ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ハイテンション

2007年01月21日 | 映画(は行)
(原題:HAUTE TENSION)
【2003年・フランス】DVDで鑑賞(★★★☆☆)


殺人鬼によってさらわれた友人を救出するため、決死の戦いを挑むヒロインの姿を描いたスプラッター・ホラー。

女子大生のマリー(セシル・ドゥ・フランス)は、試験勉強に望むため親友のアレックス(マイウェン)の実家に泊まり込むことになった。アレックスの実家は人里離れた場所にあり、静かな環境は勉強にもってこいの場所だった。その夜、怪しげなトラックがアレックスの家にやってくる。車から降りてきたのは作業着を着た中年男性(フィリップ・ナオン)だった。男は瞬く間にアレックスの両親と弟を惨殺していく。マリーは危険を察知して、物陰に隠れ難を逃れる。殺人鬼は捕まえたアレックスをトラックに積み込み連れ去ろうとする。マリーは、アレックスを救うために殺人鬼の隙を突いてトラックに潜り込むが…。



フランス映画では珍しい、スラッシャー映画です。
物語冒頭の流れは、ともやの大好きな作家ディーン・クーンツの「緊迫 インテンシティ」にそっくりなんですよね。
最初はクーンツの原作なのかと思ってました。



CGを使わず、特殊メイクだけで作りあげた惨殺シーンは、ちょっと職人芸って感じで見所たっぷりです。
特殊メイクを担当しているのは「サンゲリア」「地獄の謝肉祭」のジャンネット・デ・ロッシ。
こういう作品のメイキングって、見ていてホント面白いです。
わぁ、こんな風に作ってるんだぁ…って。



物語序盤の殺人鬼に見つかるんじゃないかっていうドキドキ感はすごく面白いです。
でもオチがなぁ。
ミステリー小説などではよく見られるオチではあるんだけど、この作品はそんな小細工をせずにストレートなオチにした方が絶対よかった。
意外な展開にしたかったって意図は判るんだけど。
あのオチにしたことで、序盤のストーリーが一気に矛盾だらけになってしまって、「ハイテンション」のハズなのに「ローテンション」に(笑)。



劇中には出てこないイメージカット。
まぁ、シリーズ化はしないだろうけど、もったいないなぁ。

監督はアレクサンドル・アジャ。


ハイテンション アンレイテッド・エディション

角川エンタテインメント

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