ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ともやのゆるゆる読書雑記2008年7~12月 その3

2008年12月29日 | BOOK
ここ数ヶ月の間に読んだ本第3弾です~♪

11冊目は、ディーン・クーンツ「チックタック」(上・下巻)。

チックタック 上 (1) (扶桑社ミステリー ク 1-12) (扶桑社ミステリー)
ディーン・クーンツ
扶桑社

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チックタック 下 (3) (扶桑社ミステリー ク 1-13) (扶桑社ミステリー)
ディーン・クーンツ
扶桑社

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不死身の悪魔人形が、人を襲う!?
新聞社を辞め、作家専業になったトミーの門出の夜、怪事件が起こった。
見知らぬ人形が彼を襲ってきたのだ!
夜明けまでに、トミーは殺される?
巨匠クーンツの傑作ホラー!


呪術をかけられた人形がひたすら追いかけてくる!
これぞクーンツの黄金パターンとも言える本作。
これは新作じゃなくて、今まで未翻訳の昔の作品みたいですね。

追われる者は、どう逃げるのか?
追う者は、どう追いかけるのか?
ワンパターンにならず飽きさせない手法は、毎回さすがです。

ツーンツに関しては、昔アカデミー出版の"超訳"シリーズで何作が出てたけど、ちゃんとした翻訳で出し直してほしいなぁ。

12冊目は、島田荘司「上高地の切り裂きジャック」

上高地の切り裂きジャック (文春文庫)
島田 荘司
文藝春秋

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腹を横一文字に切り裂かれ、内臓のかわりに石が詰め込まれた女優の死体が上高地で見つかります。
誰が、いったい何のために?
しかも、浮上した最有力容疑者には鉄壁のアリバイがありました。
100年の時を経て日本に甦った"切り裂きジャック"に、北欧にいる御手洗は電話による捜査で挑みますが…。
名探偵・御手洗潔が活躍する中篇集。


表題となった本作以外に、中編「山手の幽霊」を収録。
「山手の幽霊」は、まだ御手洗が横浜にいた時代の物語。
最近はずっと海外に行きっぱなしだからね~、御手洗くん。


やばい、他にも数冊読んだんだけど、飽きてきた(笑)。
やっぱりこまめに書いていかないとダメですね。
気が向いたらまた頑張ります~♪

ともやのゆるゆる読書雑記2008年7~12月 その2

2008年12月29日 | BOOK
ともやって読書するのは、移動中の電車の中なんですよね。
何故だか家では落ち着いて読むことが出来ない。
だから読みたい本はいろいろあるんだけど、消化しきれないのが実状。
とりあえず、好きな作家から読むので、読む本もかなり偏ってます(笑)。
ではでは、ここ数ヶ月の間に読んだ本第2弾です~♪

6冊目は、貴志祐介「硝子のハンマー」

硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)
貴志 祐介
角川書店

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日曜日の昼下がり。
株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。
エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には強化ガラス。
オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。
監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて…。
弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。


日本推理作家協会賞受賞作品。
貴志祐介といえばホラー作家と思っていたけれど、こういう作品も書ける方なのですね。
防犯コンサルタントの榎本というキャラクターがかなりいい感じで、シリーズ化も期待したいところです。
貴志さんの作品では「天使の囀り」が好き。
「黒い家」「十三番目の人格-ISORA-」「青の炎」など、映画化されている作品が多いけど、これは映像化難しいだろうなぁ。

7冊目は、ディーン・クーンツ「善良な男」

善良な男 (ハヤカワ文庫NV)
ディーン クーンツ
早川書房

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「ここに半分ある。残りは女がいなくなってからだ」
なじみのバーで、レンガ職人のティムは見知らぬ男から奇妙な言葉とともに封筒を渡された。
封筒には札束と、名前と住所を記した女性の写真が入っていた。
ティムは人違いで殺人を依頼されたことに気づくが、男は去っていた。
彼は標的の女性を探し出して警告するが、早くも二人に不気味な殺し屋の魔手が迫ってきた。
強烈なサスペンスが貫く逃亡と追跡のサバイバル・ゲーム。


クーンツの十八番である"追う者と追われる者"を描いたサスペンス。
今回はスーパーナチュラルの要素は皆無だけど、ぐいぐい読ませる力量は職人芸っすね~。
モダンホラーの名手として、スティーブン・キングと並べて語られることが多いクーンツだけど、ともやはクーンツの方が好き。
映像化されてる作品も多いんだけど、ことごとくつまらなくなっているのがたまに傷かな(笑)。

