じちゃいました。

これはすでに続編製作が決定しているみたい(これだけヒットしちゃうと…ね)なんだけど、止めておいてほしいかもね。

監督・脚本はオーレン・ペリ。
全米興行成績:初登場48位→20位→5位→3位→1位→2位→5位→8位→ランク外
全米興行収入:1億350万ドル

2010年1月30日公開
公式HP:パラノーマル・アクティビティ


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■ともやのバイブル。結構面白いですよ

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