8冊目は、山田正紀「ゴースト」

ゴースト (講談社ノベルス ヤE- 8 創造士・俎凄一郎 第 1部)
山田 正紀
講談社

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霧雨そぼ降る深夜、一方通行の道路で、霊柩車が消えるという。
ケーキ・バイキングのさなかに毒殺された女、狭いビルの間にはさまれたまま死亡した少女、炎上する車に飛び込んだ男…。
都市伝説と異様な事件の多い蒼馬市の悪夢に、十年前に少年を轢き殺した男が事故の真相を追うなかで搦めとられていく。


幻想的で曖昧模糊とした現実で起きるミステリー。
こういう作品も山田正紀ミステリーの特徴になってきましたね。
これは綾辻行人"館シリーズ"のような展開になっていくのかな?
風水火那子シリーズ、検閲図書館シリーズ、神性探偵シリーズ。
そしてこの創造士・俎凄一郎シリーズと、いろいろとミステリーに重心が偏っているみたいだけど、ここらでガツンとしたSF作品が読みたいなぁ。

9作目は、石田衣良「灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI」

灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉 (文春文庫)
石田 衣良
文藝春秋

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池袋は安全で清潔なネバーランドってわけじゃない。
盗撮画像を売りさばく小学5年生が、マコトにSOSを発してきた。
"まだ人を殺してない人殺し"マッドドッグ相手にマコトの打つ手は? 
街のトラブルシューターの面目躍如たる表題作など4篇を収録したIWGPシリーズ第6弾。


「灰色のピーターパン」
「野獣とリユニオン」
「駅前無許可ガーデン」
「池袋フェニックス計画」
の4篇が収録された短編集。
トラブルシューターのマコトの元にはいろいろな人間が訪れる。
盗撮ビジネスのトラブルに巻き込まれた小学5年生。
兄の足を台無しにした男への復讐。
小児愛者の変態を捕まえる。
ホストにハマってしまった姉の救出。

この作品はTOKIO長瀬智也で映像化されているんで、このシリーズを読む時は、脳内でイメージ変換がスムーズに行われてますね。
もちろんGボーイズのキングは窪塚洋介っすよね。

10冊目は、小中千昭「ホラー映画の魅力 ファンダメンタル・ホラー宣言」

ホラー映画の魅力―ファンダメンタル・ホラー宣言 (岩波アクティブ新書)
小中 千昭
岩波書店

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『リング』『呪怨』…ホラー映画が人気を集めています。
ハリウッドからも注目され、『リング』がリメイクされたばかりか、ハリウッド版『呪怨』は日本版の監督自ら手がけることになりました。
ホラー映画はなぜそんなに人を惹きつけるのか。
『エクソシスト』から『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』まで、恐怖体験をたどりながら、ホラー映画の魅力を探ります。


脚本家として監督として活躍する小中千昭がまるまる1冊、ホラーについて語っていく本。
この本を読むのはもう5度目か6度目か。
定期的に読みたくなるんですよね。

過去の作品などを例に、ホラーの怖さや段取りを分かりやすく解説している、ともやのバイブル的一冊。
「リング」シリーズの脚本を手掛けた高橋洋「呪怨」シリーズの清水崇との対談も収録されており、これは何度読んでも面白いです。

ともやのゆるゆる読書雑記2008年7~12月 その1

2008年12月29日 | BOOK
読んだ本の紹介をさぼっていたので、一気に行っちゃいます!
ここ数ヶ月の間に読み終えた本を紹介。

まず1冊目は久坂部 羊「無痛」

無痛 (幻冬舎文庫)
久坂部 羊
幻冬舎

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神戸の閑静な住宅地での一家四人殺害事件。
惨たらしい現場と多くの遺留品から人の人格障害の疑いは濃厚だった。
外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。


ここ最近は好きな作家さんの本だけ読むスタイルが定着し、なかなかチャレンジしてなかったんですが、ちょっとタイトルに興味を惹かれて読んでみました。
いやや、かなり面白かったですわん。
主人公の為頼医師のキャラクターが面白い。
為頼はその人を見ただけで、その人物がかかっている病気が分かってしまう。
手術をして助かる病気か否かという部分までハッキリと分かってしまう。
しかも、顔を見ただけで殺人を犯すかどうかまで、為頼には分かってしまうのだ。

現在、この人の別の作品「破裂」を読んでいる途中なのだが、こちらも医療ミスを題材にした物語でなかなか面白し。

「無痛」に関しては、続編ができそうな終わり方だったので、シリーズ化してほしいなぁ。

そして2冊目は小野不由美「黒祠の島」

黒祠の島 (新潮文庫)
小野 不由美
新潮社

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「そう―ここは黒祠なのですよ」
近代国家が存在を許さなかった“邪教”が伝わる、夜叉島。
式部剛は失踪した作家・葛木志保の姿を追い求め、その地に足を踏み入れた。
だが余所者を忌み嫌う住民は口を閉ざし、調査を妨害するのだった。
惨事の名残を留める廃屋。
神域で磔にされていた女。
島は、死の匂いに満ちていた。
闇を統べるのは何者なのか?
式部が最後に辿り着いた真実とは。


小野不由美さんは「屍鬼」「東京異聞」を読んでますね~。
代表作である「十二国記」シリーズも読んでみたいのですが、ちょっと巻数が多いので躊躇してます(笑)。

一般常識が通用せず、昔の仕来りに縛られた土地というのは、それだけで、怖いですよね。

3冊目は山田正紀「雨の恐竜」

雨の恐竜 (ミステリーYA!)
山田 正紀
理論社

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先生が殺された。
現場に残されていた恐竜の足あと。
犯人は恐竜!? 
事件を追う少女たちが出会った思いがけない過去とは?


山田正紀は20年以上ずっと読み続けている大好きな作家さん。
今回は中学生の女の子3人を主人公にしたミステリー。
恐竜に掛けられた殺人事件の容疑を晴らすために、少女たちが事件の真相に挑んで行くというジュブナイル。
最近はミステリー作品が多いけど、ほんといろんなジャンルをオールマイティにこなす作家さんです。
恐竜を題材にした作品も多いです。
「竜の眠る浜辺」は文句無しの名作。

4冊目は夢枕獏「新・魔獣狩り11 地龍編」

新・魔獣狩り 11 地龍編 (ノン・ノベル)
夢枕獏
祥伝社

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「蓬莱山の黄金、鬼道の力、そして空海の秘法“四殺”を手中にした者が覇者となる」
野望を秘めた闘いは、空海を宿す魔人黒御所、最大の暴力組織の巨魁・白井狂風を軸に、熾烈化してきた。
精神ダイバーの九門と毒島、密教術の天才僧美空は、狂風を破滅させる鍵を握る男を訪ねるが、すでに敵の魔手が!
天下人秀吉、怪僧天海、奇人平賀源内までもが関係し、日本の覇権を巡る“闇の歴史”を生み出してきた空海の秘宝は誰のものに!?
読書界の人気を独占するスーパーノベルの舞台は、いよいよ決戦の地、東北へ。


このシリーズも長いですよね~。
もう30年掛かってるんだ~。
「新・魔獣狩り」シリーズでは11冊目だけど、その前の「魔獣狩り」「外伝」を含めると23冊目だもんね。
あとがきを読むと『残りは、あと一巻か、二巻』と書いてあるけど、獏ちゃんのことなのでどうなることやら(笑)。

5冊目は、松嶋初音の初著書となる怪談本「初音怪談 私と小さなおじさんのこと」

初音怪談 私と小さなおじさんのこと
松嶋 初音,木原 浩勝
角川グループパブリッシング

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中学三年生のある日、ビデオデッキの中にその人はいた。
それが「おじさん」との出会いだった……。
現役アイドルの怪体験を「新耳袋」の木原浩勝が聞く衝撃のコラボ本。


ミスマガジン2004審査員特別賞を獲得した松嶋初音
最近はグラビアより、女優&タレントとして活躍中。
人体模型が好きだったり、死体が好きだったり、ゲームが好きだったり、かなりアンダーグランドな趣味を発揮していたけれど、こんなに怪異憚を体験する霊感体質だったとは…。

表題にある小さなおじさんを始めとして、語られる数々の怪異。
この"小さなおじさん"って、他にも語っているタレントの人いるよね。
これは偶然なのか?
でもこれだけ、語られているってことは、いるんだろうねぇ、小さなおじさん。
ともやも見てみたいな~。